私のツイートで振り返る2019年

はじめに

2019年をツイログでツイート掘り返しながら振り返ってみるだけの記事。

特に有益な事は書いてないが、振り返りを兼ねて。


1月

この頃、このnoteの過去記事、転職エントリがバズった。

なので転職関連のツイートが結構多い。

大企業の潤沢なリソースを自由に扱える環境、立場を捨てて転職する事に対する怖さとかを感じつつも、ここで転職しないといつするんだと思っていたのを思い出す。給与も大事だが、技術力をちゃんとつける事、自分が大事にしている軸を曲げない事、2020年も大事にしたい。

noteは有料にした事で、かなり無茶苦茶な批判もなく、むしろ社内外で仲良い人が増えたり、2019年はこの転職エントリきっかけで登壇などもできた。一方で、「note買わずにコピーを同僚に見せてもらったけど〜」とわざわざ言ってくるソフトウェアエンジニアが居たりして、こんな人もソフトウェアエンジニアやってるんだなあと思えた。


Google Homeでどうこうするみたいな技術ブログも2019年に結構書いた気がする。Google Apps ScriptやIFTTT、スマートホームを取り巻く環境は結構変わった一年だったなと思う。

技術が手軽になる一方で、コンピュータサイエンスや理論的な部分を学んだ後に実装する場合は発生しないタイプの失敗、「あるサービスの料金が知らない間にN万円」「不要なパラメータチューニングをしてしまう」「平等な評価ができずに炎上」などの情報も多く出た一年だった。

もちろんこれらが出てくる事は悪いことではないし、理論から学ばなくても良い世界になってきたのはめちゃくちゃ良いことだが、個人的には「第一人者」と呼ばれる人を端的に信用するのは危ないというのを学んだ一年でもあった。

深淵を覗くものは〜、という話もあるように、自分も自分の分野で「知らない」を理由に失敗する回数を減らすため、努力をし続けなければならないと強く感じた。


ここ数年、一年に何回かこの手の話してる気がする。

自分も都合の良い時だけ虎の威を借る狐にならないように気を付けたい。

2月

テックカンファレンス多くない近年?おかげで「年12回外部登壇する」という会社の目標を半期で達成できたからありがたいけど、アンテナ張っても気付いたら知らないカンファが今日あります状態。広報大変な戦国時代になっていきそう。

AIカンファも多いけど、多すぎてちゃんとした専門家呼べてないイベントもちらほら。イベンターとしては、バズワードとしてのAIという単語を使いたいだろうし難しいわなという感じ。

そもそも機械学習関連のワードも結構無茶苦茶な解釈をされる場合を多く見た一年だったと思うし、「分かりやすい説明ができる人」「理論を抑えている人」等のグラデーションがどんどん出てきた感がある。「機械学習と技術的負債」「バイアス」「説明可能性」辺りは、単語のキャッチーさも相まって拡大解釈がすごい一年だった。


今年は技術書献本で何個か紹介記事を書いた。

めっちゃ嬉しい〜と思う反面で、「これは似非技術本すぎてオススメするのは無理…」みたいなのもあり、正しい技術発信の責任感とで揺れることもあった。「オススメ本N選!」みたいなのを定期的にやってる人は一体どこで切り分けてるんだろうか。全てが全て良い本という事はないと思うが。


2019年、パクツイにおける問題がかなり少なかったと思う。4年前くらいまで最悪の世界観だったので、まあ良くなったのではという気がする。


プログラミング教室とか初心者からプログラミングという話が今年は何度も話題になった。初心者向けの記事が増えれば増えるほどGoogle検索で調べるのは難しくなるし、ドキュメントを読めるようになるか、専門の検索サービスを作るかという時代になってきた。

Qiitaのめっちゃ強い検索みたいなのがあると良いのかも。


今年に入って以降以下みたいなの結構多い。怖いよ…


noteで転職エントリ書いた直後辺り、ピースオブケイクのCTOが実イベントで「noteの退職エントリは闇なんですが」という発言をしていたらしくちょっとおもしろかった。

今年ピースオブケイク社からの転職エントリも出たし、一通り闇を体感した。

3月

これマジすごかった。平成最後のって感じ。

モロさんの一件は今後も見続けたいし、モロさんを応援したい。


最近もQiitaのさくらインターネット批判記事公開停止で色々話題になったが、前々からそうだったというの思い出した。

サービスの運営なのでサービス企業が独自の基準でやればいいと思うけど、インターネットのエンジニア結構そういうのに厳しいし、今後どんどん厳しく炎上判定取られていくようになると思うので、自分も気をつける。


