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妊娠から病院選びまでのできごと

妊娠発覚

私はいつか子供が欲しいなぁと思いながらも日々の仕事に追われ、結婚して半年後に保護犬を迎えて、完全に子供がわりになっていたので「妊活」というものをちゃんとしていませんでした。

しかし、ワンコ旅行の仲間と伊豆に行ったり、高校の同級生が遊びに来て、観光と少しハードスケジュールだったので、予定の前後に予備日として有給をたっぷりとっており、たくさん寝ていた。が、しかし、全然眠気がとれない。風邪っぽい気もするが・・・とネットで調べたところ「妊娠」という文字が・・・まさかな・・・と思い、古い妊娠検査薬を、ガサゴソととりだした。緊張する・・・が、やってみよう。

ということで、検査・・・が、しかし、上手く行かず。尿の量が足りないという。う〜ん、ちょっと置いておくか・・・と少し放置してゴミ箱に入れようと思ったら、なんか「陽性」に線が出ている・・・

とりあえず「陽性」が出たことは、不確かなので「ちょっと妊娠検査薬買って来てくれない?」とだけ夫に伝え、買って来てもらった。結果、すぐに陽性の線がでて、妊娠発覚。

妊娠の確定診断のため病院へ

とりあえず、妊娠が分かったらなにをするんだろう・・・ということでネット検索。やっぱり病院で確定診断をもらわないといけないのね。ということで、家から近い病院を検索。一応、評価もチェックして、歩いて行けるところにあることを発見し、早速、半休を貰って行くことにした。

その病院は、古い学校みたいなちょっと薄暗い雰囲気で、たくさんの人が待合室にまっていた。まず言われたのは、「早くても3時間程度待ちますが、大丈夫でしょうか?」え?まじで・・・と妊娠(仮)初心者の私は思った・・・が、しかし、今から病院変更する訳にはいかない「・・・はい・・・」と言って待つことにした。見回してみると、お腹の大きな人もいれば、妊婦のマークの人、あとは、婦人科検診を受ける感じのご年配の方も、薄暗い中でまっていた。

う〜ん。この雰囲気、私、これから通うのはどうだろう・・・と思い始めた。とりあえず、妊娠しているか、だけでも聞いてみよう。まだ、わからない。と思って、待っていた。

問診票を記入して渡すと、少しして呼ばれる。「この最終月経だけど、予定日は5月23日くらいです。現在その分娩予約が埋まっているので、別の病院を探してもらうことになりますが、よいですか?」「・・・はい・・・」

(心の声)・・・え?まだ、先生にも診てもらってないのに、分娩予約?」あぁ、なんか、妊娠って戦いな気がして来たよ。保育園の争奪戦みたいなニュースはみていたけど、まだこの状態で、こんなこと聞かれるとは予想外・・・

11時が近づくころにも、人の多さは変わらず、会社に連絡し、半休から全休へ変更。

お腹がすき過ぎて、少し気持ちが悪くなってきた。受付にいって、少しお腹にものを入れたいので、食べ物を買いにいっても良いか?と聞いたところ「問題がありませんが、帰って来た時に声をかけてください。そのタイミングで、受付にさせていただきますので呼ばれる順番が今より後ろになりますが、よろしいでしょうか?」「・・・・はい・・・・」

もう全休にしたし、このままだと気分が悪くなるので、背に腹は変えられない。近くのコンビニで、ゼリー飲料を買って、お腹と血糖値をもたせる。

午後の2時頃、やっと私は呼ばれた。待つこと4時間半程度。先生はとてもいい人だった。「これが、赤ちゃんのもとだね。ちょと子宮筋腫ぽいのがみえるけど、出産には問題ない大きさかな。まだ心拍が確認できないから、10週くらいのときに、また来てね。」なるほど。とりあえず、妊娠しており、ちゃんとした位置(異常妊娠)ではないことは確認。でも心拍が確認できないので、出直すことに。

一応、これだけは聞いておこう。「あの、流産しないようにするに、気をつけることはありますか?」と私。

「う〜ん、初期の流産は、お母さんの行動っていうより、受精時の問題だからね。あまり、そこまで気にしなくて良いよ」と先生。

とても良い先生だった。質問もしやすいし、なにか安定した印象。評価が高いのもうなづける。これだけ待って、先生との診察時間10分程度で9000円。

帰りの支払いの際に、受付のお姉さんにいわれる。「先生の診断の結果、予定日が5/28とのことなので、その日はまだあきがあります。分娩予約を入れますか?」「・・・はい。」

「もし、キャンセルされるなら、この日までにご連絡ください。ご連絡頂かないと24000円のキャンセル料が発生しますので」

「・・・はい」分娩予約をとったりするのが大変なのね、とより実感しました。妊娠したという実感より、分娩予約がとれないことに衝撃をうけたのでした。

違う病院を受診


上記の通り「ココで産みたい!」とはならなかったので、急いで近くの病院の検索。でも、インターネットだけの情報ではよくない。でも、検診で、毎月、後期には2週間に1度通わなければいけないということで、「出産」というイベントをお願いする場所、及び距離感も大事なことに気がつき、色々と調べる。金額もしかり、今回の学びは、待合室で待たされた時間と、環境のダメージが大きかったので当時の、病院選択基準は。以下の優先順位とさせていいただいた。

・ネット予約できるところ

・待ち時間快適に過ごせそうなところ

・食事が美味しいところ

・通院に問題ない距離や、通院ルートであること

・インターネットの口コミだけでなく、知り合いの口コミがあるところ

ということで、前回の病院いったときの「分娩予約がいっぱいです」の言葉のショックと焦りもあり、1週間後、別の病院に予約をいれた。そこは、数年前に病院を改装したてて、しかも夫の妹さんが出産したところ。自宅からはちょっと遠いけど(電車+バス+徒歩)、夫の実家・職場にも近いので、何か会った際にも便利。ということで、予約をした。ネット予約もできるし、なんせ産んだ人が「料理はおいしいよ」というのだから間違いない!しかも2人も産んでいるということは、安心感倍増。

行ってみると、やはり新しく、少しテンションが上がる位の綺麗さ。これなら、健診がたのしく来れそう!通院途中の商店街もいい感じの古さで、来るまでの楽しみも増えたかも。とうことで、妊婦健診の楽しみとしてとっておいた。

で、無事に病院で心拍が確認され、予約も無事でき、母子手帳を貰いに行った際に「どこで産む予定ですか?」と聞かれ、「○○医院です」と言った際に、「よく取れたわねぇ」と言われた。人気の産院らしい。


産む場所の確保も、難しい。なんて世の中なんだと思いました。そのとき、お腹にいる赤ちゃんの産まれてくる社会の厳しさ(とくに競争社会)を、母親の自覚とともに初めて感じたのでした。


産院選びの難しさについて振り返ってみたことをまとめた記事を書いてみたので、ご興味があれば、ご覧ください。


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