正しいスイスワインの楽しみ方 (スイスでワイン造ってるの? #56)
今回はスイスワインのエバンジェリスト(新世紀エヴァンゲリオンとちゃうで)ヘルベティカ森本が「正しい」スイスワインの楽しみ方を伝授致します〜
まずはソムリエナイフで抜栓(ばっせん)。
ナイフはラギオールの鹿の角のものを使うこと。
決して酒屋のおまけでもらったようなコルク抜きを使わぬこと。コルクをクンクン嗅いでカビ臭がしないかどうかチェックすること。
グラスはリーデル、ザルト、ロブマイヤーなどのハンドメイドのワイングラスを使うこと。
おもむろにボトルの底を掴み、片手で滝のようにグラスに注ぐこと。
絶対にビールのお酌のように両手を使わぬこと。グラスに鼻をつっこみクンクンと香りを嗅ぎ、「うーむ、スイカズラの香りがする」など嗅いだこともないような花や植物の名前でコメントをすること。
次にグラスをクルクル回し、「おお〜っ、香りが開いてきた〜」と目を閉じ、一人悦に入ること。
一口飲んで「飲み頃はあと2年、いや3年後かな〜」と必ず難しい顔をして、ちょっとネガティブなコメントをすること。
ここまで読んで「えっ、マジで」と思われた皆さん。
ご安心ください。
世の中に多くいる自称ワインマニアのように、たいそな*お作法に従う必要はぜんぜんないで〜
おっきがーるに!
若井小づえ・みどり**ではありませんが、堅苦しく考えずにお気軽に飲みましょう!
気軽に飲みたい時に飲みたいものを飲みたいように飲みたいだけ飲めば「いいんです」(ジョンカビラ風)
えっ、それ言うたら終わりやん(笑)
ちゃんと続きがあるねんで〜
最後まで読んでや〜
ペアリングのすすめ
お気楽にワインを飲めば良いのですが、ぼくの可愛い娘たち(ワインの事です)をアホみたいにガバガバ乱暴に飲まれるのはおとーちゃんとしては忍びないので、みなさんにひとつワインの楽しみ方を。
それが「ペアリング」です。
「出た〜、やっぱりワイン難しいやん」って言わんといて〜
ワインを飲んでからお料理を口に入れる、お料理を口に入れてからワインを飲む。
それぞれ、どう感じるか意識してみて下さい。
ワイン単体、お料理単体では感じられなかった味や香りがしませんか?
ワインの味が良くなったり、お料理の味が引き立ったり、はたまたその反対だったりします。
なっ、食事が楽しなるやろ!
ワインもお料理も両方良くなる組み合わせを「マリアージュ(結婚)」と言います。
みなさんも是非、銀婚式、金婚式を迎えられる組み合わせを見つけてみてや〜
離婚に至るペアリングもワインの楽しみの一つやで。
慰謝料払わんでエエし。知らんけど(笑)
スイスワインとのマリアージュ
スイスワインに合うお料理はなんと言ってもスイス料理!
しかし!実は和食に良く合うんです!
懐石とかプロのお料理である必要はありません!
肉じゃが、筑前煮、玉子焼き、ポテサラといった家庭料理でいいんです〜
いっぺん試してみて〜
ヘルベティカ森本のスイス料理のレシピはこちら
スイスワインのお求めはこちら
グラスは選んでな
最後にお願いが一つだけ。
グラスは選んでくださいね〜。
「お気軽にって言うたのに、グラス選べって、ぜんぜんお気軽ちゃうやん!」という声が聞こえてきそうですね。
別に高価なワイングラスで飲んでくださいって言っているわけじゃありません。
なるべく薄手の胴が丸いグラスで飲んでみてください。タンブラーやマグで飲むのとは格段にちがいまっせ〜
ワイングラスを持ってらっしゃらない方へのおすすめは百均で売っている薄張りグラス(写真)です。
これなら酔っぱらって割っても気にならないし、数も揃えることができます〜。
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