今年追い買いした唯一のガジェット。TPU早い。趣味のMLプロジェクトのpredictの多くを担当しているすごいやつ。

TPUが一般的に使われ始めた象徴的な2大ツールの1つだと思う。あと1つはGoogle Colab。すごい世界観になってきた。楽しい。


今年は一年かけてかなり言われた2大ワード「転職エントリ書いたらバズると思ってた…」「最近過激な転職エントリ流行ってるしあなたのはまともだった…」

それはそうだ。


今年も公式Twitterアカウントによる炎上多かった。まあ「良いと思ったからといって広報ツイは即RTしない」みたいな人結構多いのがTwitterだから厳しいよなあと思う。

自分も良いと思った宣伝ツイを積極的にRTしていこうというところ。


フォロワーの結婚式に初めて出た。Twitterは人生。

IT業界で見知ったフォロワーも色んな人が結婚した。もちろん結婚が唯一の幸せの形という訳ではないし、皆幸せになってほしい。


今年は「自社や他社についてめっちゃ語ってるけど実際自分の所属してる企業がどういう状態か知らない人」を沢山見て、う〜ん苦手だなとなった。

めっちゃ優秀な人に声掛けまくってるけど、「いやお前の会社、クソ強人材が毎日EXCELしとるやんけソイツをまずなんとかせえや」と思うことも。後は研修関連の話とか。

自分の企業の状態を知れない、変えられない立ち場なのかも知れないけど、知る努力をせずに物申すのは良くない。肝に銘じて採用活動に取り組めた一年だったと思う。

4月

エモい。


これかなり斬新な信用攻撃手法だと今でも思う。

信用を落とすために動く人の怖さを舐めてはいけない。2019年に強く学んだことの1つでもある。


ソフトウェアエンジニアの裾野は年々広まる一方で、技術者倫理啓蒙が進む必要があるのかなと思った一年だった。

でも実際倫理とはマナーみたいな部分を含む時もあって、推奨するタイミングが難しいものではあるよなとも思う。2020年以降は結構議論されるようになるかも。


ソフトウェアエンジニア転職環境はめちゃくちゃ良くなったと感じる一方で2018年に一世を風靡したひよこ大佐のタグは…

かなしいね。


4月くらいからは転職後の波乱も終わって余裕が出てきたので、OSSを結構やった。何個か作って、尊敬するエンジニアからCoolという言葉が来た時結構嬉しかった。

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今年のコントリビュート。所属企業はGitLabなので草がGitHubに反映されない事を加味して、悪くないと思うものの、来年はもうちょっと頑張りたい。


5月

ジャパニーズトラディショナルカンパニーって言葉自体が持て囃され始めた頃合いだと思う。大企業のメリットを含まず都合よく揶揄する時に使われがちな言葉で、本当気分悪い言葉だと思っていたけど、このツイートにはその感じが滲み出てる感がある。

良いとこ取りだけしたい人多すぎと思っていた一方で、「今年Googleに転職した人のブログを見て勉強を初めて転職成功!」という人が年末辺りに出てきて、案外全員が全員そうでもないんだなと思った。


自分で作って未だに使っているツール。Twitter好きすぎる。


夏のインターン募集開始の時期で、今年はIT企業での高給インターンがバズっただけに「インターンより給与低い人www」みたいなツイートが出てきていて率直に「ヤバ」と思った。

給与に対する考え方、自分の中に芯を持っておかないと、結構ブレてすぐダブルスタンダードになってしまうことを知った。大事。


DeepLearningライブラリ古くから触ってる人あるある。恥ずかしいやつだ。


今年は結構あった気がする。炎上した後で「これは勉強だから!」「これは炎上商法だから!」という人。心理的には分からなくはないが、個人的な感想としてはダサい。

本当に自分の信念に合わないので気を付けたいマジで。


2020年が始まる時にPython2のサポートは終了です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!忘れないでみんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まあ徐々に変わっていくんだろうと思う。PHPと同じ様に。

6月

これ、年末の今でも結構思う。良いサービスを作りたい。

そういうサービスに携わるためには技術を磨き続ける必要がある。頑張ろう。


今年結構見た気がする。心理的安全性について語ってる人のツイートが過激なパターン。いわゆる分野の「強い人」について語ってるけど、自分は手を動かさないというパターン。反面教師として気を付けたい。


