アナログゲーム好きにやって欲しいデジタルゲーム「TFT」

こんにちは。
まだ初めて2、3ヶ月ですがあまりの面白さにバッチリハマってしまったTFT(TeamFight Tactics)というゲームを紹介させて下さい。

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公式サイト
https://jp.leagueoflegends.com/ja/featured/events/teamfight-tactics

このゲーム、とっても面白いんです。
戦略的で何度やっても発見があり、繰り返し遊びたくなる魅力があります。
ちょこまかと動き回るミニチュアのようなチャンピオンユニットたちも可愛らしいですし、ユニットの合体やアイテム合成など中二心をくすぐるギミックでいっぱいです。
ボードゲームチックなプレイ感で、ゲームが始まれば初心者も上級者も同じ位置からスタート出来るのも「今日こそ勝つ!」とモチベーションを維持できますし、実際勝てるとめちゃくちゃ嬉しかったりします。

です、が!
最初は基本ルールすら分かりづらく、とにかくとっつきづらい!
勝つために多くの知識を要求されるため、なんとなく始めてもよく分からない・勝てない、となってしまいダウンロードしたばかりの人が「初心者」になるための壁が非常に高く感じました。
幸い私は経験者の手ほどきを受けながらだった為すぐ楽しめましたが、本当に0からだとろくなルール解説も見当たらず困ったことでしょう。
少しでもそういった壁を取り除いて、新しいプレイヤーが楽しめるようになるところまでコマを進める助けになればと思いこの記事を書き始めた次第です。


1.どんなゲーム?

無料のデジタルゲームで、PC版とスマホアプリ版がリリースされていますが、ゲーム内容は全く同じです。
なんならマルチプラットフォーム化されているので、PCプレイヤーとiOSプレイヤーが一緒の卓を囲うことも可能です。

元はMOBA系ゲームの金字塔DOTA2のMODであるAUTOCHESSのフォロワーです。

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AUTOCHESSが人気になったため、同じMOBA系で人気の高いLoL(Leage of Legends)がMODではなく公式で作ったのがTFTだそうです。

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スマホ版は独立したアプリのため迷うことはないでしょうが、PC版はLoLのクライアント上でプレイするので、公式ページからダウンロードして「あぁ? TFTやりたいのにLoLがインストールされたんだが? 抱き合わせ商法か?」と勘違いしないようにしましょう。
ちなみに私は間違えたかと思ってクライアントを再インストールしました。

まぁゲームがどういう成り立ちでも良いんですが、ようは元祖があるゲームで、このTFTは追従作です。
しかし後発のメリットである最適化と遊びやすさの調整が行き届き、その上毎週定期アップデートが行われてゲームバランスが改善され続けているというサポートの良さも兼ね備えています。

どつせやるなら元祖派の方もいるでしょうが、私は是非TFTを推したいです。
ぐい、ぐい、と押して行きたいです。
なぜならそっちしかやってないから。
やろうぜTFT!!(キメ台詞です。多分あと数回出てきます)


2.ゲームシステム

ざっくり説明すると、8人のプレイヤーが集まってサドンデス(脱落制)で進行する対戦型ゲームで、大きな特徴は戦闘が自動であることです。
自動で戦ってくれるなら自分は何をするのかというと、チームメンバーの編成、配置、あとその他雑務です。
つまりあなたは監督兼マネージャーです。
彼らチャンピオン(戦う駒)たちは戦闘が始まるまで置物のように鎮座しているので、あなたがせかせかと働いてどんどん戦場に送り込んで行ってください。
大丈夫、たとえ死んでも代わりはいます(1戦ごとに復活するので)。


さて、下がゲーム中のイメージです。

戦闘イメージ

フォロー元のAUTOCHESSという名前は良くゲーム性を表していて、盤上の駒がチェス盤の上で対戦相手の駒と勝手に戦うイメージです。

チェスは両者が同じ条件でプレイしますが、このゲームはスタートこそ同じものの、ゲーム進行により少しずつ差が開いていきます。
例えるならば、はじめはお互いただのポーンしか持たないプレイヤーだったのが、ゲーム終盤には「ビショップ3体とルーク3体」とか「全員ナイト」とか「さいきょうのクイーンと従僕達:相手は死ぬ」になります。
そう、カオスです。
それを楽しむゲームです

麻雀のように1戦の中に何度も他のプレイヤーと対戦をする機会があるので、その1局ごとの戦闘で一喜一憂しながら少しずつ編成を強化していきます。
編成の強化のやり方も「単体強化」「チーム強化」「アイテムブースト」と複数用意されているので、その時々で何が必要で何をするべきなのか考えなければいけません。
その上強化に必要なリソースは限られており、リソースの使い方にも頭を回しながら迫りくる制限時間をにらみつつ戦うのです。

ゲーム時間はおよそ30分。しかしとてもじゃありませんが「ながらゲーム」が出来るような生易しいものではなく、ずっと脳みそフル回転なので終わったあとは体が糖を求めるでしょう。
おやつを食べるまでがTFTです。

そうして自らの体重を犠牲にしながら作りあげたチームはきっと強いですが、相手との勝敗は相性や運も関わってくるため必ずしも同じ結果にはなりません。
過程には運。勝敗にも運。しかしその運を手繰り寄せるための手段は無数に用意されています。
さながら答えの無いパズルを解きながら、最も正解に近い可能性に賭けてベットし続けるようなゲームと言えるでしょう。
正しくベットしているプレイヤーは勝利に近づき、そうでないプレイヤーは脱落していきます。

だからこそ自分の思い通りに物事が進んでいる間は脳汁が出ます。出続けます
ドーパミンドバドバでドラッグいらずです。
フル回転しながらドバドバなので、イメージは水車です。
こぼれた脳汁を正面のモニターにかけながら戦いましょう。
やろうぜTFT!!


3.まとめ

デジタルゲームと言うとアクションを想像する方が多いですが、上記のゲーム性からTFTに必要なのは知識・判断力・リソースマネジメント能力、そしていくばくかの運ということがご理解いただけましたでしょうか?

故に、求められる能力が近いドイツゲームや麻雀のようなボードゲームをプレイする層にオススメしていきたい次第です。
もちろんデジタルゲーマーでも、戦略系やストラテジー、TCGなどが好きなタイプには刺さると思います。
私はそのあたりがだいたい好きなのでこのゲームはぴったりでした。きっと同じような方はいるはずです。
やろT!!


↓なぜか公式ページには置いていない公式の簡単TFT
https://youtu.be/3eQfKBrZJf8

頼むからイメージ優先のムービーじゃなくてこういうの置いてくれ。わかりやすいところに!






ダウンロードしましたか?

――Good。

次はゲームを始める前に覚えておきたい簡単なルール解説をしていきます。
ではまた次回の更新でお会いしましょう。
さようなら。

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