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3営業日でセミナー講師に~スタディストの新人研修「BootCamp」

本記事はスタディスト Advent Calendar23日目の投稿です。

はじめまして。株式会社スタディストのUです。ビジネスサイド(マーケティング部や営業部、カスタマーサクセス部など)に配属されるメンバーの新人研修や教育コンテンツ作りを担当しています。今回は、弊社の新人研修「BootCamp」についてご紹介したいと思います。

弊社スタディストには、毎月1名~4名の新しい仲間がジョインしてくれています。配属部署は、マーケティング部、営業部、カスタマーサクセス部、グローバル事業部、等さまざま。新メンバーの入社日が確定すると、配属先の上長とコミュニケーションをとり、本人の経験や期待される役割に合わせて必要なコンテンツを選び、BootCampのスケジュールを引きます。

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目指すは、即戦力化

BootCampは「新しいメンバーが一日も早く、各部門において戦力として活躍できる」ことを目指し、「効果」と「効率」を意識して運営しています。

インプットは弊社サービスTeachme Biz(※)を使って効率的に行い、そのインプットした知識を現場で活かせるよう、BootCampの中でアウトプットのタイミングを多く設けています。
(※Teachme Bizについては、こちら→ https://biz.teachme.jp/ )

インプットアウトプット

「反転学習」でもっと効率的に

皆さんは、「反転学習」(※)という教育方法をご存知でしょうか?弊社のBootCampでは、この反転学習を取り入れています。

(※反転学習とは、学習内容をインプットする方法とアウトプットする方法を従来と逆転させた教育手法で、知識の定着率が高いと言われています。)

反転学習

一例として、お客様の弊社サービスご活用事例を学ぶコンテンツについて、ご紹介しましょう。

ビジネスサイドのメンバーは、既存のお客様がどのようにTeachme Bizを活用してどのような経営効果を得ていらっしゃるか、「わかる」だけではなく、お客様にお伝えすることが「できる」ようになる必要があります。

そのため、まずは各自Teachme Bizの手順に沿って1人で「予習」をしてもらい、ワークシートを使って頭の中を整理した状態で集合研修に参加します。そして、講師のファシリテートのもと、お客様の活用事例を話し、自分がどのように感じたかをアウトプットしてもらいます。

導入事例SOP

教育側としては、ただ単に「コレ見ておいてね」と自習で終わりにしてしまうと、ちゃんと見て学んでくれたかどうかわかりませんが、アウトプットの時間を設けることで、理解度や、どれだけしっかり取り組んでいたかを測ることができます。そして参加者は、他の人のアウトプットを聞くことで、別の視点を学べるというメリットもあります。


「ツール」×「ヒト」で効果と効率の両方を追求

Teachme Bizは動画を入れることができますので、全ての講義をTeachme Bizに入れて、それをひたすら見て研修修了、とすることもできなくはありません。しかしながら、講義やロープレなど約6割のコンテンツに講師が直接入っています。

直接講師が教える講義でも動画を撮り、いつでもTeachme Bizで予習復習ができる状態にはなっているのですが、会社のビジョンやサービスの魅力など、講師の熱量を含め伝えるべきコンテンツについては、あえて集合研修形式で講義を行い、双方向のコミュニケーションをとる機会も設けています。

また、プレゼンや商談ロープレなど、クオリティの担保が必要となるものは、合格基準を設け、講師が目の前で確認をしてフィードバックを行い、クリアするためのトレーニングをまた自習で取り組んでもらいます。ツール(Teachme Biz)に頼れるところは徹底的にツールを使って学習してもらいつつ、ヒト(講師)が入るべきところはヒトが入り、効率的に効果を出せるようにしています。

3営業日でセミナー講師に

では、その効果は?と言いますと・・・
BootCampを受けるメンバーが共通して通る第一関門が「Teachme Biz無料体験会の講師になること」なのですが、ほとんどの社員が無料体験会を初めて見た日から3営業日~5営業日の学習期間で講師認定試験に合格しています。

体験会はTeachme Bizのデモから導入事例、投資対効果を試算するワークなど、盛りだくさんの2時間となっています。どんな優秀なメンバーでも、「このスピード感でクリアするの?ムリ!」というハードさですが、入社するメンバーのもともと持っている能力や努力もあり、ほとんどのメンバーが予定されているスケジュールで合格し、早ければ入社から2~3週間後に無料体験会に登壇します。

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合格までの道のりは、
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1.お手本動画と標準のトークスクリプトを見る
お手本動画は15ステップに分かれてマニュアルに入っているので、苦手なところだけ何度でも繰り返し見ることができます。(これが丸々2時間の動画だったりすると、確認したいところまで早送りして…と、大変ですよね。)

2.わからないところは、ヒト(育成担当)に直接質問
マニュアルを見てもわからない場合は、遠慮なく質問してよいことになっています。教える側としても、「このマニュアルのこのステップの部分なのですが…」と質問してもらえるので、「あぁ、ここがわからないのね、」とポイントを絞って教えることができます。

3.自学自習
マニュアルを見て話す内容をインプットできたら、声を出して練習します。

4.認定試験
ロープレ形式の模擬試験でチェックを受け、認定試験に臨み、合格したメンバーが晴れて本番に登壇することができます。(この試験のやり方についても「自分で気づく」、「自ら学ぶ」工夫をしているのですが、これについてはまた別の機会にご紹介したいと思います。)
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といった内容になっています。

内容とスケジュールを見て、最初は「ムリ!」と思っていたメンバーも、「入社直後の早い段階で成功体験を得られて、自信がもてた」
「BootCamp卒業直後でも、お客様先で一人でプレゼンができた」
といったポジティブなフィードバックをしてくれています。

無料体験会のクオリティについては、ぜひ皆さまがご参加いただき、チェックしていただければと思います。

まとめ(育成プロセスと手段の最適化)

一言で「教える」といっても、内容やゴールによってベストなプロセスと手段で行うことが大事だと考えています。

わかるとできる

例えば、無料体験会の講師スキルは、この表でいうと「ウ」のやり方をしています。一方で、業務上必要なツールのセットアップは「オ」のやり方で自己完結してもらうことが可能となっています。

私は、Teachme Bizに任せられる部分は徹底的にTeachme Bizを使っています。そのおかげで、ロープレやワークなど「ヒト」が入るべきところに時間が割けたり、新たなコンテンツを考える時間、BootCampを卒業したメンバーの活躍を見て喜ぶ余裕が生まれていると思います。

ただ、他にもやりたいことはまだまだあります。そのことについては、また来年どこかで・・・。

ここまで、長々お付き合いいただきありがとうございました。スタディストAdvent Calendarも残り2日となりました。明日はChellさん、よろしくお願いします!


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