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薬剤師さんありがとう

石原さとみさんが病院薬剤師を演じた「アンサングシンデレラ」、ちょっと非現実的だな、と思う描写はたびたびあったものの、「薬剤師」を主人公に据え、その仕事を描いたドラマは自分の記憶の中ではなかったので、新鮮でした。

メンタルクリニックにお世話になって1年。

当初は脳内メモリーが20%くらいしか働いていない状態で
通院のたびに何かしら忘れたり落としたり、見つからなかったりするので
更に心臓がバクバクし、頭が真っ白になる…という状況だったのですが、
クリニックの受付の女性と、調剤薬局の薬剤師さんが常にやさしく
イライラなど1ミリも見せずに「だいじょうぶですよ」と
穏やかに接してくれることに救われていました。

薬剤師さんは30代くらいの女性で、「バニラサイズさまー」と
ほわーんとした声で私を呼び、

「お薬が増えましたが、気になることはありませんか?」
「眠れないのはお辛いですよねえ。
もう少し早い時間に飲んでみると良いかもしれません」

とゆったり話しかけてくれるので、いつしか通院のたびにこの方に会うのが
楽しみになっていました。

「アンサングシンデレラ」を見て、薬剤師さんにはもっといろいろ
聞いていいんだな!聞いてみよう!と思った私は、次の定期通院の日に
ちょっと気になっていた別の症状のことを話しました。

別の薬局で以前に処方してもらった薬の名を言って
今の薬と一緒に飲んでもかまわないか?
と聞いたところ、「この二つは一緒に処方されることもよくあって、
心配な症状が出るなどの報告はありません。
バニラさまのその症状にはぴったりのお薬なので、飲んで大丈夫ですよ」
とほわーんとした感じを崩さずにビシッと即答してくれたのです。

聞いてよかった。
というかこれからも薬について気になったら躊躇なく相談しよう。

ここを卒業できる日がくるのが一番いいのですが、
その日までこの薬剤師さんにはお世話になりたいと思っています。


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