見出し画像

コロ〇パンデミックは本当か?⑫

+++

本書はドイツでのコロナパンデミックの現状を伝えています。マスクが義務に、死者(?)が日本と比較にならない程多いと言われていますが、実は日本とあまり違いがありません。ほとんどの死者数はコロナで亡くなった方ではないのです…。

+++

■自殺と心の問題

2008年に金融危機が起こった後、自殺者の数が世界の多くの国々で増加しました。

米財団ウェルビーイング・トラストの分析によると、コロ〇・パンデミックの影響下で、失業率の増加、経済の縮小、そして孤立化によるストレスによって《絶望に陥って》死亡する人の数が極端に増加すると考えられ、75000人のアメリカ人がドラッグ中毒、あるいはアルコール中毒、そして自殺で死ぬと同財団は警告しています。

これはアメリカだけのことではありません。オーストリア政府は自殺者が50%増加すると見込んでおり、この数は《コロ〇による死者》の数の実の10倍になります。

ドイツでは失業者が50万人増えると見込まれています。失業は自殺と直結するリスクの要因です。専門家たちは自殺者の数が相当増えると予測しています。



+++

■心筋梗塞と脳卒中

コロ〇危機による心理的ストレスの結果は自殺に限られているわけではありません。それは心臓にとっても特別な負担になります。

例えば、今やCOVID-19の結果として増加しているのが50歳以上の人々の場合、喫煙や糖尿病、高血圧と同じ程度に心筋梗塞の危険性を高めています。

しかし、心筋梗塞の患者は消えてしましました。病院や個人クリニックへの緊急入院患者はこれまでに比べて遥かに少なく、前年度の約30%に過ぎないのです。

それは患者数そのものが減ったわけではなく、彼らが感染を恐れて自宅に留まってしまったからです。

これは世界的な現象であり非常に危険なことだと、ハーナゥ病院脳神経内科主任のスヴェン・トーンケ博士は言います。彼自身の脳卒中の患者も今年は去年より20%減ったのです。

脳卒中は眩暈や言語障害、視力の障害、左右どちらかの手足の痺れといった比較的軽い症状を繰り返します。

トーンケ博士は「軽い症状で訪ねてきた患者の数は去年より50%も少なかった」と言います。これは極めて危険なことです。なぜなら、軽い症状の後には重い症状が現れ、死に至ることになるからです。

博士はこう言いました。卒中の原因としては例えば頸動脈の狭窄が考えられるが、これは即刻手術しなければならないものだ。あるいは不整脈も原因となり、これも薬による治療が必要なものだ。

これと同じことが心筋梗塞患者にも当てはまります。しかし、ここでも救急患者がはっきりと減っています。心筋梗塞も症状が軽いため患者たちは病院に行かない。これはいずれ致命的な脳卒中につながってしまうことでしょう。


+++

■その他の病気

AOK(ドイツ健康保険会社)の科学研究所によると、以下の疾患の診断数が4月より減少しました。呼吸器官の疾患の数が51%、消化管疾患が47%、怪我と中毒症が29%減少…。

腫瘍の患者の治療は懐疑的でした。腫瘍の治療におけるモニタリングはとても必要なレベルを用意できませんでした。

必要な検査は先延ばしにされるか、キャンセルされました、癌患者の多くは次回の検査が何カ月も先延ばしされることを知らされたのです。



+++

■キャンセルされた手術

コロ〇の《ピーク》の期間にあたる12週間に、世界中でおよそ3千万の手術が先延ばしされたか、キャンセルされました。

ドイツでは全ての必要な手術の50%~90%が延期、もしくはキャンセルされました。つまり、200万人が必要であったにも関わらず、手術を受けられなかったということです。これがどのような結果をもたらすかは言うまでもありません。



+++

■高齢者への負担

ドイツでは毎日1000人を超える80歳以上の高齢者が亡くなります。元気な人たちはスポーツや運動、社交、バカンス、イベント、ショッピング・ツアーの他のいろいろなことを通じて健康維持に心がけるのが普通です。

この人たちがCOVID-19で死なないようにドラスティックな手段がとられたことで、寿命に直結する生活のクオリティーが奪われてしまいました。



+++

■クオリティー・オブ・ライフ

高齢者にとってはすでに多くの友人たちが他界しており、身体的にも不自由な場合、生きる時間も大切ですが、生きることの質も大切です。

例えば、規則的にサウナに通ったり、フィットネス・スタジオで運動することかもしれません。あるいは毎朝シルバーカーを押して角のカフェに行くことが1日のハイライトであり生きがいであるかもしれない。人々に交じって話をしたり、欲しいものを飲んだり、体を柔らかくするための運動を少しすることもそうです。

それが突然、カフェやその他の全てが閉鎖されてしまったらどうなるでしょう?  もし旧友にも会えなくなる、イベントもなくなる、訪問する人もいなくなったらどうなるでしょうか?



+++

■寂しさと孤独

高齢の男女を孤独から守る唯一のものは良質の社会的ネットワークです。ドイツのシニア人口の5~24%が寂しさと孤独を感じています。

ロックダウンの後、数か月にわたって他人とのコンタクトがほとんど停止したことが精神的に悪い影響を与えたに違いありません。1人で外出できない人のために、介護サービスによって《シニアの会》が設けられ、高齢者は週に1度送り迎えされて元気になって帰宅することができます。

多くは必要ないのです。週に1度、人と交わることがそれほど大切なことなのです。それが無くなってしまったとき、破壊が訪れます。



+++

■終末期医療

全ての高齢者には生きたいだけ長く生きる権利があるし、私たちはそのために全力を尽くすべきです。それと等しく、全ての高齢者には死ぬ権利とどのように死ぬかを自ら決定する権利も保証されるべきなのです。

このような人々の大多数には生命の終わりに対する恐れはなく、死を迎える時が来れば人というものはいよいよ泰然としているものです。

私たちが護らなければならない《お年寄り》を多くの人が思い浮かべるのは、自由な時間が豪華客船で楽しんでいる《健康な年金生活者》の姿です。

しかし現実には《お年寄り》の大多数はいくつもの病気を抱えて人生の終わりを迎えつつある人たちです。傷を背負って、もう長い間ベッドから離れられない人たち。身体中に癌が転移している人たち、鎮痛医療が効かなくなって苦しんでいる人たち、何もできなくなり意欲もなくしてしまった人たち、運命が肉体の苦痛から解放してくれることを待つようになった人たちです。

多くの人々にとって、誰かがそばにいて、手を取ってくれて、最後の旅を前にお別れを言い、望み通りの臨終を迎えることさえできるなら、その人がコロ〇ウイルスを持ってきたとしても、それはどうでもいいことなのです。

その望みを政治家たちは数えきれない人々から奪ったのです。当人と家族・友人の両方から。

長い期間、最愛の人や親友がまだ生きているかどうかを確かめるために許されたのは電話だけでした。そして、ある日その人が亡くなったことをしらされるのです。

(続く)



+++

日本の医師たちの対談を取り上げた記事も参考にどうぞ(*^-^*)



+++

PCR検査に関して詳しく知りたい方はこの本がお勧めです(*^-^*)


+++

気軽に笑って学べるマンガはこちら。かなりおすすめです(*^-^*)




応援ありがとうございます(*^-^*) この応援資金で今後の活動資金に当てさせていただいて、より充実した記事の作成を頑張らせていただきたいと思います。