まさかのツイートからスポンサーと会場が決まり、freee社で実現し、LT大会の懇親会からビジネスが発生したという凄ツイート。

会場では、名の聞くメーカーやIT大企業、ベンチャー、勤怠管理システムを展開する会社まで来ていてこれは凄かった。第二回もやりたいですね。


何でも年収が高くなりゃ良いってもんじゃないよねというツイート。

正しく評価する2020年にしていきたい。


V lang祭りクッソ楽しかった。結局落ち着くところに落ち着いた感じにはなったが、今年は学生の自作言語など言語に関する話を結構楽しく見れたと思う。

俺自身がVになる事だ。


私の元カノを名乗るアカウントが出てきたが、フォロワーが突撃して質問攻めにした結果消えてしまった…

別に私的には自由にしてもらって構わないものの、今年は年末にペイターズなる出会い系アプリに勝手に登録されているなどの事案も発生したし、かなりリアルで問題が起きないギリギリを走っている感が出てきてる。気を付けなければ足元をすくわれかねないのがインターネット。兜の緒を締める。


結構「あの人は似非技術者で〜」みたいなのを年間で数件見たけど、私はその時「その当人が業界にお金や知識を回してくれているか」を結構大事にしていて、私利私欲を肥やしているヤバい人に対して強く危険視すべきだと思っている。

いざツイートしてみると、結構な人が悩まされている事がわかったが、その人が本当に頓珍漢なだけかはちゃんと見ましょうねという話でもあると思った。


伝説のアイテム。NVIDIAの人とランチに行く程仲良くなった謎の一年だった。

この定規を見るために別の部署に来たインターン学生がわざわざ自席に来たりとすごい定規。こういう企業ノベルティが作れるのは、ブランディング含め本当に尊敬する。見習いたい。

7月

酷い話もいくつかあったけど、QR決済結局流行った一年だった。個人的には嬉しい事あると思ってるんだけど、ICで良いだろ派も依然居て気持ちも分かるので2020年もこの話出てくると思う。

またPayPay辺りに金を配るタイプの施策で盛り上げてほしいと個人的には思っている。


この頃から月一くらいである。RTして欲しい、ツイートして欲しい案件。10月には「N円で新しいスマフォのステマして欲しい!」というDMもきて、いよいよって感じ。

良いと思ったものだけ良いと言う姿勢くらいは崩さないTwitterアカウントでありたい。


結構話題になる物事に対してすぐツイートしちゃう人が多い界隈ではあるものの、「界隈の勘があたっている」みたいなパターンがちらほらあり怖いこともある。

まあ数撃ちゃ当たる話でもあるので、気は引き締めたい所。


エモい。歳食ってもこれくらいの姿勢でいたい。


今年二回目じゃん。恥ずかしい。


ある人が「筆者に許可貰ってる最中です!」と冒頭に書いて記事公開した一件があり、翻訳の権利について考えた。結構難しいので、Qiitaとかに気軽に書いてる人も気を付けた方が良いと思うマジでアレ。


ツイートで炎上してクビになった人が出てきた頃。会社名と紐付けて得だけしようという人を危険視しているのではなく、現実はこうだぞというツイート。


いい話。大事にしたい。

怒り関連だと、結構ハラスメントに対する風潮が一気に厳しさを増した一年だったなと、自分と社会の両方の観点から思う。

実際難しいこともあるけど、一歩一歩認識を更新してきたい。

8月

たまに良い事言うやつ。大事にしたい。


「メーカーやジャパニーズトラディショナルカンパニーは実際AIできてない」系のツイートが増えてきていた頃合い。良くないと思う。

他所が多様である事を攻めてはいけない。自分がどこに居て、どう在るかだ。2020年もこの考えは大事にしたい。


フォロワーが2万人超えた。

ひどい話だ。


街の人を描いてみたみたいな絵描きツイートが減って、逆に「〇〇してみたら良かったプチ漫画」みたいなのが増えた気がする。

年末にはディズニーのステマとかあったし、文化的な側面も結構あるので、なかなか色々大変なインターネットという感じのツイート。


9月

インターン生に言われた。

個人的にはまだfasttextとか使う事あるけど、最近の学生は初手bert。インターンは刺激をくれる一方で、学生に損をさせないように努力する必要もあり大変だった。ありがとうインターン各位。


