言と音

2023/1/18,19 日記

睡眠時間を確保するために重たい内容はちょっとやめようかなって。だから、気軽に書くことにする。というか今年に入ってからほとんど文章を書けていないからリハビリ代わりにちょうどいいだろう、ってことにする。ちゃんと言葉にしないといけないことは、ちゃんと書けるタイミングでいい。焦ることなんてないんだから。

というわけでまずはこの話から。

○女と言われることがあるが、ある意味では△女。ふむ。○女ってあまり使いませんね。まあでも悪女はふさわしくない。あ、でも△女は他の人から言われることはないと思います(久しぶりに△を見たので、私の知っている造語と意味合いがちがうのかもしれませんが)。バッサリ切り捨てたとしても向けられる好意があるということは、△女じゃない気がして。

まあでも言わんとする事(○女と表現される理由)は分かります。ただし、私の場合はそういう女性を表現するときは「コケット」という名詞か「コケティッシュ」という形容詞を使います。これらは、艶めかしいという意味が出てくると思いますが、そういう場合には私は「セクシー」を使うのでちょっと違います。ちなみにセクシーの下位には「エロい」があって更に下にいくと「下品」と表現します。

さて「コケット」の別の意味は思わせぶりな振る舞いをする(人)などがあるようです。だから小悪魔は近い気もします。でも、この思わせぶられるのも小悪魔に感じるのも都合よく解釈してしまう(悲しいサガを負った)男性なのですよね。そしてその思わせぶりな態度に、そういった意図が無いことも多いわけで、だから小悪魔も厳密には違うんですよね。

憂いを帯びた横顔とか、大きく開いた瞳が急に伏し目になるのとか、急に近づいてきてからの上目遣いとか、大事な局面で真面目な声で「応援してるよ」とか言われたりとか、その行動に何か意図はなくとも、ドキッとしてコロっと、ね。あ、この例は私の好みのシチュエーションです。

まあ、そんなことはどうでもよくて、音の響きがこれらのほうが格段に可愛らしい。とはいえ、自称するのは照れる言葉でもあるでしょうから、誰かに言われたという事実は欲しい。

「あなたはコケティッシュな人ですね」
はい、完了。これからはこちらを使って下さいね。使う機会があるかどうかはわかりませんが。

こういうの、私も通った道ではあります。自分が思ったことや感じたことをそのまま伝えることによる誤解。小学生の頃にはホモと揶揄され、中学の頃には特定の女性に気があると勘違いされ。口をつぐむ事を覚えてからは大分マシにはなりましたが、直近でやらかしたのを思い出しました。しかもその相手もちょうど意図せずコケティッシュな振る舞いをしたから…まあ、お互いにいい大人なのでやらかしたという程でもないんですが。

取引先にプライベートでも食事に行ける(けど行ってないし行くことはない)くらいには気の合う女性がいます。年始の挨拶に来られたので話していたんですが、雰囲気が違うんですよね。で、前髪を作っていたのに気づいたんです。「ああ、前髪があるからか」とつぶやきました。気の緩み、あるいは信頼の証。「あ、そうなんです」と彼女は口では言って、「から?」と傾いだ首と目で訊いてくる(ように私には見えました)。なので「だから、可愛いんですね」と付け加えると、これまで見たこともないほど真っ赤に照れた顔を、前髪をいじる体で隠していました。あぶないあぶない。ご想像(?)の通り、私はチャラ男風ではありませんし、こういう事を普段言わない雰囲気を醸しているので、重く捉えられがちなんですよね。すかさず仕事の話を振ると彼女もすぐに落ち着いて通常モードに戻りましたが、会話内容は聞かれないけど周りに人がいる状態で良かったと思いました。照れたところを見れたのは収穫ですが、過去を思い出すとヒヤリとする出来事でした。


この自分語りで終わるのもなんなので、もう一つお話を。


「私の大事な友達の悪口を言わないで、怒るよ?」

とある海外ドラマのワンシーン

この言葉を言い放たれたのは、言った人の友達です。その友達は、自己嫌悪に陥って自分のダメなところを列挙して更に自己嫌悪、あるいは自己肯定感が谷底に沈みそうになっていたんですね。それを見ていたからこの言葉を言い放ったんです。

「あなたはそんなんじゃないよ、大丈夫だよ」っていう根拠の無い優しさじゃなくて、「あなたがどう感じていようと私はあなたの価値を認めている。そのあなたの価値を否定するのは、私の信頼への裏切りにあたるけど、もしそうなら怒るよ?」ということ。とても美しい関係に見えました。

だからもし、自分が信用できなくてダメだなって思うことがあったら思い出してください。あなたの(そして私の)価値の証明とも言えるようなこの日々を。そしてそれを、私を信じてみてください。キリがない程降りかかる苦悩もあるでしょう、けれどそれと戦ってきた日々を何一つ無駄にすることなく、抱えて生きていきましょう。そこで得た思いの一つ一つを諳んじられる程に。


(音量注意)
この曲のタイトル。「諳んじる」じゃなくて「諳んじられる」の意味にしたいから後ろを削っているんだと思います。そして、この漢字。言と音という漢字は、我らによく馴染むと思いませんか。

冒頭で書いたこととは……。書きながら寝落ちしてるし、ちょっと重たいし。

ま、これはこれで紛うことなき日々ということで。

おはようございます。




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