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【イベント紹介】国際協力×ビジネスは世界のトレンドになりつつある!?

very50は3/30(火)の19時~20時30分で社会起業家のプラットフォームカンパニーであるボーダレスジャパンさんと大学生向けの共催イベントを実施します。

タイトルは「世界のトレンドから見据える国際協力×ビジネスのススメ」ということで、国際協力キャリアを考えている大学生にぴったりのイベントとなっています。

今回はそんなイベント開催に向けたvery50の思いとイベントの内容を少し紹介したいと思います!

目次
■世界で戦える「自立した優しい挑戦者」を育成したい
 -「自立した優しい挑戦者」とは?
 -国際協力人材に必要なこと
■国際協力×ビジネスの可能性
 -世界で広がる国際協力×ビジネス
 -国際協力キャリアの1つの選択肢
■国際協力を志す学生へ

■世界で戦える「自立した優しい挑戦者」を育成したい
 
very50は、「自立した優しい挑戦者を増やして、世界をもっとオモシロク」をミッションに掲げて、様々な実践型プログラムを提供している認定NPO法人です。東南アジアを中心に活動をしている社会起業家を発掘、支援、協働をしている国際協力団体でもあります。そんなvery50が今回のイベントにかける思いを紹介させていただきます!

-「自立した優しい挑戦者」とは?

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 まず、very50が掲げている「自立した優しい挑戦者」というコンセプトですが、これは私たちvery50が様々な活動の中で出会ってきた主に2種類の人々に影響を受けたものです。
 1つは上の図で「GREED」としている人々です。この人たちは、優秀で社会の中で意思決定をしたり、様々な変革をもたらすスキル・実力を持っている人々です。しかし、社会全体や世界全体、環境など自らが及ぼす広範囲な領域には興味がなく、独善的な動きをとるため、社会構造の歪みや社会問題の根源を作ってしまっています。最近こそSDGsやEDG投資など、社会全体に目を向ける姿勢が浸透してきましたが、社会全体ではなく自分自身や自社の利益のみに目がいってしまっている人々は少なくないと感じています。
 もう1つは「DREAMER」と呼んでいる人々です。これはSDGsなどに強く関心を持ち、社会を変えたい、貧困層を救いたいなどの高い志はあるものの、スキルが不足しており、社会の中で評価されなかったり、実際に人々を動かすというところまで行けず、何も成し遂げられないということに陥ってしまいます。
 この2種類の人々に多く出会ってきた中で、本当にこれからの社会を変えるのは自らの道を切り開ける「自立」スキルと、独善的ではなく社会全体に目を向けられる「優しい」志の双方を持ち合わせた「自立した優しい挑戦者」であると信じています。

-国際協力人材に必要なこと
 
特に、国際協力を志している学生さんに多いのが「DREAMER」タイプだと感じています。実際に現地に行ったり、何かアクションを起こすという行動力がある分、現場に行ってみて実力不足を感じたとなることが多いように感じます。ここまでは学生時代の経験として非常に重要な経験だと思うのですが、このような経験をした多くの学生さんが実力をつけるために一般企業への就職を目指すようになってしまうことが大きな問題だと感じています。
 もちろん一般企業への就職が悪いというわけではありませんが、このようなキャリアを歩んだ95%の人がこの業界に戻ってこないというのが個人的な体感値です。

 だからこそ、スキル・実力をつけながら志に従って仕事をする「国際協力×ビジネス」の形をもっともっと認知度を高めていこうと考え、今回ボーダレス・ジャパンさんとの共催イベントを行うことにしました。

■国際協力×ビジネスの可能性
-世界で活躍する国際協力×ビジネス
 
また、今回のタイトルにもあるように「国際協力×ビジネス」は徐々に世界のトレンドになりつつあります。
 BoP層(Bottom of Pyramid:所得ピラミッドの最下層の人々)向けビジネスやソーシャルビジネスと言われる形で、世界中で様々な国際協力×ビジネスが展開されるようになっています。これはSDGs、ESG投資の流れもありますし、多くのモノや情報があふれる中で、本当に意義のあるビジネスの紡ぐストーリーやビジョンが将来的な可能性として認められてきているとも言えると思います。
(本イベントではこのような世界のトレンドになっているような事業の紹介もしていきます。)
 今回、スタッフの方に登壇していただくWASSHAさんは、タンザニアの未電化地帯にエネルギーを届ける事業を通して構築したネットワークを用いて、販路開拓・マーケティングのビジネスを行っています。

-国際協力キャリアの1つの選択肢
 
このような世界のトレンドがある中で、学生の進路は国連やJICA、開発コンサル、NGOだけではありません。日本の中だけでもマザーハウスユーグレナなど有名な国際協力×ビジネスの企業が新卒の採用を行っています(海外に目を向ければさらに多数の選択肢があります)し、ボーダレスジャパンさんのように国際協力×ビジネスで「起業」という選択肢も1つになってくるかと思います。
 本イベントではこのような国際協力キャリアを目指す学生を対象に、起業家、事業開発責任者、人事といった様々な関わり方のゲストから実際の現場や仕事の様子を聞くことが出来るイベントになっています。
 今や世界のトレンドとなっている国際協力×ビジネスという選択肢をもう一歩具体的に考えてもらうためにも、実際に働いている方々からのお話はとても参考になる内容かと思います。

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■国際協力を志す学生へ
 かつて国際協力業界で就職活動をしていた自分としては、個人的にとてもうらやましい時代が来たなと感じています。もちろんコロナの影響で多くの国際協力活動が制限されている中ではありますが、修士を取らなくても、国際機関や政府機関でなくても、国際協力に関わるという選択肢が広く用意されている時代になってきました。
 そんな中で重要なことは「国際協力のキャリアを諦めない」ということです。まだまだ学生のもとにはこのような世界中のトレンドや社会の変化というのは情報として届いていないと思います。そんな中でも「何としてでも諦めない」という思いで情報を探す人には、必ず道が開かれると言えるほど間口は広がってきました。
 だからこそ、「諦めない」ための良質な情報と、学生のうちに少しでもスキルを鍛えて自分自身に自信をつけておくことが重要だと思います。良質な情報は今回のイベントから、そしてvery50では大学生を対象にスキルを鍛えるための無料で提供している実践型プログラムLiD(Leadership in Developing countries)から吸収してもらえたらと思います。
 これからの世界を担っていく「自立した優しい挑戦者」となる国際協力人材のみなさんをこれからも応援していきます!

イベントとLiDの情報は以下からご覧ください。

認定NPO法人very50
2008年創業、高校生から社会人までを対象に社会問題を解決しながら学ぶ実践型プログラムを提供
Mission▶︎自立した優しい挑戦者を増やし、世界をもっとオモシロク
Webサイト▶︎「very50」で検索
Mail▶︎info@very50.org