IT業界では衝撃的なアレだった。ヤフーまさかのZOZO買収。

年末にはLINEも一緒になるし、一体どうなりたいんだSoftbankグループ…


年間目標もあって50人〜300人くらいの技術イベントに沢山登壇した一年だったけど、多分PyConが一番大きかったと思う。

OSS貢献の形としても、開発以外で大きな貢献が出来た一つだと思うので個人的にはかなり良かったと思っている。

10月

会社でpipenv使っているが、本当にpipenv周りに悩まされる一年だった。

2020年にはPoetryが勢いを増してきそうだが果たして…


食べログの評価のヒストグラムから色んな人が適当な事言ってるのをみて、2次元のグラフ数枚からデータについて分かった気になるのは危険だという事を再認識した時期。

最後の「信用してない」みたいな人が炎上させようと図ってくるみたいなパターンに対して、企業的には回避策がほぼ無いし、説明可能性もビジネスモデルも無力な部分がある。今後も難しい問題の1つとして、扱われていくと思う。
一方で、ちゃんと早い段階から「その結論付けは危険」と言っている統計業務に関わるアカウントも居て、偉いと思った。見習いたい。


無駄に長い装飾Twitter広告から、「このアプリ超楽しいハマったカモ!?」みたいな、いやお前どの立ち場から宣伝ツイート打ってるんだよ的な物も見られるようになってきた。

広告は目立つのも大事だし、バランスとは難しいものである。


偉い。


何でもやってみる事は大事。2020年はInstagramを更新する。

11月

後に炎上する准教授と名乗る人が、論文60本を募集要項に書くことについて言及していたので説得しにリプライしたところ、会話できなくて大変だった時に妻に言われた一言。真理。

そもそも論文60本とか、CSの全てに精通とか、ちゃんと書くこと書いてあるだけの事を外からとやかく言う人の少ない世界になっていくと良いと思う。企業として外に出さない真意を邪推しない大事。


今年はマジでこれ。「GitHubすごい」。Actions CI/CDとかコードプレビューとか狂気のようなアップデート多かった。

今年半ばにmizchiを真似て始めたGitHubトレンドを追ってUsageを一通り触ってみるやつ、かなり勉強になったし、その上でGitHubの更新が感じられて良かった。またどこかで記事にしてまとめたい。


成長している。

「私は昨日のコミットでも思いますよ!」みたいなよく分からんツイートが紐付いてTwitterヤバと思ったので精神的には成長していないが。


これはその通り。気を付けたい。

いやそもそも炎上しないように気を付けたい訳だが。


11月の後半は結構これについて考えていた。Twitterやブログみたいなオープンな所が結構好きなんだけど、クローズドなものが流行っていきそうで寂しい気持ちになっている。一方で、クローズドの良さも分かる部分があり勝てなさそう。

この手の話は、サービス1つで変わったりするので2020年どうなっていくことやら…



2019年の中頃に作ったTwitter管理ツールを使って、最近は医療とか政治系のリストも作っているが、分野またがって似非情報を発信している人は居るもので怖いと感じた。2020年、危ない人をはやめに検知できるようにしたいところ…


確かこの頃からYouTuberを見始めた。大手YouTuberのコメント欄の褒める文化めっちゃすごいと思う(サービス側で消してる、見えてないがあるにせよすごい)。

こういうサービスだと投稿者もコメント者もいい気持ちになるし良いよなと思う。


最近また始めた。仕事が忙しい時にできなくなってしまう傾向があるので、2020年はできる時にガッとやろう。

プログラミングテストについては転職活動したこともあって結構思う所があり、またブログ書きたいところ。


この記事を上から見直してみてもこれ思う。考え直す部分も大事に。

自分のアカウントが消えても良いからこれは結構面白いシステムだと思う。

やや量子感がある。

12月

12月は何と言ってもChainer。

Yahoo! JAPANの時、kukaiを使ってすごい時間Chainer触ってたので、本当に感謝と尊敬の念が強い。2020年は、PyTorchにもcommitできるよう精進する。


あとペイターズに画像を使われた話。

多少は仕方ないと思ってるけど、他人の画像を出会い系アプリで使うメリットないし「これよりはもうちょっと良い写真あっただろ」って妻も言ってたぞ。反省しろ。

おわりに

今年は多くの退職エントリが話題になり、NTT関連の連投やmizchi、kumagi、Lillianと大きく話題になる人、SIからの転職ではMUGI1208などが出てきたのが結構印象深かった。

一方でもう転職を気にする世代が多いのがインターネットなのかなあという印象も。若い人はみんなTwitterもnoteもやってないという厳しい現実を何度も突きつけられた一年だった。

まあでも結局Twitterやめられないんだけど。

好きなのでどうしようもない。

2020年もTwitter楽しみたい。

おわり。

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