見出し画像

FF7リメイク感想等(ネタばれあり)


PS1のファイナルファンタジー7からもう23年前でしょうか(汗)
当時は召喚獣の演出やフィールドの表現、やりこみ要素など、スーパーファミコンでFF4が出た時「もうこれ以上ゲームは進化しないのではないか、やっぱスクウェア恐ろしい」なんて思ったものですが、あっさりPS1のFF7で過去のものとし、
その後PS3、4でさらにクオリティを上げ(好き嫌いは別として)23年ぶりの7リメイクはもう、別次元。

あいことばは「のばら」です。わすれないでくださいね。と言っていた頃が懐かしい。

画像1

待ってくださいよティファさん。

さて、まず個人的によかった所。先にも書きましたがネタバレがあるので気になる人はご注意くださいませ。

今回のリメイク作品は章分けで発売するとの事で、まだ最初の一本、今後どうなるかわかりませんが、感触としては今までに出ているFF7のストーリーの集大成&補完。脳内で妄想していた所を余すことなく映像化してくれている感じ。
ジェシー等のサブキャラのストーリーの重み付け、主役キャラクターのストーリーを余すことなく魅せる。見るだけで楽しいです。

初めての人も、当時ハマった人も満足感の高い作品ではないでしょうか?
そもそもFF7のストーリーは割と単純で、難しくないので、あれこれ悩まず好きなキャラに感情移入出来るのも〇。
僕は実験体とかスチームパンク大好きなので、そもそもFF7好きなんですよね(笑)

あと、バトルが今までのFFの良いところをまとめてこねくり回した感じで
楽しいです。モンスターの隙のタイミングでターゲットし行動を選ぶ。FFオンライン的な、敵の攻撃範囲から逃げ出せば、まるまる隙を生み出せる部分や、こちらが隙を見せない、上手く回避することで相手の攻撃を食らわない等、操作に慣れれば慣れるほどこう、思考時間も増やせ、FF4的なアクティブバトル気分も味わえる。やるほどに上手くなった気にさせてくれます。


敵の動きに合わせて回避、と言ってしまえばそれまでではありますが、それはあくまで極論で、毎回そう上手くいく訳ではないですし、気分良くアクションゲームをしている気にさせる。
僕は往年のコマンドバトルも好きなので正直どちらでも楽しめるんですが、確か、コマンド選択で動きはオートに出来る様なモードもありますよね。アクションが嫌な人はそちらで遊ぶと、なじむのでは。

難易度的には…僕は初回プレイの時、レベルアップしたマテリアの上位呪文、ケアルで言えばケアルラ…等を戦闘中に上位に切り替える方法をクリアするまで知らず、
ケアルだけ、サンダーだけ、ファイアだけ、という、下位呪文だけで最後までプレイしてしまい、場面によっては回復が間に合わず大分フェニックスの尾祭りだったんですよね。なので、ノーマルでも結構きつい場面が(笑)

ちなみに、連携マテリアや全体化みたいなやつも、クリアした後使い始めたというか、考察するのが面倒で回避とHPアップでゴリ押しクリアだったんでうが、そもそもクラウド等の攻撃力が大分低く。呪文もあまり強くなく、ダメージが10行かないとか多かったんですよねえ。なので、難易度の正確な考察が出来ないのですが、ちゃんとビルドすれば、裏ボス等じゃなければそこまできつい作りにはなっていないのでは。

わかる範囲で言えば、ケアルラも全体魔法もなくてノーマルモードならクリア出来る難易度、という事になるでしょうか。

とはいえ、ちゃんと説明を観ればよかった(汗)

画像2

いえいえ、そんな事はないですよティファさん。

音楽も植松伸夫さんの素晴らしさが炸裂。
画面も綺麗。
OPの構図なども、過去作と同じ演出を23年分アップグレードしてあり、テンション上がり放題。

最高峰グラフィックのギャルゲー感。

ジェシー!ジェシーが可愛い!ジェシー最高!…別の側面からみると、キングオブギャルゲー。だたひたすらに思わせぶりとも思える勘違いをプレイヤーに想起させるセリフを吐き散らかす3人の美女に翻弄されっぱなしの記憶喪失中の元ソルジャー。

