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はたらくとは?なんのためにはたらくのか?

こんにちは!VFJ2期生、菅原工業(株)の岩本です。

早いもので、社会人として働き始めてから2ヶ月が経とうとしています。
正直あっという間で、とても濃い毎日を過ごしていると感じています。

着任してからは、人事部として、主に次年度の内定者の学生のみなさんのフォローを担当しています。
つい3ヶ月前まで、選考される側だった自分が、選考する会社側の立場となり学生のみなさんと話していること、とても不思議な感覚です。

仕事の中で学生のみなさんと話していると、「はたらくって一体何か?なんのためにはたらくのか?」と自分自身考えることが多くあります。

今日はそのことについて、会社が進めている事業のことを踏まえて考えてみます。

学生の時に思っていた「はたらく」

ちょうど1年前のこの時期、東京で就職活動をしていたとき、私は面接や履歴書の志望動機の最後でこんなことを書いていました。

自分自身を成長させ、お客さまの役に立ち、御社の売上に貢献していきます。

自分がお客さま(クライアント)を助けたり、価値を提供するその対価としてお金をいただく。そしてそれが会社の利益となる。
このようなイメージでした。

学生の私の「はたらく」の中で出てきた視点は、「自分」「クライアント」「会社」の3つだったと思います。

仕事を初めて2ヶ月経って思う「はたらく」

2ヶ月地方中小企業で社会人、そしてVFJ2期生として仕事をしていて思うのは、「自分」「クライアント」「会社」に加えて、その先に「地域」「社会」というのがあるということです。

今、私の部署では新規事業として、地域の人事部の事業を行っています。
地方では人口減少による労働力不足が進んでいます。
気仙沼にも大学がないため、若い人材は進学と同時に仙台や東京などの都市部に流出してしまいます。
都市部の人財に地方の中小企業が1社でアプローチをかけるには、コストもお金もかかり、接点をもちづらいという課題があります。
そこで、地域で人財を採り、育てるという地域の人事部という仕組みが必要
となってくるのです。

なぜ、建設業を行っている会社が、地域の人財獲得の事業をやるのか?

弊社の人財獲得だけでもよいはずです。
その理由の根底には、「会社は地域に生かされている」という考え方が
あるからだと思っています。
株式会社菅原工業は1965年の創立から土木工事を担ってきました。
土木工事は、道路や水道管、ダムなどいわば人々が暮らすために必要なものをつくる仕事です。
ゆえに、そこに人が暮らしている限り存在価値があります。
しかしそこに住む人がいなくなれば、需要はありません。
だからこそ、会社だけではなく、地域の人口減少も他人事ではなく、自社の課題なのです。
地域のために、相手のためにやることは回り回って自分のためになるのです。

「自分」「クライアント」「会社」の先にあるもの

今私がいる立場での仕事では、「地域」「会社」「クライアント」「自分」という4つの視点で成り立っています。

そしてこの地域の人事部という事業が上手くいけば、「地方の人口減少・労働力減少」という社会問題にも一石を投じられるかもしれません。

ここからもわかるように、出てくる視点は「自分」「クライアント」「会社」に加え、「地域」そして「社会」もあると感じています。
社会人として、働いている今思う「はたらく」は相手のためであり、地域のためであり、未来のためであり、そして巡り巡って返ってくる自分のためでもあるかもしれません。

みなさんのはたらくにとって「はたらく」とはどういうものでしょうか...?

私も自分自身にこれからも問いかけながら進んでいこうと思います。

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