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ビジネスモデル転換

こんにちは!
足立佑介です。

NETFLIXのビジネスモデル転換

NETFLIXの成長については、以前Noteでも投稿していた。

ただ、ここ最近ではその成長に陰りが見え始めているようだ。

■2022年4~6月期(第2四半期)決算 
 売上高  79億7014万ドル/1兆1000億円(8.6%増)
 純利益  14億4095万ドル/  1993億円(6.5%増)  
 ※いずれも前年同期比

決算では増収増益している。だが、有料会員数が3カ月で97万人減少し、6月末時点での有料会員数は2億2067万人。2四半期連続のマイナスとなったようだ。

2020年の有料会員数の伸びは前年同期で19.4%増、2021年度末にも16%増だったので、明らかに成長に陰りが見え始めている。

これを受けてNETFLIXは、今後の戦略として2023年初めに、低価格プラン(但し、広告が流れる)を導入するとのこと。

この戦略及びビジネスモデル転換は、「大幅な会員増のフェーズ」 から、「会員数維持のフェーズ」  に移行したとの見方もあるものの、

2022年の世界人口79億5400万人に対し、2億2067万人の会員数というのは、普及率2.7%となり、イノベーター理論でいえばまだアーリーアダプターのレイヤーである。

一般的に、商品普及には初期市場であるアーリーアダプター(オピニオンリーダー)を押さえるべきといわれている。

この初期市場(~アーリーアダプター)と、メインストリーム(アーリーマジョリティ~)の間には、キャズム(深い溝)があるため、普及率34%のアーリーマジョリティのレイヤーまでは、大幅な会員増のフェーズといきたいものなのだが、なかなかそうはうまくいかないようだ。

広告が流れる低価格プランの導入によって、有料会員数と売上高を同時に伸ばす戦略がどこまで功を奏するのか。

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