五月の庭

色の奔流はすなわち感情の奔流だった。

色の波に飲まれていく中で、僕はその人の感情と僕の感情とが交じり合い、混じりあうのを感じた。

平面と立体の区別がつかなくなる。僕は色の一つになる。

大きな樹の下で誰かが待っていた。君が待っているように見えた。君は今は遠くにいるはずなのに、確かに君を感じた。

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きりぼしだいこん