ドル円 見通し ’19 12/1 ジリジリと依然上昇中 天井気配はあるが、注意ポイントも あ、逆三尊…
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先週は週中も少々精彩を欠き、適切な判断に欠ける部分もあったと反省中。。
さて、現状は「一旦」の天井感がある。
ただ、長期の流れ自体はまだ上なので、短期天井からどのようになるかを検討したい。
日足
今回はいきなり日足からとなるが、重大な見落としがあった可能性があるのでまずここから述べて起きたい。
既に気付いている人は多数いるのかも知れないが、日足は6月から10月にかけて逆三尊を形成した。
その逆三尊のネックラインも既に上抜けてネックラインへの戻りも一旦終わってからの上昇となっている。
この逆三尊の上昇ポテンシャルは、ざっくり113円弱程度まである。
だからといって必ずしもそこまで上がるとは限らないが、分かっているといないでは全く違う。
さて、日足から見るチャートの状況だが、まず200日移動平均線を上抜いている事が環境変化の一つ。
ただ、これは今年の3月4月を見ても分かる通り、多少の上抜けは売りポイントになり得る。
ただ、上抜いた事で、今週は同ラインのある108.93付近が支持ラインになっている可能性が指摘できる。
もう一つの下落可能性として、この3ヶ月ほどの高値を抑えているウェッジラインの存在があげられる。
このラインに沿ってジリジリ高値を切り上げているわけだが、そろそろトレンドライン紫との兼ね合いから、一旦の反応が見られる可能性が高い状況に来ている。
ただし、トレンドライン紫は既に何回か一時的な抜けが起きている為、少し上に見える点線紫までは上抜け余地が考えられる。
翻って、上昇要素としては、11/14-11/21のダブルボトムが確定している事が挙げられる。
ダブルボトムのネックラインが109.073円。
先程の200日移動平均線の要素と合わせ、109.0円前後は下落して支持確認をしに行く可能性はある。そこで耐えれば上。
なお、ダブルボトムは妥当に行けば109.9円程度まで上昇が見込まれる。
そして先程の点線紫同様、ウェッジラインも上抜け余地として破線の存在を指摘できる。
この破線の方も109.9円までは余地がある。
上値余地はこの109.9円が可能性の高い範囲、と言える。
先週中に抜けたチャネル緑のチャネルラインが109.15~20程度。
総じて、109.0弱~109.2円は支持期待が高い。
が、崩れる場合はチャネルのトレンドラインや、0.5フィボ水準のある108.5円弱まで崩れる。
そこまで崩れても週足の短期線などの支えが期待できる(週足参照)
週足
週足は109.8円弱に薄い週足雲があり、抵抗懸念。
同様に、付近に週足200本移動平均線がある。これはこれまでの所、2018年末、2019年4月と基本的に抵抗要素となっている為、注意が必要。
多少の上抜け程度は可能性があるが、長期の売りポイントになる可能性もある。
また、月足BBMAが110.0円やや上にある。
109.8~110.0円は長期の売りポイントになる可能性。
ただし、これらをブレイクする場合月足雲下辺、フィボ0.786水準などがある110.6円まで上昇余地がある。
見定めは重要。個人的によほどの自信がある場合を除き、すぐに長期の売りを入れるのは間違い。
総評
日足の逆三尊のポテンシャルが113円程度まである、とは言ったが、それはすぐにたどり着くものでは到底無い。
まずは110円付近の抵抗をクリアし、その上で安定化するような動きが見られないと行けない。
現状ロングを入れて狙えるのは、妥当には109.9円程度まで。
それ以上は一旦トレンドラインなどで反応が見られるだろうことが想定できる。
週足200本移動平均線、月足BBMAなど様々な抵抗要素もある。
まずはその辺までのロング、そしてその辺からのショートを考えるべきだろう。
抜ける場合は一時的にでも110.6円までの伸長が予想されるので注意。特に売りを仕掛ける場合。
しっかり天井形成されたと判断できるか、ウェッジラインからの強い下落が起きてからでもいいだろう。
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