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1時間以上のミーティングにアイスブレイクを。

アイスブレイクの効果は偉大です。

特に注目しているのは、営業トークとしてのアイスブレイクではなく、チームビルディングの道具としてのアイスブレイク。

効果の割にコストもかからないので、何らかのコミュニケーションが発生するプロジェクト・チームであれば、積極的に導入を検討してしかるべきです。

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アイスブレイクといえば営業ツール?

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ほとんどの営業マンは、毎日アイスブレイクをしていることと思います。

体系化された手法でなくとも、例えばこんな会話があれば、それは立派ななアイスブレイクの合図です。

「コロナの影響凄かったですねー。弊社では初めてリモートワークする上司が慌ててましたよ。はっはっは。御社でのコロナの影響はいかがなものです?」

営業マンがアイスブレイクに望んでいる効果は、ずばり商談の成功率が上がることです。

少しブレイクダウンすると、短期的に信頼感を構築し、いい雰囲気で本題に入ることができ、アイスブレイクを境に全員が集中して話をするスイッチが入る。そういう効果です。

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それってチームビルディングにめっちゃよくない?

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「短期的に信頼感を構築し、いい雰囲気で本題に入ることができ、アイスブレイクを境に全員が集中して話をするスイッチが入る」。なるほど。

これって、同じ効果をチーム内に持ってくれば、チームの空気を活性化したり、ミーティングを生産的にすることが出来そうじゃないですか?

そう、できるんです。

アイスブレイクって、チームビルディングの成功やミーティングの生産性向上に役立つんですよ。

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リモートワークとアイスブレイク

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コロナ禍によって、社内外問わず、オフラインで会う機会が激減しました。初めてリモートワークが導入された会社さんの話もよく耳にするところですよね。

リモートワークやビデオ通話での会議というのは、フィジカルな材料が使えない分、これまでのアイスブレイク手法が使えなくなった・やりにくくなった部分もあります。

ですが、やりようによってはリモートワークだからこそ活きるアイスブレイクも作れるんです。

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リモートで出来るアイスブレイク例

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最もベーシックでライトなものは、例えばこういうものですね。

- 部屋にある赤色のものを持ってきて、そのエピソードなど喋る(赤以外の色でもOK)
- 最近撮った写真を見せて、そのエピソードなど喋る
- 絵しりとりをする

新しい人が入ってきた時や新しいチームが組成された時は、こういう少し凝ったものをするのもいいでしょう。

- 自分について3つの付箋で説明する。中には嘘のエピソードを1つ混ぜて話す。
- 得意なことを1人3つ書いて、3人1グループで架空の会社を作ってみる
- 先月を振り返って、月の調子の良し悪しを折れ線グラフで書き、一番調子が良かったところ・悪かったところについて話す

すぐに終わる系だと、こういうものもあります。

- 今日のxxを点数で表すと? (調子、元気度、やる気など)
- 今日のxxを色で表すと?
- 先週あった一番良かったことは何ですか?

どれもリモートワークでも簡単に行うことが出来ます。特に写真やアイテムを材料に喋るのは、自分について話す恥ずかしさを軽減しつつ、しかし自分の一部について表現することに繋がるため、相互理解を促進してくれます。(逆に、直接的に自分のことや自分の考えをアイスブレイクで発露してもらおうとすると、自己開示の許容量が低い人へのストレスとなり、空気がブレイクされます。)

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弊社での運用

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1時間以上のMTGは必ずアイスブレイクから始める

上記のようなアイスブレイクを弊社では頻繁に行っています。といってもすべてのミーティングに関して行っているわけではなく、1時間以上のミーティングやワークショップの場合です。

アイスブレイクはなんだかんだ、平均して5〜10分くらいかかるので、20分や30分のミーティングでは本題のための時間を削りすぎてしまいます。かといって2時間以上のミーティングのみを対象にすると、アイスブレイクが登場する機会が少なくなりすぎてしまい、忘れ去られてしまうでしょう。

弊社でもいくつかの実験を経て、1時間以上を境界に設定するのが適度だと考え運用しています。

この境界設定には副次的な効果もありました。

アイスブレイクが必要かどうか考える境界があることで、主催者自身がミーティングの所要時間を意識したり、ミーティングを短く設計しようとするインセンティブとしても作用したんです。

弊社では1時間以上のミーティングは、かなり少なく収まっていると思います。その分かは分かりませんが、Discordで雑談したり、「xx時からちょっと話せますか?」と言って10分15分話す頻度は多いですね。

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アイスブレイクを全社に浸透させる

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アイスブレイク力の個人差

どんなに効果がある施策も、誰か1人が頑張っている状態ではちょっと頼りありません。浸透させ、施策ではなく文化として昇華するのが理想的です。

アイスブレイクに当てはめてみると、上手にアイスブレイクできるかとか、アイスブレイクの手法を知っているかという点には個人差があります。(義務教育に採用してくれ)

個人差があるままでは、浸透するのは難しいでしょう。

何故なら、実施する人が少なくなるからです。実施する人が少なくなるということは、実施される機会もそれを体験する人も少なくなるということです。

アイスブレイク手帳

弊社ではこの個人差を補うものとして「アイスブレイク手帳」というドキュメントを、誰でも見れる場所に置いています。(弊社ではNotionをドキュメンテーションに使用しています)

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中にはアイスブレイクの心得やアイスブレイク手法・アイデアが載っていて、これを見れば、誰でもそこそこ上手にアイスブレイクできるという内容です。

作るに当たって参考にした書籍はこの5つです。

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導入してみては?

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アイスブレイクって結構軽視されがちだと思うんですよ。

「仕事と直接関係ない話題でミーティングで使える時間が減るのはムダ」だとか、「効果があるのか分からない」といった理由で。

あるいは、気をほぐすような楽しげな雰囲気を作るのがちょっと気恥ずかしい・ハードルが高いということもあるかもしれません。滑って恥ずかしい思いをした経験がある人もいるかもしれません。個人差や社風の差もあるでしょう。

でもきっと、アイスブレイクはそのハードルを超える価値があります。

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おっと、ここからは宣伝。

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弊社でのミーティングは、かなり有機的に働いています。アイスブレイクによって全員のスイッチが入るため仕事に関するあれこれはちゃちゃっと決まっていきますし、1時間のミーティングがある度に相手への理解が少しずつ進んでいきます。

自分で言うのも何ですが、とてもミーティング上手な会社です。

もしこんな会社にご興味をいただけたなら、ぜひ僕までご連絡ください。(遅ればせながら、社長をやっております。)

吉永悠記のMessenger

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なお、現在は、事業リーダー・PMと、デザイナー兼クリエイティブディレクター、WEBエンジニアを募集しています。どうぞよろしくお願いします。

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