【目から鱗】 #みんマガ には観客数増のヒントがあった

FC今治の中島啓太さんが毎週更新している「みんなの声が集まるFC今治のマガジン」(#みんマガ)や栃木SCのえとみほさんが発行している「週刊栃木SC」をはじめとして、長野パルセイロでは河端海さんが「パルマガ」を始めてみたり、いろいろなクラブが新しい試みを行なっています。

今まで、クラブ公式として「メールマガジン」を発行するチームはたくさんありましたが、クラブスタッフ自ら情報を発信するという流れはこれまでなかった。その流れが出来つつあります。

そして、一番のポイントはファンとの『送受信』であること。

クラブスタッフが一方的に情報を発信するのであれば、今までクラブ公式がやってきた「メールマガジン」と何ら変わりない。しかし、彼らがやっているのは、クラブニュースを配信しつつ「ファンの声を吸い上げて掲載する作業」もしてるんですね。

クラブスタッフに自分の声が届いた。というのは『承認欲求(他人から認められたい)』というファンの心を満足させますし、ファンはもっと自ら情報を発信したくなるんです。何よりも「クラブ公式」ではなく「クラブスタッフ」としてマガジンを連載していることで、親近感が湧くといいますか、クラブの顔が見えてきたなぁという印象を受けます。

例えで言うと、ラジオがわかりやすいかもしれませんね。ラジオパーソナリティがゲストを呼んで、2人で会話を進行させますが、そこにリスナー(ラジオ聴取者)が登場します。

リスナーというのは、ラジオを聴いてるお客さんのことです。彼らが送ってきた質問メールをラジオパーソナリティが読み上げて、その質問に答えるわけですね。

実は、今でこそメールで送るのが当たり前になりましたが、昔のリスナーはハガキで送っていました。別名・ハガキ職人とも呼ばれます。

その人は、ハガキを送った後、どうしたか?

次回のラジオを聴いて、自分のハガキが読まれるかどうかを確認するわけですね。読まれたら「やったー!」となるわけです。嬉しくなり、承認欲求を満たします。

そして、そのリスナーの質問内容がラジオ放送内で読まれるわけですが、この瞬間、そのリスナーが『当事者』になります。ラジオ番組の一部となるので、『作り手』になったとも言えるでしょう。

中島さんらがやっているのは、まさにこれで、「みんなの声が集まるFC今治のマガジン」は、ファンのみんなの声が集まらないと成り立たないし、連載を楽しみにしている人だけでなく、「自分のつぶやきも掲載されたかな?」という思いで、見にくる人もいるでしょう。その循環で、マガジンの閲覧者が増えると思います。

これはマガジンの話ですが、スタジアムの観客数を増やす上でも同じことが言えるのではないか?

夢スタの「夢スタYUMEプレート」もそうですね。例えば3万円のプランを選び、好きな文字を刻印してもらい、そのネームプレートが夢スタに掲載されるわけです。これに参加した人、「一度は夢スタに行った」もしくは「いつか行こうと思っている」と考えていませんか?

つまり、支援してもらっただけでなく『行くきっかけ』も生まれたわけですね。新スタジアムを造る上でも、県や市に頼るだけでなく、『ファンが当事者になる余地』も絶対に必要ということです。「この新スタジアム、俺の金も使われたんだぜ」と自慢したくなり、建設後に一度は訪れるはずなので。

SNS時代の現代において、『お客さんが当事者になること、お客さんが作り手になること、お客さんの経営参加』が、観客数を増やす(特にリピーター)ポイントになると思っています。


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趣味はサッカー観戦。主に愛媛FCやFC今治の試合を観に行っています。時々、県外のチームも。
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