summer vacation
2018年の夏は私にとって学生最後の夏で
人生最後の夏休みのようなものだった。
私は上京してから5年間という年月を過ごしてきたが、夏になると何故かバイトに精を出してほぼ働いていた。
「身を粉にしてまで働く意味ってあるの?」
不意に友人に言われた。
自分の生活を壊してまで働く意味があるのかどうか。
今年の夏は今までの夏より家にいる時間が増えた気がする。
ネットサーフィンをしたり映画を観たり、画像を作ったり、昼間からビールを飲んだりした。
朝まで友人と飲み明かしたり、三件ハシゴ(それぞれ違う友人で別の場所に行ったり)した。
だけど私の今年の夏は冷やし中華も花火もお祭りも海もなかった。
好きな人とどこか旅行へいったり、浴衣も水着も着ることがなかった。
夏の定義とは??
甘酸っぱい夏だけの恋をすることもなく、ただひたすら汗をかいていた気がする。
no vacation
私に夏なんてこなかったのだろうか。
冬の寒さが恋しくなった。
来年はちゃんと夏を捕まえることが出来ますように。