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重要でないことを、思い切って捨てる勇気

が、抱えている仕事がごちゃごちゃになってしまう時には足りていないのだと思う。

「重要でない」には2種類あって、本質的に必要がないものと、些細で優先度が低いものとがある。個人的には、前者は思い切って捨ててしまい、後者は必要に迫られるまで後回しにしておけばいいと考える。

本質的に必要でない、は例えばメールやチャットに不具合がないとわかっているのに、追加で電話や口頭で確認を入れることなど。急ぎのために相手に念押しする場合を除いて、この行為は捨ててしまっていいはず。「○○さんはあんまりメール見ないから……」いや、連絡手段にならないのなら(仕事でそれはどうかと思うが)、事前に確実な連絡方法について握り合いをし、時間やルールを決めておくことだ。「あんまり見ない」という曖昧で気分的な他人の要素に、仕事を進める側の人間が振り回される必要はない。そのための会話、コミュニケーションは捨てずに大切にすればいい。

些細で優先度が低い、は期限がなかったり、過去の資料を整理して見やすくしたり、まだストックが切れていない文具の予備を買ったりすることなど。こういった「ちょっとしたもの」に気を取られていてはせっかくのやる気がもったいないので、忘れるか忘れないか程度に頭の片隅に追いやる、少なくともToDoリストからは外しておくと身軽になれる(頭軽?)。これを空でやるのが苦手であれば、実際にToDoリストとそのうちやることリストに分けて書き出すと多少はすっきりするだろう。

ところで、「メールがついたか電話を入れる」だとか、「書類のハンコの向きに気を遣う」のような、業務のためにはまったく必要ないのに粛々と守られている職場の慣習や謎ルールに辟易する方もおられるでしょう。しぶると、上から「あたたかみがないな~」と冷や水を浴びせられるかもしれない。そんなときは、仕事に関係ないはずのことに親しみや親近感を求める感情や、本来必要ないのに抱えてしまった罪悪感を捨ててしまおう。

そんなの冷たい? 仕事なのだからビジネスライクに、淡々と。同じ利益を追求する戦友として、成果をあげて笑顔を交わしましょう。

#これからの仕事術

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