画像3

行くに決まってるじゃないですかジェシーさんっ!!!びっくりしてスマホで撮ってしまいました。

画像5

な…なんだってーーー!?きっとセブンスヘブンのダーツですよ、ダーツ。


という事で、1ゲームファンの僕が言ってもあれですが、
期待を大幅に上回る出来だったと思います、ダウンロード版の金額が高いなあと思ってたんですが、すいません次も払います気のせいでした(^^)





次に気になった所。

ミッドガル脱出編の今作は基本ほとんど一本道なのですが…
あ!分かってますよ、そもそもミッドガル脱出まではps1版FF7も割と一本道なので、同じっちゃ同じです。
ただ、今回は画質の向上と、演出が凄すぎるがゆえに「いけそうな場所にみえるのに結局行き止まり」感を強く感じてしまうのです。

マップを開くと驚くほどの一本道が表示されるので、
え、あっち行けないの!?みたいな。そこまで難しく隠してあるアイテムもありませんし。ストーリー重視の映画的な作品なので、RPGというのかなあ…別のジャンルの新しいゲームでいいんじゃないだろうか、シネマティックキャラクタービルドアクション、みたいな。

その中でストーリーに組み込まれたお使いクエストをこなし、謎解きがあったりするので、「まっすぐクリアしたい」「寄り道したい」という選択肢がやや狭く、ストーリーを進めたいのに、いくつもお使いクエストを強引にやらないといけないとか。

早くジェシーとイチャコラしたいのですよ。

「今はお使いクエストやりたい気分」みたいなことが少々やりずらく、いけそうな場所に行けない等、ちょっとしたことが少しづつ気になる。しかしこれは、画質が高く世界が広く描かれている為、妄想が膨らみすぎてしまう弊害でもあり、その割に行ける部分が少なく「感じてしまう」のかもしれませんね。

早くティファとイチャコラしたいのですよ。

個々のクエストは結構面白いんですが、なんていえばいいか、「自由度を制限している作りのように感じてしまう」これは感情論なので、そう思ってしまうような作りに個人的にみえる、というだけで、気にならない人は全く気にならないと思います。面白いことには変わりませんし。逆に言えば余計なことをしなくていいわけで、ベンリー。

しかし…この記事を書きながら頭で色々考えてたら気が付いたんですが。

この「広く見える世界なのに、移動できる部分は限られている」というのはミッドガル編に関しては、アバランチの、隠れて行動せざるをえない、周囲に大きくアピール出来ない閉鎖間と相まって、とてもいいストレスともいえます。逆に成功しているのでは…。

だとしたら凄い。自分がアバランチの一員だと肌で感じているとも言える。そんな作りになっている。

でも、早くエアリスとイチャコラしたいのですよ。

僕的には今度やるであろう、スカーレット姉さんの、VSティファ往復ビンタ大戦に期待しております。


あれですよね、次回作でミッドガル後、PS1だったら最初にフィールドに放り出されて、移動出来るようになるわけじゃないですか。
あれと同じ感じで、広い世界に放り出されてくれれば、僕としてはうれしい。最終作まで完全ストーリー重視だと、それはそれで面白いのですが、
やはりヴィンセント探しとか、フルケア見つけた時のような驚きを、
次もやってほしいなーなんて思います。

ハイウインドとかも、過去作と同じように飛び回り、海チョコボや山チョコボ、その先のナイツオブラウンドなんかも再現してほしいなあ。


そして、クリア後。


今回は好きなチャプターを選んで再開、データは常に上書きさえるシステムで、何処でも中断し別のチャプターに移動できるので、アイテムの取りこぼしがない。感覚としては色々な時間軸に飛んでいき、アイテムを回収して帰ってくる感じ。


