三度の飯よりフットボールとビールが好きなイギリス人
今日のイギリス時間17時からフットボールの、Euro2020の準々決勝に勝ち上がるための大きな試合がありました。因縁の対決、イギリス対ドイツの試合です。
試合会場がロンドンのウェンブリーアリーナという所なので、ドイツチームはアウェイで少し不利だったと思う。私はテレビで見ましたが、コロナパンデミック中とは思えないほどスタジアムは超満員に見えただけで、実際は空席をもうけていました。イギリス側のブーイングや歓声がすごかった。
イギリスは今テニスのウィンブルドンも開催中ですが、絶対フットボール人口の方が多いです。これはイギリスの昔の階級制度にも関係してきますが、このお話はまた別の時に致します。
このような大きなフットボールの試合があると、イギリス中の飲食店はその日とても暇になるのです。なぜって?呑気に食事などしていられないのがイギリス人。試合が見られるパブは超満員で、みなさんそちらに流れるのです。フットボール観戦のあてにはビールさえあればいいのです。
私には昨年の8月までロンドンに住んでいた、フットボールが大好きなドイツ人の親友がいます。彼女は今、ベルリンで看護師見習いとして働いているため残念ながら今晩は仕事だそうです。イギリスではアーセナルのサポーターでしたが、彼女はやはり母国のドイツチームを応援します。
では私はいったいどちらを応援したのかって?それはご想像にお任せしますが、結果は2-0でイギリスの勝利でした。なんと驚く事に、メジャーなトーナメントでイギリスがドイツに勝ったのは1966年以来初めてだそうです。これは実に歴史的勝利ですね。
イギリスはこれでベスト8に入り、次は7月3日にイタリアのローマで、スウェーデンとの延長戦の末劇的ゴールで勝ったウクライナと対決です。
これでまた暫くは、イギリス人の日常に活気があふれ彼らに楽しみが出来たというわけです。
ウイリアム王子、ケイトさん、プリンスジョージもVIP スペースでご観戦していました。イギリスの歴史的勝利に大喜びでした。