カンボジア・プノンペン RPG編 ラインナップ

キリのいいところをさがしたら速攻でエタりそうになったので、キリというものをかんがえないことにした。

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なんやかんやでガンレンジ(という名前ののっぱらに小屋がたったもの)についた我々。現地にはなんの役目からしらないが迷彩服を着崩したおっさんが7人くらいいた。こういう場面になると「こわい」という人もたまにいるけど、東南アジアはなぜか意味なく人がたくさんいるものなので、自分としては感想はない。ということで、銃を選ぶ。全部ずらっとならんでいて、大体こういうときは指差してハウマッチ?This pleaseでOKである(諸説ある)。

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所狭し、というほどではないが、ライフルがゴロゴロとねかされているので好きなものを手にとってどれにするか選ぶ。ここのガンレンジは先入観通りゆるい感じので、弾がはいってなければどこにむけてもOK、トリガーに指をかけてもOKという感じだった(そういうおふざけをやると即怒られるまともな神経のガンレンジもある、色々ある)RPGの弾頭がさつまいもみたいに机にころがっていたり、弾頭が適当にぶっさしてあるのをみてほほえましくなる、フリーダムだ。

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ここにきて、特にオタク的にもりあがったのはM203グレネードランチャーがついたM16である、これはめちゃめちゃ有名だが、実物を初めてみた。色々もったりかまえたりして大満足である。ただ、色々触ってみるとガタが多いので、他のM16のほうが実射にはよさそうだった。こういうのはベトナム戦争とかああいう時期のやつが他国に援助として渡されたりするものが多い時いた事がある、これらもそうなのかなあ。

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ところで、色々あるようでそんなに種類はない、しかもならんでいるのは全部長物である、ピストルが一個もない。「ピストルないの?」「あるぞ、グロックだ」といって出されたのがこれ。

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グロックってピストルの名詞ではないよなあ、なんなんだこのノリンコ(兵器メーカー名)は…?(後でしらべたら92式(QSZ-92)だった)「これはグロックじゃないよ」というけど、相手はグロックだという。うーん、なるほど?っておもいつつ相手をみたら、「お前グロックのTシャツきてるじゃねーかw」となった。グロックのTシャツきててノリンコをグロックっていうの無茶がすぎないか?ということでピストルは遠慮しておいた。

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というか、カンボジアはフルオートが許可(?)されている国である、機関銃や50口径機関砲もある、そっちのほう金を使いたいよね。

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全体的に銃器は古いし、もった感じガタを感じるが、整備はしているようである。ただ、雑ではあるんだろうな、洗油の拭き取りがおざなりで10発も撃つと煙がたちのぼるのが「東南アジアっぽさ」を感じる。

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銃選びも重要だが、戦争にいくわけではなく、戦争がなかったから余ったゴミを有料で処分する行為、つまりは平和なアクティビティである。写真をバンバンとらないともったいない、インスタ映えだ!RPGが一番の目玉であるので、みんな背負って写真とろうぜということで背負ったりする。私以外はみんなおずおず感があったので、率先してどんどんかまえてどんどんベタベタ触る。大体こういうのは怒られるまではやっていいのだ、というか怒られるところまでやらないともったいないと言える。アモベルトを首からさげてマシンガンを両手に持つ、という典型的な写真までとって皆満足、さあ後は実射だ。

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俺は的となる「小屋」を用意してもらう、くさぶきの小屋にガソリンが適当にはいったドラム缶が三本、そしてガスボンベが2本である、それがはいった火薬庫みたいな小屋を、さきほど所在なさげにしていたおっさんがえっちらおっちら運ぶ、なるほど力仕事要員か。

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ということで準備ができたのでRPGを撃つ。さすがに装填はやらせてもらえなかった(まあ、説得すればできるかも)し、介助つき。弾頭をランチャーにセットし、構えて、撃鉄をおこすところまでしてもらう。そして「スリーツーワンで引き金をひけ」と言われる。

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ということで、実射。「スリーツーワン!」…カチン!というハンマーの音がひびく。響くということは発射されなかった、ミスファイアである、これは普通のことだとおもっているので、特に自分はおどろかない、ミスファイアした後は10秒まつ、みたいなのが教本にあるのだが、わりと1〜2秒くらいでもっていかれたのにはちょっとおどろいたが。そのままもう一度撃鉄を挙げて「スリーツーワン!」カチン。この弾頭は外れだね、ってことで二回失敗してさっさと弾頭を交換。

