『化粧をする理由は同じだった』
私の旦那は、よく化粧をする。
今でこそ男性のお化粧がそこそこ世の中でも認められてきた感じはするけど、ほんの10年前とかは「気持ち悪い」のひと言で終わらせられるコトのほうが多かった。
それを旦那に言うと「(`・ω・´)旦那はいつも世の中の先をいくの」と得意げな顔をするから、私みたいな狭苦しい心の人間はつい、イラァ…としてしまうのだけど、まあ、それはいい。
旦那に訊いてみたことがある。
なんで化粧をするの?と。
「(´・ω・`)違う自分になりたいから」
たったそれだけ。それだけの理由。
たとえばライブの日。
気合いを入れなきゃいけない日。
人は、普段とは違う自分になりたがる。
化粧を施したり、お気に入りの一張羅を引っ張り出したり、髪を染めてみたり。
眼鏡をやめて、コンタクトにしてみたり。
“いつもの自分“じゃない自分を、演出したがる。
それは、男と女も変わらないんだな。
と旦那を見ていて思った。
私にとって、化粧は戦闘前の儀式みたいなもの。
化粧をすることで、人前でも堂々としていられる自分になる。
私は外が嫌いだ。
だから、外に行くときは必ず化粧をする。
防具というより武器。
戦うための道具のひとつ。
普段のウジウジした自分に蓋をして、誰の前でも引かない自分になる。違う自分に変わる。
私は私を愛しているけど、それだけで日々を過ごせるわけじゃない。
「(´・ω・`)嫁はあんまり化粧上手くないよね」
「( ゚д゚)そうか、そんなにリコンされたいか」
「(´・ω・`)?なんで?褒めてるんだけど」
全く褒められてるように聞こえなかったので、私がプリプリしていると、旦那は当たり前のように言った。
「(´・ω・`)だって、全部を作り替えなくても、そのままの自分で戦えるってコトでしょ」
大して変わらない化粧後の私を鏡越しに見ながら、羨ましそうに旦那は言う。
そんなもんかね、と返事をしながら、もうリコンする気は失せていた。
\配信やるよ〜!/
ヤスさんとの配信ライブ、ついに今週です!
実は前日の金曜日はSUPERBEAVERのライブ観にいくんだ……私。
テンション高くてウザかったらすみません(笑)
もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。