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亡くなった友達にそっくりな人がコミュニティに入ってきた。

私は酒小町という、お酒やお酒の場が好きな人が、お酒を楽しんだり、酒蔵さんとのお仕事をしたりする日本酒メディア&コミュニティをやっている。

新年が明け、ありがたいことに新しい人が何人も入ってきてくれた。新しい人が増えれば増えるほど、予想外のことも起きる。

このnoteでも書いたけど、私は友達が3人死んでいる。

1人目はバイク事故、2人目は膵臓がん、3人目は酔っ払っての交通事故。その3人目の大学の先輩にそっくりな人がコミュニティに入ってきてくれたのだ。

福祉の事業や鯛焼き屋さんなど複数会社を経営していて、酒小町のことはGoogleで日本酒コミュニティを検索して一番上に出てきたからとりあえず入ってくれたという。

酒小町では、はじめましての顔合わせも兼ねて、毎月月初にこんにちは飲みというオンライン飲みをしている。2月も開催したのだが、なぜかそのこんにちは飲みは朝4時まで続いてしまった。

もちろん退出する人もたくさんいた、だって次の日も平日だ。でもお酒を片手に9時から4時まで、7時間しゃべりつくしたのだ。

最後まで残った猛者は5人。私は金宮焼酎で自作したレモンサワーで酔っぱらいながら「もう飲みにいきましょ!来週の予定は?!」とまくし立てていたそうだ。

そして、本当に飲みに行った。恵比寿のかわいい和食居酒屋で、はじめましてをして心底驚いた。亡くなった先輩にそっくりなのだ。オンライン飲みでも似てるな、似てるなと思っていて、それをそのまま伝えていたけど、本当に似ている。聞いたら亡くなった先輩と年齢も一緒だった。

そして、初対面であるはずの私達のことを1人ずつ全員褒めてくれたのだ。1つの飲み会でこんなに褒めてくれることある?ってくらい、いいところをたくさんあげてくれて一緒に飲みにいったコミュマネの子が「私殺されるんですか」ってびびっていた。それくらい、まっすぐに、ためらいもなく、たくさん褒めてくれた。

亡くなった先輩とは全然違う人なのに、くしゃっと笑った笑顔も、お酒が大好きだと言うところも、店員さんでも誰とでもすぐに仲良くなるところも、人との距離の詰め方が上手なところもそっくりだった。同じ人種ってやつだ。

私が何度か間違えて亡くなった先輩の名前でその人を呼んでしまっても「まだ死んでないわ」って笑って返してくれて、その度に泣きそうになってしまった。

はじめて会ったその日も楽しすぎて結局朝3時くらいまで一緒に飲んでしまった。ふらふらになりながら起きたけど、昨日の出来事が楽しすぎて1日中にこにこしていた。またみんなで一緒に飲みたくて、お礼のメールと一緒に次に会う日程を連絡した。全員で撮った集合写真を、亡くなった先輩と一緒によく飲んでた先輩にも送った。😭でいっぱいのLINEをしたら、先輩も😂😂😂がいっぱいついた返信をくれた。「笑い方がほぼ同じ、これは泣く、今度こそ気をつけてって伝えといて。」私の出来事なのに自分のことのように喜んでくれて嬉しかった。

亡くなった友達にそっくりな人が、私のコミュニティに入ってくれた。その人がとってもとってもいい人だった。笑顔でたくさん褒めてくれた。朝までみんなでお酒を飲んだ。

たったそれだけのことかも知れないけど、自分の中でキラキラ輝いた思い出になってしまって全然消えない。なんなら今すぐ一緒に飲みたいし、私の大学の友人全員と乾杯してもらいたい。

今、コミュニティにいる人達は、コミュニティをしていなかったら会えなかった人達だ。でも私はいまそのコミュニティの人を中心に世界が回っている。本当に嬉しいし、ありがたいことだ。この輪がもっともっと大きくなるといいな。

今日もコミュニティのイベントだ。酒蔵のマーケの担当者さんと、コミュニティメンバーで今月新発売したお酒を一緒に飲む。はじめましての人もいる。またこんなキラキラした思い出が私にもみんなの中にも増えるといいな。

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酒小町という、お酒やお酒の場が好きな人が、お酒を楽しんだり、酒蔵さんとのお仕事をしたりする日本酒メディア&コミュニティをやっています。

毎月1日〜10日の期間にメンバー募集をしています。募集時にお知らせをするLINEアカウントがあるので、よかったら登録をお願いします。
初月は無料なので、ぜひ遊びにきてくれたら嬉しいです。



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