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25歳 スラム街のカフェでウェイターをやっていました 今は広告業界にいます 記事は読み…

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25歳 スラム街のカフェでウェイターをやっていました 今は広告業界にいます 記事は読みやすくなるよう定期的に修正を加えます 超絶不定期更新

マガジン

  • OUTLINE series

    色鉛筆、クレヨンで輪郭をなぞる。 子どもの絵の無秩序さが時に恨めしく、構図や知識がノイズとして積み重なった今の自分に必要なのは、そのフラストレーションを解放する術だった。本展の中で最もインテリア的でプロダクトとして意識した作品になる。絵は飾る、そして見ることが前提にあるが、ストレス発散のための絵が額縁に納められているのは我ながら滑稽で、どこまでも愛せる。パッケージングされたストレスに、私は価値をつけた。 この絵を見て「なんか、これくらいなら私も書けそう」と思ってもらえたらとても嬉しい。その一歩で絵なんて描けるし、その感情がニュートラルでも誰も咎めない。行動に目的がないことを誰にも咎められない。その無秩序は本当に心地よい。 引用 「個展 輪郭(2022)」

最近の記事

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    • 坂本龍一 Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 を南町田に見に行ったんです。とてもいい音響の映画館で。俺はあの枝のような手指を眼に焼き付けて二度と忘れないだろうし、あの音で耳に蓋をしたまま死にたいと思った、割と本気で。幸せだったな

      • 愛と尊敬と欲望

        広島で生まれ、8月6日に被曝体験をした三宅一生が、8月5日に亡くなったのは、輪廻のように巡り巡る生と死ではなく、結ばれた「縁」のようなものを感じてしまう。 その訃報が公に発表されたのは8月9日。彼は生前原爆のエピソードを口にしたがらなかった。そして今、口を開かずにそのメッセージを伝えられるようになった。 被曝に限らず、三宅一生はプライベートを公にはしてこなかったが、影響を受けたアーティストやデザイン思想については語り続けてきた。 彼のデザイン思想には、ISSEY MIYA

        • 「ペット」

          我が家のラブラドールレトリバーが本日10/30 08:30ごろ、肺炎で亡くなり、目の光が消えていく瞬間を見た。泣きすぎて頭が痛いが、目の前で年老いた相棒が生を全うしたこの体験を踏まえて、動物の幸福についてつらつらと意見を述べたい。幸福に考えるためにも、まずは「動物愛護」と「動物福祉」という言葉の定義を再確認する必要がある。 一般的にもよく使われる「動物愛護」(動物福祉と比較して13.4倍の検索数がある:Googleトレンド 2022/05/21)はヒト主体で動物を捉え、共に

        OUTLINE001-30

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        • 坂本龍一 Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 を南町田に見に行ったんです。とてもいい音響の映画館で。俺はあの枝のような手指を眼に焼き付けて二度と忘れないだろうし、あの音で耳に蓋をしたまま死にたいと思った、割と本気で。幸せだったな

        • 愛と尊敬と欲望

        • 「ペット」

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          1本

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          血の通った言葉

          大学生の頃、フィルムの現像をしに行った時。久しぶりに出かけたので少しお洒落をして向かった。いつも現像してくれるおじいさんとおばあさんに「かっこいい服着てるねぇ、俳優さんみたいだよ」と言われ、照れながらフィルムを渡す。1週間後、現像した写真とデータを受け取りに行くと「店を色々整理したいんだけど、この辺のアタッチメントとか使わない?」と言われた。趣味で自己満足の領域を出なかったカメラだったから、残念ですけど、大丈夫ですと断った。 数ヶ月後、久しぶりに写真を撮ったので現像しに行くと

          血の通った言葉

          「食の歴史」の読書感想文(後編)

          おはようございますこんにちはこんばんは 後編です。 読書感想文って2部構成だっけな?僕の要領のなさ? 内容要約(後編) 第3章から第6章にいたるまでの81ページ、およそ2000年間の殆どがヨーロッパにおける食の変遷です。 いかに世界の中心にあったのかが分かります。 もちろんヨーロッパと他国は貿易やフロンティア開拓で繋がり、新しい動植物、新しい調理法によって交流があり、技術発展の進む国では流行が生まれます。 大学の美術学にて、ピクチャレスクの講義を受けました。観光が普及

          「食の歴史」の読書感想文(後編)

          「食の歴史」 の読書感想文(前編)

          無職3か月目です おはようございますこんにちはこんばんは この夏、皆さん何をしますか? 僕は読書感想文を書きました。 皆様で赤ペン先生してください。 今回は著者ジャック・アタリ、訳者は林昌宏 「食の歴史」を読みました。めっちゃ転寝しました。 ジャック・アタリ(77)は予言者として有名なのですが、長い過去と現在のデータを提示して未来を警告しています。この数々の推測が的中しているので予言者なのですね。 その情報収集量と適格な指摘は、現代社会が抱える課題の重要性を私たちに

          「食の歴史」 の読書感想文(前編)

          ヴィーガニズムとの共生について

          友人(仮)がヴィーガンになったらしいです。 彼女の言い分はこう。 「ヴィーガンは道徳」 「私がストーリー(インスタグラム)に動物性不使用の食事を載せるのは褒めてほしいからじゃない。動物の命を頂かなくても生きていけるよっていうことを知るきっかけになればいいと思うの」 「動物園の動物達は本来生きるべき世界から連れ去られ、動物園という狭い世界に閉じ込められている」 「スーパーに並んでる肉は動物の死骸だよ?ホルモン剤まみれのだよ?」 「肉食より菜食の方が圧倒的に植物を無駄に

          ヴィーガニズムとの共生について