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双極症 ~診断されるまで時間がかかる病気~



こんにちは。
みなさん、体調はいかがでしょうか。
本日は双極症の基本的なこと、双極症と診断されるまでの家庭を私の経験談を踏まえてお伝えしていきたいと思います。

診断が出るまで時間がかかる

 私が双極症と診断されたのは今年、令和6年5月10日のことでした。診断に至ったきっかけは、受診した医療機関を変更したから。それまでの私は以前の病院でうつ病と診断され、約2年半もの間、抗うつ薬をはじめとした薬を内服し続けていました。
 受診する医療機関を変更したのも、ただの偶然です。通っていた病院の担当の先生が体調を崩され、復帰の目処がたたないと言われたがためです。
 双極症が最初の段階でうつ病と診断されることはよくあることで、正確な診断がおりるまで平均7年以上ともいわれています。そう考えると、2年半で正確な診断がおりた私は早い方なのかもしれません。

うつ病から双極症と診断されて

 うつ病から双極症と診断名が変わって、特段私自身に大きな変化はありませんでした。処方された薬の内容が変わったので、その副作用(食欲増進、体重増加)に悩まされることはありましたが、入院することになった7月までは特に問題はありませんでした。
※入院のことについてはまた後日、お話させてください。

 ですが、今思えば「あの時の状態は軽躁状態だったなぁ」と思うことは多々あります。軽躁状態は本当に本人はもちろん、家族も気が付きにくくて傍から見たら活き活きと活動していると思われやすいんですよね。私の家族も当時は無趣味の私に趣味ができたと喜んでいました。これまでの人生を振り返ってみても私は何かにハマってはかなりの金額を使い、冷めるということを繰り返してきました。これらがすべてが双極症の軽躁の症状かはわかりませんが、可能性の一つとしてあげられるかもしれません。

疑問に感じたら医師に相談してみて

 双極症は100人に1人の割合でいるといわれています。うつ病が100人に3〜7人といわれているので頻度は少ないように思えます。ですが、こちらのデータはきちんとした調査が行われていないこと、そして、うつ病と診断されていたが実は双極症だった、といったことがあるため、割合はもっと高い可能性があります。実際、欧米ではもう少し高い調査結果が出ており、歌手のマライア・キャリーさんも自身が双極症であることを告白しています。
 双極症であるかどうかを確認するためには、医師に相談してみることが一番です。うつ病だと診断されているにも関わらず良くならない、逆にテンションが上がり過ぎて家族や知人から心配されているなどの症状がある場合は一度相談してみて良いと思います。
 軽躁状態で周囲の声を素直に聞くのはかなり難しいと思います。私も双極症と診断される前、実の母に指摘されていましたが激怒したことを覚えています。今思えば、あの時素直に話を聞いていれば、その後に続いた大きな散財を避けられたのかなと後悔しています。
 そんな後悔をしてしまう前に、ぜひ一度かかりつけ医に相談してみてくださいね。

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