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UGCとMGC:情報化社会でのコンテンツ消費

これは、もう随分も前から起こっていることだ。わざわざ、字に起こすのが遅すぎるくらいの。

近年のコンテンツの消費の方法は、実に多様化している。その中で、UGC(ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ)の重要性がますます増している。

そしてその対比として、MGC(メーカー・ジェネレイテッド・コンテンツ)というものがある。MGCは自分で勝手に名前つけたけど。

企業側だったり、作家さんだったり、脚本家の人が生み出すコンテンツや情報だけではなく、情報を消費する側、ユーザー(U)が生み出す情報を、また別の消費者が消費する。

これは特に、アニメや、ラノベ、漫画などに多い気がする。もしくは二次創作というやつだ。例えば、「僕のヒーローアカデミア」を例にとって考えてみよう。(というか、youtubeは、youtubeの利用者が、youtuberとなってコンテンツを作っているから、典型的なUGCだし、このnoteというシステムも全く同じだろう。)

「僕のヒーローアカデミア」は、堀越耕平先生が、創り上げた作品であるが、堀越耕平先生以外が作る作品(小説、漫画、絵など)もpixivなどに存在している。つまりこれらは、UGC(ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ)ということだ。

私も、このnoteでヒロアカに関する記事を書いているので、それも一種のUGCと言えよう。

また他にも、「Re:ゼロから始める異世界生活」のような特殊な例もある。これはおそらく最近のラノベもしくは漫画にも言えることで、元々名の無かったような人がネットで書いた作品が、後々に書籍化したり、アニメ化や漫画化するという例がある。

「リゼロ」も、元々はネットに投稿されていた記事で、後々に書籍化したという例だ。もしかしたらこれもUGCかもしれない。また同じく「リゼロ」に関して、youtubeには「リゼロ」の考察記事がある。これは紛れもなく、UGCである。その人が作家であるとか、脚本家であるとかではないないだろう。

消費者が、まさに消費者という立場で、コンテンツを作っているのだ。疑似的な作家体験のようなものだろうか。

最近は、「なろう系」の作品、(異世界転生とか)の作品が増えているという状況が続いているのは、そのように消費者側にあった人達が、どんどん作品を作っている今の時代を表しているようにも見える。まぁ、作品を作ること自体、一種の「異世界転生」だしね。

作る側と、消費者側が一体となって、コンテンツを巡って「遊ぶ」。これは岡本健が云うような、コンテンツツーリズムの在り方にも見ている。

一方的に作る時代も

一方的に消費する時代も

多分もう終わっている。

もう既に、ある程度の境界線は存在しつつも、より深いレベルで、メーカーとユーザーが関わっていくのだろうね。




今日も大学生は惟っている。



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