過去のFF7は3~4週してイベントやアイテムをすべて回収したんですが、確かに、当時はそれでよくても、今また何週も最初からやり直せるかというとそうもいかないので、これはありがたいといえるのではないでしょうか…。簡略化されたというよりは、時間旅行です。

ただ、個人的には、僕はやりこみ要素を「こういうのがあります」と言われて用意されているのがあまり好きではない(実績システムもあまり好みではないのです)ので、やりこみは自己満足でいいかなあみたいな。

が。

23年前の情報の伝達スピードと今は全然違うので、やりこみ自慢ももはや
井の中の蛙ではいられず、より凄いプレイヤーが我先に動画化、攻略サイト等を用意してくれるので、満足感としては当時より薄くなってしまいますし、今は便利なほど遊びやすいのかもですね。

2週目はレベル上げする場所がほとんど、神羅のバーチャル戦闘システムか、コルネオコロッセオになってしまう。というか、それ以外だとランダムエンカウント力が少なく、ムービーや移動に時間を食う今作では、レベルアップのモンスター探しがただただめんどくさい。ムービーキャンセルしても面倒。

…経験値の高い敵の出る場所で、同じ敵と同じ場所で戦うのは同じことなので、そう、同じなんですが、何かモヤモヤする(笑)

クリア後は経験値3倍とかも、あからさまとも思いますが、今は「経験値稼ぎで時間を食うのはめんどくさい」という流れもありますし、海外のオープンワールドRPGなどで確かに、レベル上げに長い時間を費やすことはそんなには記憶にないですし、こういうのもありかもですね。

僕は長時間経験値を稼いでチマチマレベル上げするの好きで、ウィザードリィやディアブロとか何時間でもダンジョンをぐるぐる回っていられたんですが、なんとなく「今日はこのダンジョン、この階」とか、自分で選んでいる気にさせてくれるものが好きです。

多分、「結局やることは一緒なのだから、便利にしておいたほうが遊びやすい」という優しさが、逆に気になってるだけだと思います。

僕はゲームは「不便であることが面白い」「意外と理不尽な作り」という側面を楽しんでしまうほうなので…いや、本気で不便満載だったら死ねと思いますよ(笑)


まとめ。


という事で僕的点数は、、今後の期待感を煽る事に大成功した&ジェシーが可愛い&なんだかんだでやってて楽しい&ところどころでエアリスとティファが誘ってる感満載のセリフが多い&やっぱりジェシーが可愛いので…

98点。画面が美しいとかはスクエニさんだったらもう、当然なので点数には入らないですよ、次も期待しかしていません。

僕はそもそもff7に思い入れが強く、そういう脳内補正もかかっているので、単体の作品として神ゲーとは思いませんが…発売日から睡眠と食事以外全ての時間をFF7リメイクに費やして数日経ってしまった人間が、ダメとか言えない(笑)

ダーツとか懸垂イベントとかやった感じだと、今後出るであろう
ゴールドソーサーに期待を抱かざるを得ないですよね。

この作品を10代、20代で遊べる皆さんが本当に羨ましい。当時のFF7をリアルタイムでプレイした人間の感情とは、全く違う新しい感覚で遊べているのではないかと思うと羨ましくて仕方ないですよ(笑)


僕はもう主人公のような年齢ではなく、どちらかというとサブキャラ中年側、主人公の為に死ぬ側だったり、いっそもう敵側に多い年齢層なので、


こういう作品 プレイすると少し 切なくなるよ(エアリス風に)


考えすぎなのはわかっているんですが、


もう自分はクラウドにはなれない、どっちかというとハイデッカー…。


画像4

ぷぅ。

もし気に入って頂けましたらサポート頂けると大変嬉しいです(^^)業界が偏ってしまう内容が多いですが、色々参考になるような記事が書けるようにしていこうと思います。