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まあこういうのに供される弾頭は在庫品というか、賞味期限切れのものだろうからしかたない。発射部分が天日干しされていたしね、まあそんなもんだ。弾頭を交換し、もう一度「スリーツーワン」カチン、もう一度「スリーツーワン」カチン。ここらへんでさすがに雲行きが怪しい、本当にこれ弾がでるのか?という感じ。

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おっさんは一回全部をひきあげて、信管らしきところをヤスりはじめた、それをぼんやり眺める。「大丈夫なのか?」と同行者にきかれるが「大丈夫、ミスファイアは普通のことなので」と安心させておいた。

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そんな感じでたっぷり20回くらい引き金を引いたと思う、これはこれで嬉しいけどさすがにそろそろ出てほしい。何セットもやってなかば諦めかけてでこれもでないんだろ、とおもったら二回目にボン!ととんだ。かなり気をぬいてしまっていたので残念ながら外れた。あーくやしい!!飛んでいった弾頭は向こうにみえる山へとんでいって音だけが聞こえてきた。

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さて、RPGを撃つ、ということは体感できた(あっさりかくけど本人的にはかなり満足である、あたらなかった事以外は)が、的の小屋が爆発しないともったいないわけで、さっさと別の銃器をつかう。「この50口径の対空砲をつかわせてくれ」DShK38とよばれるやつで、対人用ではない破壊力があるやつである。アメリカとかだとブローニングM2とかがこれに相当するかな?

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残念ながら弾がすごい高いので、10発のベルトで購入して撃った。たのしい!めっちゃたのしい!しかしこいつは本来大量に弾をばらまく兵器(飛行機を落とすものなので、狙って撃つというより弾幕をつくる銃なので)なので、まあーガスタンクにあたらない、照準がねらうような照準じゃないし音もめちゃめちゃ派手である。あっさり10発うって終わり。

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おいおい、俺はドラム缶を爆発させにきたんだぞ、こんなんでかえれるかと今度は軽機関銃で100発のものをえらび、ガンガンフルオートで発射することにした。さすがにこれだけあれば外さんよってことで、ガスボンベが火を吹いたのであった。たのしい!めっちゃたのしい!

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とりあえず小屋を爆破することには成功したので、他の銃も撃つ。おっさんがはらっぱをあるいてスイカをおいてくる…。が、おいおい遠すぎねえか?みえねえぞ?ここのガンレンジの人は結構ハードだな。一応いっておくと、的はあればあるだけよい。デカいまとを皆買ったほうが良い、弾より的がなくなるほうが速いからだ、まめちしきだね。

ということでAKやM16でスイカをバンバン撃っていく。AKやM16(そう、ARではなくM16)にはもう慣れているので、バンバン撃ってバンバンスイカにあてる。グアムのときにつかっていたARとちがってガッタガタなので当たりづらいが、ミスファイアやジャムはなく気持ちよく撃っていくとそのうちにはあたる。

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スイカが品切れ(粉々)になればカンボジアの特権であるフルオートも楽しむ。撃ったことがない人に説明すると、フルオートってのはマジで当たらない、FPSみたいなある程度のグルーピングのブレとかトリがを戻せば同じ場所にもどるが、現実はそうではない。フルオートは弾幕をはるものであって、遠くの的にあたるようなものではない。弾幕で面をつくり、威嚇しつつうまく行けばどっかしらにあてるのがフルオートである。実質一瞬で弾倉(や、ベルト)がカラになるのでこんなもんつかうべきなんか?と思う。

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まあとにかくRPGや機関銃をバンバン撃つことは楽しい、反動がとか、火薬の匂いがとか、音が重さがとか色々表現しようと思えばできるが、金をどんどんつかって無駄にものを破壊する行為に説明はむずかしく、それでいて楽しいのでぜひ皆さん銃をうちにいってみてほしい。ちなみに女性でもかんたんですよ、私の妻は(夫につきあわされて、もう三度目)少々へんてこなフォームでも一番うまいんじゃないかってくらいにM16でバンバンスイカをぶちぬいてましたからね。

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つづく




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