見出し画像

私の文章はつまらない〜コンプレックスを乗り越えろ!〜

初めまして。微熱と申します。(体が弱くていつも微熱してます)

先日、大学の心理学部でお世話になった教授と会う機会があり、そこで、コンプレックスをどう乗り越えるかという話になりました。

多くの人が(私も!)ブログをより楽しく、できれば毎日続けたいと思っていると思います。でも、それがなかなか難しい。口でいうほど簡単ではないですよね。

その話をすると、教授曰く、コンプレックスが邪魔をしているのではないか、それを克服さえすればブログの更新は思いのまま!

だって誰かに命令されたわけじゃないでしょ?やりたくて始めたんだもの。やりたいことは、人間、できるようになってる

なるほど

早速、どういうことか細かく聞きだしてきました(お時間ありがとうございました)。

一言でまとめると

【コンプレックス=本当に劣等感を持っている要素】を人に話すと、自然とそれに対する免疫力がつく

ということ。

例えば、自分のスタイルが悪い(太っている、足が短い、頭が大きいなど)と思っている人は、卑下でもなんでもなく

「わたしはスタイルがわるいの。それがコンプレックスなの」

と言ってしまうということです。

すると、案外スッキリして、そのコンプレックスに対する免疫力が強くなる。
そして、コンプレックスで悶々としていた時よりも、より『平気』な状態に近づく、というものです。
ところが多くの人が(私も!)それを隠したり取り繕ったりするわけです。だからコンプレックスが猛威をふるってメンタルは傷む・・・。

だから、わたしもこれを機に試してみようと思います!よろしければぜひ読んでみてください。

わたしは、私の書く文章はつまらないと思っている。つまらないから誰も読まないだろう、と。このコンプレックスは小学校高学年の時に生まれた。小学校低学年の時、私は読書や習字(特に楷書)がとても好きだった。言われなくても本を読んだし、図書館に通い自分で本を選んでいた。その頃、漫画以外の本を自主的に読む子はまだ少なかったので、得意だった。良く褒められた。みんなの前で紹介されることもあった。作文や感想文などを書くと決まって賞をとった。校内のものもあれば、中部地区など大きな作文や弁論大会での賞をもらうこともあった。私はわたしには書くための才能が備わっているのだ、と強く自覚していた。

しかし、小学5年生くらいになると、わたしは読書にも楷書にも興味を失った。これと言った理由はなく、単に別のものが好きになったのだけれど、わたしは何か自分の才能が遠のいてしまいそうで怖くなった。慌てて図書館に行って本を見ることもあったが、どれも興味を持てなくて手ぶらで帰ってくることになり、自分に失望したのを良く覚えている。
私と入れ替わるように、小学高学年になって文章に興味を抱き始める女子がちらほらでてきた。彼女たちはお互いに文芸グループのようなものを作り、自由帳に書いた文章や挿絵を交換しながらお互いに読みあっていた。私はそのグループに入りたい、関わりたいという思いに背くように自分に言い聞かせた。

彼女たちに私のような本当の才能はない。私の入る場所じゃない

彼女たちを否定することでなんとか自尊心を保っていたと思う。

その後、中学生活に入り部活に夢中になるうちに、そのプライドさえもいつしか消えていて、気づいたら高校1年生になっていた。本はほとんど読まず制作なんてまるでしていない私の前に、作家志望の女子生徒Kちゃんが現れた。彼女はモダン文学から明治大正の文豪作品まで、先生もびっくりするほどの量を読破しており、作文コンテストでは思うままに賞を得ていた。私は、そうか、才能というのは「好き」が必須なのだな。読むことも書くことも。そこですっかり「文章を書くのが得意な自分」はお預けになってしまったのだった。

ところがその5年後、また書くことになる。就職活動をしているうちに、ひょんな事から出版社の編集部を受けることになったのだ。
相当難しいということで、あらかじめ何か対策は立てられないか、と考えた。恐縮ながらも知り合いの編集者の方に作文を添削してもらうようお願いした。
大学のレポートなんて比じゃないくらい。今までにこんなに心血を注いだことがあるかというほど夜も眠らず書いた。書いて、直して、直して、また書いた。何度書いてもどうしてもうまくいかなくて、それでも書いた。編集者の方にはどうしても「すごい!」「面白い!」と言って欲しかった。そうでないと、私の今までの文との歴史が(大げさな)、消えてしまうように思ってものすごく焦った。タイピングする手には冷や汗をかきっぱなしだった。どうしてあれほど必死だったのか、今でもわからない。
ある日、意を決して下書きをお見せした。
するとこのようにいわれた。
「全体的にすごくつまらないけど、死ぬほどわるくはない」。
なんだかめちゃくちゃおかしくなって、大笑いしてしまった。彼は私が傷つくと思っていたようだったので、面食らっていた。

私もそう思う。私の文章は、全体を通じて別に面白くもなんともない。けれど、結局、それを機に再開した。今も書いている。

死ぬほど悪くはないわ

自分に言い聞かせながら


今、書けなくて困っているだれかのために送るには、なんだか味気無いエールかもしれないけれど。まずは、自分の文章に対するコンプレックスを声に出して認めてみてください。もしよければ、noteに書いてみてください!(私もまだ書く予定です)

そして、でも乗り越えてやるぞ、とつぶやいてください。

わたしだって、「すげえ!」「面白い!」っていう文章、目指す気まんまんですから。


最後まで読んでいただきありがとうございます。次回もお時間あるときに覗いてみてください(๑˃̵ᴗ˂̵)微熱より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?