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この街の、この想い出。


今日は、今晩は、ハタマタおはようございます。セオです。皆さまいつもnoteもお読みいただきありがとうございます。


今日は町おこしについて‥、いや観光業、いやいや地方創生‥そんな雰囲気の言葉で表される地方の成長や頑張りについてちょこっとお話してみようかと思います。私は高校を卒業と同時に家を出て、早くも11年。大学に通うには無理のない距離だったのに、家を出ました。憧れの一人暮らし、新幹線に徒歩10分で乗れる場所、今思い返してもとても魅力的で、地元に比べてものすごく便利だったと思います。ただ、幾度となく押し寄せる「寂しさ」や「不安」、どことなく「地元に帰りたいなぁ‥」と思う気持ち。私のように「地元に帰りたい」と思える地元愛着人間(仮)と、「新しい場所、新しい友達が一番」の地元愛着なし人間(仮)の気持ちの差って何だろうか、と最近考えてみたんですけど、私はこれが全て「想い出」に繋がっているではなかろうかと思うのです。今日はそんなところから話が始まります。


皆さんは「町おこし」って聞くとどんなイメージを持ちますか?私は高校生の時に「環境」という名前の授業があって、その名の通り水質汚染の話だったり絶滅危惧種や地球温暖化のこと、最近よく耳にするSDGsの話だったりを学ぶ機会がありました。進学コースだった私は正直環境の授業は「箸休め」くらいに思ってた部分もありましたが、とある出会いで大きく変わります。高校1年生の頃に参加した「森の聞き書き甲子園」です。

全国から集められた100人の高校生が、日本中の森や海、自然と共に生き環境に携わっている「名人」と呼ばれる人々を訪ね、自然や文化、暮らしに触れるというものです。参加者に選ばれると東京での研修に参加できることもあり、東京に憧れていた私は即立候補。無事100人の高校生の1人に選んでもらえました。


私が訪れたのは広島県三次市にある『みらさか竹工房はなかご』。竹細工職人の男性の元に話を伺いに行きました。10年以上前の記憶なので正直曖昧なところもありますが、「この技術を自分の世代で終わらせるのは惜しい」という言葉を聞いて自分が竹細工職人として生きていきたい!!というのも思ったんですが、そうじゃなくてこの伝統を、この技術を次の世代に伝えていくこと、語っていくことが必要なんだと思い始めました。その時に選んだ手段が「映像」として伝えていくというものでした。


高校3年生になった私は「私のまちの宝物コンテスト」という地元の良いところや祭り、頑張ってる人々なんかをテーマに映像を作るというコンテストに参加することになりました。なりましたっていうのも変な話なんですけど、これも環境の授業の一環で、何チームかに分かれて色々なプロジェクトに挑戦!というものだったのですが、私は長いこと聞き書き甲子園絡みのことをしていたせいか既に走り出していたどこのプロジェクトにも入れず‥。母校が3年連続賞を取っていたので「もう取れないだろ‥」と言われるこのコンテストにやむを得ず参加したという経緯があったのですが、最優秀賞こそ取れなかったけれど特別賞をもらえて、授賞式にも参加できたしそこそこ立派な賞をもらえました。当時仲の良かった友達と2人でアフレコやら撮影やらに行ってとても楽しかった。


こんな経験を経て私が思うのは観光は外の人に見てもらわないといけない!ということです。結局のところ、身内で片付けてしまう問題ではなく外の人から評価してもらって、実際に足を運んでもらうところまでが最も重要。「こんな建物があるよ!」「こんな景色が見れるよ!」っていうのは、へぇ〜そうなんだぁ〜くらいにしか思わないし、それって結局どこか胡散臭いと思われている気がして。そんなのどこでも見れるじゃん!じゃないけど、元からそこにあったものに付加価値をつけて、小さな歴史やどこにでもありそうな景色をどうにか大きく見せようとして、そこがあたかも特別な場所だと思わせる魔法みたいなものですよね。It's magic。


ただ、それが面白いんですよ。

今まで何ともなかった歴史や環境が再びクローズアップされることでもしかしてこれってすごいことなんじゃね!?って思える。それはすごい。すごいことだと思う。私は自分の住む町で思い出される思い出の場所、思い出のものが今「観光」として人々の目に触れ、そこを訪れた人たちのまた思い出になっていくこのループをすごく面白いと思っていて、地元愛着人間な私は「これを見てくれ!なんとこんなにすごいんだ!」っていうのをあたかも宝物のように伝えていきたい。伝統も景色も歴史も環境も。この町にあるあらゆるもの全てを、私がいなくなった後も、私が生まれ変わった時も同じように残っていて欲しいなんて大袈裟なことは言わないけれど、誰かの特別な町になればいいなと思います。



さて、今後の展望を少しお話します。まずは実績をしっかりと積んで、テレビに出たいです。すごいざっくりしましたがテレビに出たい理由は色々とあって、まずは認知度を高めたいということ。次に、色々な方に出会いたいということです。これがしたいんです!と相談があったときにこれだったらあの人!と思えるように人脈を広げておきたいというのが大きな理由です。自分が知らなくても相手が自分のことを知ってくれていたら良い縁になると思いますし、そのための周知の方法としてテレビに出たいなと思っています。どんな番組に出れるか、どんなふうにお役に立てるかは分かりませんが今までの経験と実績、そしてこれから作っていくものをしっかりと積み重ねて大きくなりたいですね。言霊。やる気めちゃくちゃあります。各位宜しくお願い致します。


そして最後に。私が「まちのディレクター」という肩書きで、地元で遊んで地元で学ぶ「バイス企画」を立ち上げた大きな理由。誰かの特別な場所を別の誰かの思い出の場所にするために私はこれからも進んでいきます。



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