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2024/09/03

こんばんは。
お盆明けから仕事に対するモチベーションが全然上がらない人です。
皆さん、仕事に対するモチベーションってどうやって上げているのでしょうか?
社会人になって4年くらいなのですが、年々仕事に対する熱というものがなくなっていて、なるべく目立ちたくない、なるべく喋りたくないといった感じで、最低限ラインを望んでいる現在である(ただお金はメッチャ欲しい)
転職すればいいじゃんと思うかもしれないが、やりたい仕事がない、というか働きたくない。
別にやりがいは求めてないし、新人でも輝けるとか、プロジェクト任せてもらえるとかは求めてない。
穏やかに、目立たない、マイペースにできる仕事がしたい。

先日、映画「夜明けのすべて」を鑑賞した。
主人公は、PMS(月経前症候群)を抱えた女性とパニック障害を患った男性。
2人とも以前は大手の会社でバリバリ働いていたが、今は病気が原因で小さな会社で働いている。
それぞれが抱えている病気のことは知らなかったが、あることがきっかけでお互いの病気を知ることになる。
病気は思うようにはならないが、お互いに助け合える部分はある。
二人が再生していく物語。
公開当時、少し気になっていたので、地元のミニシアターで再上映してくれることとなり、足を運んだ。
正直、この後に見る予定だった「52ヘルツのくじらたち」を目当てに見に行ったのだが、こちらの映画の方が"当たり"だった。
途中、泣くような場面ではなかったのだが、心の中から何かが込み上げてきて涙が止まらなかった。
全体的に綺麗な映画でとても落ち着いて映画だった。
PMSもパニック障害もなったことが無いので、実際にどのようなものか詳しくは知らなかったが、映画をみる限りとても大変そうだった。
症状を自分でコントロールできない、電車などに乗れない、治すのに10年くらいかかる。
ちょっと軽い気持ちで考えていたことが恥ずかしくなる。
映画の内容としては、主人公二人がお互いの病気のことを知り、少しずつ理解し、助け合う、再生の物語なのだが、心がホッとするような映画だった。
人生は苦しいが、いつか救いはある。明けない夜は無い。
原作とストーリーや設定が違うらしいが、映画の2時間弱という尺で小説を完全再現というのは難しいと思う。
原作は原作、映画は映画。原作と違うものでも良いと思う。
映画としての「夜明けのすべて」は傑作だと思う。
今、原作の方も読んでいるが、こちらもとても面白い。
映画には無い描写であったり、異なる設定のおかげで、また別の「夜明けのすべて」という作品に出会えている気がする。
本当に観て良かった作品だった。

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