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五六七の仕組/「核」である国体が無くなれば外国と同じになる?

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■「核」である国体が無くなれば外国と同じになる?


天皇の宮中祭祀では一般に明かされていない様々な祭祀や儀式が行われる。大嘗祭の時に神様と寝所を共にするという儀式も天皇になる御方がたった一人で神様と食事をして、寝床を一緒にするのだ。

そうやって神と一体化するという神秘の儀式が行われ、「三種の神器」を受け継ぐことによって初めて即位される。これが日本の「核」であり国体である。もしこの「核」が無くなったら外国と同じになってしまう。

霊的な部分までも含めた天皇の存在そのものに関することというのは、神様の専権事項に属する。人間の力では及ばない部分である。

今の天皇家は様々な問題を抱えている。世継ぎ問題も解決していない以上、安定的な皇位継承もどうやって確保してのかも問題だ。裏の情報からすると、これからは今の皇室も変わっていかざるを得ないという。もしかしたら今までの皇室のシステムも終わるかもしれない。

仮にそれが終わるとして、日月神示にある「てんし様」は不滅だ。私たちがどうこう言おうがそうなる、だから最終的には心配はない。

日月神示に出てくる「てんし様」は半霊半物質の存在であり、肉体を持つ人間を超越した本当の意味での現人神だ。

「てんし様は生き通しになるぞ、御玉体(おからだ)のままに神界に入られ、またこの世に出られるようになるぞ、死のないてんし様になるのぞ」(『下つ巻』第35帖)

このような「てんし様」が出るにせよ、常識的に現皇族の中から出ない限り、国民は受け入れないだろう。天皇になるには皇位継承権を持つ男系男子が、大嘗祭や即位の礼といった儀式を行うことによって、初めて公式に「天皇」として認められる。「血統」でその正統性が担保される。今の世の中ではそれしか方法がないので当然なことではある。


だが「血統」に依らず「霊統」で担保されるのであればどうだろう。血によって繋がりはなくても、霊的に誰が見ても「あのお方こそ正統な天皇だ」とわかるのであればわざわざ皇族から選ぶ必要もない。

それはチベットのダライ・ラマ方式のようなものだ。国民がそれで納得し、世界の王族たちも認めるのであればそれでも問題ない。

しかしそんなことはあくまでも夢物語のような架空に話だ。現実には起こり得ないことなのだから、「血統」で正当性を担保するしかない。そうなると天皇の皇位継承問題はこの先も続くことになる。

アメリカ合衆国現在のバイデン氏が最後の大統領になると言う人もいるし、現ローマ教皇も最後だとも言われる。天皇家もそういう段階に来ているのかもしれない。

神示にこういう言葉がある。

「天津日嗣(ひつぎ)の御位は、幾千代にかけて変わらんぞ」
(『梅の巻』)

「天津日嗣」というには言うまでもなく天皇のことだ。その御位(皇位)は幾千代かけて変わらない。千代に八千代に永遠に続くということである。


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