登里享平はりんご。

記憶と記録に残る2020シーズンとなった川崎フロンターレ。
今回はその川崎フロンターレの選手たちを振り返っていこうと思う。

まず2020シーズンの川崎フロンターレは史上最強とも言われるチームであった。

はて、史上最強とはどんなものだろうと考えた。

史上最強……。
バルセロナ…、リヴァプール…、メッシ…、内村航平…、吉田沙保里…、鬼滅○刃…。

最強の定義にもよるが、様々なジャンルで史上最強はあるわけだ。

いやいや、これでは分かりにくい。
もっと身近なもので考えよう。


2020シーズンの川崎フロンターレは誰もが見ていて楽しかった。
誰しも魅了されるところがあったはず。

つまり誰にでも愛されるサッカーをしていた。
そうか、誰にでも愛されるものを考えよう。


誰にでも愛されているもの…。
あれしかないではないか。

カレーしかないではないか。
「2020シーズンの川崎フロンターレはカレーのようであった。」

夏野菜カレーのように具沢山で、入れる具材によって様々な味変化を楽しめる。

しかしカレーそのもののベースは変わらない。
長年煮込んだ成熟したベースに鬼木スパイスを加えた川崎フロンカレーなのだ。


え、C○C○壱のカレーみたいだって?
確かに某カレー店のように様々な具材を楽しめる程、選手層も豊かで
もっとあれも見たいこれも見たい
と欲張りになり、気付いたら高額カレーになってしまうこともある。




というわけで、フロンターレを夏野菜カレーに例えることとする。

〜川崎フロンターレをカレーに例えて①〜

1 チョンソンリョン→かぼちゃ
最後の最後の砦。
前シーズンよりも確実に成長した選手。ベテランと言われる年齢になっても成長できると姿で示してくれたGK。

ソンリョンはかぼちゃ。
見た目の安心感もさることながら、かぼちゃにはβカロテンが多く含まれている。このβカロテンは体内でビタミンAに変換されることで免疫力を高めてくれる。
高めた免疫力で体内を守ってくれるなんて、いつも最後尾でゴールを守ってくれるソンリョンそのものである。
また、他の栄養素の手助けをしてくれる。まさに今季立ち位置を上げて最終ラインを高めに設定できるようにサポートしていた。
まさにかぼちゃである。

2 登里享平→りんご
今季不動の右SBとなった登里。
チーム屈指のムードメーカー。元々はサイドアタッカーということもあり、時折見せるキレのあるドリブルも魅力の一つ。

しかし何より、頭の良さ。
ポジショニング、判断、選手に合わせたサポートの仕方は今季左サイドを支えた。
ベストイレブンにも選ばれ、サイドバックの頂点に近い活躍をした。
サイドバックの選手は登里の動きを手本にして、考えて、サッカー脳を鍛えてほしい。

そんな登里は、りんご。
具じゃないんかい!という声も聞こえるが、登里は目に見える結果よりもカレー(チーム)を陰から支えた功績の方が大きいと思う。

ピッチ上ではりんご繊維がコレステロールを下げたり血糖上昇を抑えたりするように、危険な場面を抑えた。
攻撃時には、りんごが便秘を解消するように左サイドの便通(攻撃)をスムーズにしてくれた。

ピッチ外ではカリウムやペクチンがナトリウムを体外に出して整えてくれるように、コミュニーケーションや明るいキャラクターでチームの団結の手助けをしてくれていたに違いない。

こんなりんごみたいな人は他にいるだろうか。登里はベストオブりんごである。

こんなにも文字数行くとは思わなかった。
次シーズンが始まるまでにゆるりと続編がんばります。

続く。

※敬称略

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