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デュッセルドルフでEUブルーカードを取得しました〜申請から受け取りまで〜

はじめに

みなさんこんにちは。Ramawayです。
今日は夫が取得したEUブルーカードについて記事にしたいと思います。

ビザに関する記事は以下でまとめていますので是非ご覧ください。

【免責事項】
・日本国籍を持っている方が読む前提でこのブログを記載しています。
・この記事は個人の体験をもとに記載をしていますので、必ずしも正確性を保証するものではありません。
・最新の情報を知りたい方はドイツ連邦共和国大使館の公式HPなど、各関連機関の情報を併せてご確認の上、渡航ください。

EU ブルーカード(Blaue Karte EU)とは?

EUブルーカードは、滞在許可の一つで、高度技能外国人材(被雇用者)を対象とした、EU加盟国から発給される滞在許可証になります。
この滞在許可証は、ドイツだけでなくEU圏内で4年間働くことができるという特徴があります。
※仕事先に紐づいているので、転職またはフリーランスや個人事業主へ変わる場合は別の滞在許可証への切り替えが必要です。

発行条件

申請できる人

  • 認定を受けた大学卒業資格またはドイツの大学卒業資格と同等の大学卒業資格を有していること

  • 雇用契約があること

  • 年収条件(職種による)を満たしていること

申請場所

ドイツ

申請方法

本人が外国人局へ行き必要書類を提出
※代理不可・要予約

滞在可能期間

4年
※ドイツだけでなくEU圏内で就職活動可

EUブルーカードの年収条件について

EUブルーカードは、年収条件があります。
そして職種ごとにその条件も変わるらしく、ちょっとややこしいです。

2024年現在、以下のような基準だそうです。
年収基準は毎年変わっているらしい。
指定の専門分野:年間41,041.80 EUR 以上
その他の分野:年間45,300 EUR 以上

指定の専門分野・・・数学、コンピューター サイエンス、自然科学、工学、人間医学 (歯科を除く) の職業分野

必要書類

最新情報は公式サイトを参考になさってください。
Federal Office for Migration and Refugees The EU Blue Card
Die Bundesregierung

夫が申請時に用意したのは以下の通りです。(2022/7)
※もしかしたら法律事務所を通してだと一般と必要書類が異なるかもしれませんのでご了承ください。

  • Antrag(ビザ申請書)

  • Erklärung zum Beschäftigungsverhältnis(雇用関係に関する宣言書)

  • Passkopie(有効なパスポート(10年以内に発行・有効期限6ヶ月以上・空白の査証欄2ページ)原本  および コピー1部)

  • Arbeitsvertrag(雇用契約書)

  • Abschlusszeugnis der Universität(大学卒業証明書(英語)原本  および コピー1部)

  • Biometrisches Passfoto(6ヶ月以内に撮影したパスポートサイズの証明写真 2枚

  • EC- oder Kreditkarte zur Zahlung der Gebühren 75€(申請代金。ECまたはクレジットカード ※現金不可でした)

  • Mitgliedsbescheinigung(健康保険加入証明書)

  • Meldebescheinigung /Aufenthaltsbescheinigung(住所証明)

申請書などは細かく法律事務所の方に不備がないかどうか確認してもらいました。
証明写真(パスポートサイズ)は、街中にある証明写真機で撮りました。
大体大きい駅や、デパートにあったりします。

自分の大学がドイツで認定を受けているか調べる方法

Anabin 公式サイトで調べることができます。
Anabin(アナビン)とは、ドイツの学位認証データベースの名前です。
ドイツの連邦行政庁(ZAB: Zentralstelle für ausländisches Bildungswesen)が運営しており、外国の学位や教育資格がドイツの基準とどのように対応するかを評価するために使用できます。

Institution > Suchenタブ 自身の大学名を入力し検索
Status欄に「H+」とあれば、その教育機関がドイツで正式に認められていることを示します。

EUブルーカードの発行状況

EUブルーカードの発行はドイツが圧倒的です。8割以上を占めています。

Federal Office for Migration and Refgees

そのうち、申請者の国籍はインドが27.5%と全体の4分の1以上を占めているそうです。すごいですね。多分IT系かな?と思います。

Federal Office for Migration and Refgees


EUブルーカード取得までの流れ

ざっくりどのビザもこのような流れです。

STEP1 必要書類の準備
STEP2 外国人局のアポイントメント予約
STEP3 ビザ申請
STEP4 ビザ受取

EUブルーカードに関しては、ドイツへ入国してからでないと申請ができません。
そのため、どうしてもドイツの外国人局とやり取りしないといけないのですが、私たちは、知人の勧めもあり、エッカート法律事務所というところにサポートを依頼しました。

法律事務所を利用した経緯

本来であれば自力で行いたかったのですが、
労働許可付きの滞在許可証の申請は、スタッフの方がドイツ語しか
話して来れないと言った噂も聞いていて、
私たちはドイツ語が全くできないので語学的に補佐を必要としていました。

現在、ウクライナ難民などの受け入れて、ビザ申請のための
アポイントメントがドイツ主要都市で非常に取りづらくなっているようです。

アポが取れずにシェンゲン協定の90日を超えてしまいそうになったという話も聞いたのでサポートをしてもらうことにしました。

ドイツの外国人局と法律事務所にコネがあるらしく、個人でアポイントメントを申請するよりもアポが取りやすいらしいです。
※エッカート法律事務所は、デュッセルドルフの外国人局のみですが団体予約枠のような形になっていて、毎週決まった曜日に枠を持っています。
そのため必要書類が集まり次第すぐにアポイントが取れる仕組みになっています。
別の地区のビザ申請サポートも行っているようですが、その場合は個人で予約するのと同じフローになるので時間がかかると言われました。

エッカート法律事務所のサポート内容・料金

以下のサポートで425€+税19%でした。

  • 必要書類のご案内

  • 申請書類作成及び提出

  • 外国人局とのやり取り 

  • 外国人局のアポイントメント取得

  • アポイントメント当日の同行


かかった時間

法律事務所からアポ取るまで大体1か月くらい見てほしいと言われましたが、仮ビザ発行まではかなり早かったです。

  • STEP1~STEP2 申請書類の準備~申請まで 約2週間

  • STEP3 アポイントメント取得~仮ビザ発行まで 約1~2週間
    → 仮ビザ持っていれば90日超えてもドイツに滞在可能

  • STEP4 EUブルーカード受取 約2週間

※アポイントメントは不定期で、担当者の病欠やバカンス等により、時間かかる可能性あり。

サポート結果・現在の様子

自分でやるより激早だったので、サポートしてもらってよかったなと思っています。自力でやった方だとアポ取るのに3か月くらいかかったという方もいらっしゃったので、全然違うと思います。

また夫は、当初EUブルーカードが申請できると思っておらず、2年間の「就労許可付きの滞在許可書」取得するつもりでしたが、法律事務所のほうでEUブルーカードを申請をしてくれていました。
これについてはメリットしかないのでラッキーでした。


おわりに

いかがだったでしょうか?
ビザの申請は本当にややこしい&お役所仕事の遅さに辟易することもあるので、有料でもお金を払ってよかったなと思いました。
帯同ビザはまだ猶予があるので、自力でやってみてますが・・・ものすごい遅いです・・・・
帯同ビザの方は別記事でまとめています。


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