こうべ森の文化祭2024 出展しました!
2024年10月27日(日) 10:00〜15:00に再度公園にて、こうべ森の文化祭2024が神戸市&六甲山の仲間たちの主催で開催されました。
当日は25団体が参加され、約3000人の方がご来場されました。
こうべ森と木のプラットフォームでは、こうべの木を使ったバードコール・一輪挿し作りと、こうべの木材活用についてのパネル展示を行い、148名の方にご参加いただきました。
こうべ森の文化祭での出展の内容や、当日の様子についてご紹介します!
こうべの山の整備で伐られた木の魅力
体験ブースでは、バードコールや一輪挿しを作ってもらうワークショップを行いました。
今回使うのは、こうべの山の整備で伐られた木。
身近な場所で育った木がそれぞれ持っている魅力を、子どもたちに知って欲しいと思い、今回はリョウブ、アセビ、コナラ、ソヨゴなど4種類の材を準備しました。
木材の素敵なところは、全く同じ色や形、模様のものがないところです。どれを選んでも、唯一無二のあなただけの木になります。だからこそ、自分の好きな色や形や模様を持つ、自分で選んだ木には特別感が感じられて素敵ですよね。
菌が作り出した黒い模様、スポルテッドとは?
今回は、コナラ材にスポルテッドが入っていましたので、スポルテッドについて少しだけご紹介します。
写真を見ると木材に黒い模様が入っていることが分かると思います。これがスポルテッドです。これは実は、材に入った菌によって作り出された模様です。菌と聞くと、安全面が気になる方もいらっしゃると思いますが、安心してください。すでに菌は死滅しており、無害です。
スポルテッドは自然が作り出した模様ですので、同じ模様のものは全くありません。黒い模様が美しいため珍重されており、ギターや万年筆、食器などに使われます。
あまり市場に出回らないため、知る人ぞ知る材!という感じ!
自然が作り出したのかと思うほど黒く、繊細な模様になるか、力強い模様になるかは菌の気分次第!そんなスポルテッド、見つけたら皆さんもぜひ手に取ってみてください。きっとその格好良さに魅了されるはず!
選んだ木を使って、楽器や花器をつくる
今回は、鳥の鳴き声のような音が出せる楽器であるバードコールと、小さなお花を飾ることができる一輪挿しのどちらを作るか選んでもらい、作ってもらいました。
自分で穴を空ける場所を決めたり、装飾パーツを着けたりして、個性豊かなバードコールと一輪挿しが出来上がりました。
こうべで伐られた木を、こうべで使う
今回はこうべの山の整備で伐られた木を使って、バードコールと一輪挿しを作りました。こうべで育った木を使うことで、こうべの木が持っている魅力や、身近な場所に使える材があるということをもっと知ってもらえたらと思います。
イベントが進むにつれて、会場の至る所から鳥の鳴き声が聞こるなあ。自然豊かだなあと思っていたら、作ったバードコールをみなさんが鳴らしてくれていました。バードコールは木によっても音が違うので色々な種類の鳥が鳴いている様で素敵な音色でした。もしかしたら本物の鳥さんも鳴いてくれているのかな、と思いながら、時間が経つにつれて広がっていく音色を聞いて、木の魅力が広がっていく様で嬉しくなりました。
今回のイベントではたくさんの方にご参加いただき、148名の方にこうべの木を使ったものづくりをしていただくことができました。少しでも、こうべの木の魅力や木について知るきっかけになれば嬉しいなと思います。
イベント名:こうべ森の文化祭2024
開催日時:2024年10月27日(日) 10時〜15時
開催場所:再度公園(神戸市北区山田町下谷上中一里山)
参加費:無料
主催:神戸市&六甲山の仲間たち