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とあるArt&Design School入学式の祝辞

2019年の4月にお話させていただいた内容です。
なんか書かなきゃと思いつつ書けてないので過去コンテンツを持ち出す。という厚顔ですが、そこはえいやっ!な気持ちでいっぱいです。
(話し言葉で読みにくいかもです)
(一部加工修正済み)

新入生の皆さま、並びにご関係者の皆様、本日は入学おめでとうございます!

ただいまご紹介に預かりました、宇田川直哉と申します。
で、誰?ということになると思いますので、
簡単に自己紹介をさせてください。

私はみなさんと同じく、この学校を入学しております。そして4年間学び、卒業しまして、最初の会社はグローバルで30万人ぐらいいるところで数年働き、その後百数十名の会社、その後5人から30人ぐらいまで増えた会社で働いたあとに、2013年にデザイン&クリエイティブコンサルティングの会社を立ち上げて、いま6年目でヒーヒー言いながらやっております。

デザインコンサルティングってご存知の方、聞いたことある方いらっしゃいますか?あれ?ゼロですね。(笑)

少し補足しますね。
デザインコンサルティングは簡単に言いますと、暗中模索とか無理難題をアイデアで解決するお仕事です。クライアントであるお客さんのお困りごと、例えば、
「100年企業に風穴開けたいけどどうすればいいか?」
「10万人いる社員がもっと会社を好きになってもらうにどうすればよいか?」
「社員のやる気が無くなっちゃったんだけど…。」
そんな事言われても困るよ!(笑) みたいなことをデザインを利用して解決するお仕事をしております。

そんな私が皆さまに祝辞をお伝えさせて頂く機会をいただきましたので、この場に立たせていただいております。
さて、祝辞ってなにをお話しすればいいのか分かってないですけど
何を皆さんにお伝えできるかなぁと考えておりまして。
なにせ入学したのは20年以上前の事ですし、入学式のことを覚えてるかと言われれば若干おぼえているかなぁ。こんな会場だったなぁとか、その時から校長先生はお変わりがないので、すごいなぁとおもったりしましたけど。

祝辞ってちがいますね、そういう話じゃなくて。

一応、みなさんから見ると先輩なので先輩風を吹かして、クリエイティブに関して入学してから皆さんに役に立つことをお知らせできれば思います。
3つほど話を持ってきました。

ひとつめ「みなさんすごいですね。という話」と
ふたつめは「私が学校時代に成長を実感した話」
みっつめは「クリエイティブをするにあたって身につけたほうがラクなスキルのお話」です。

みなさんすごいですね。という話

ひとつめの皆さんすごいですね!ですが
みなさん学科は違えど、みなさん何かを生み出そう、なにかを残そうと。
いわゆるクリエイターになろうとしてこの学校の門を叩いていると思います。クリエーターっていう職業はですね、先ほどもお話ありましたように基本的に大変です。
なぜか?それは見たことも聞いたこともないものを創る、生み出すことが前提だからです。
このなんでも知ることが出来るインターネット時代にそれは大変なことだと思います。
そんな大変なことを選び、いまここに座っている。
そういう事ができるようになりたい。という判断をされていることがすでに勇気があるな、すごいなと根性あるなぁ。
まずそれをお伝えしたかったです。

学校時代に成長を実感した話

ふたつめは成長を感じた学校時代の思い出をひとつ。
実はですね、先程 先輩風を吹かせてということを言ったのですが、学生時代は全然だめな生徒でして。。。文脈は忘れてしまったんですけど、ある先生からは「デザインやめたほうが良い」と言われたほどです…。あ。ご安心ください。大昔の話ですので、今はそんな事を言う先生いませんので。(笑
で、2年生のときにやめたほうがいい。的なことを言われたのですが、3年生のときは逆に宇田川くんはスゴイね!みたいなことを言われたりして、もうどっちだかわからないですよね?(笑

ポイントはなにかといいますと。クリエイティブを目指すといろいろな人にいろんなコトを言われるんですよ。
でもね、関係ないです。やめろと言われた私もいまデザインの仕事してますし、今日できなかったことが明日にはできるようになるかもしれないので関係ないです。ただ、極端な意見を聞けることで成長を感じることができたりします。で気にしない。
そうやって成長していけばいいかなと思います。

クリエイティブをするにあたって身につけたほうがラクなスキルのお話

最後はクリエイティブを目指すにあたってぜひ身につけていただきたいスキルです。
これも簡単で「褒める」スキルを身につけてください。

みなさん褒めてますか?最後に誰かを褒めたのはいつですか?

褒めるっていうのは、いいところを見つけないとできないのです。
いいところ、良いポイントを見つけるのは技術です。訓練でだれにでもできるようになる。

さきほどからお伝えしているようにクリエーターはどうせつらいのです。
周囲の人も同じです。
褒めてあげてください。何もコストかからない、なにも減らないです。寿命も縮まない、お金も減らない、スマホの充電は減るかな?ツイッターで褒めたら。
褒めるって難しいんですよ。あまり小中高校で教えてくれない。

そして、ものごとのいいところを見つけることができるとなにがいいか?

例えばこのマイクでも「黒がかっこいいね」と。
この黒をかっこいいかどうかとおもうのは私が発見したことであって、発見の集合体があなたの個性になります。もし個性を手っ取り早く手に入れたいのであれば褒めるスキルを身につけるのがいい方法だと思ってます。

で、周りの人だけでなく自分もきちんと褒めてあげてください。
クリエイティブなことをやろうとしてる自分も辛いときはあるはずです。
上手に自分を褒めれるようになると、クリエイティブと長く楽しくつきあうことができると信じております。

以上の3つです。
ちょっと長くなりましたけどざっくり言うと、
この学校に入るといいことあるよ!あったよ。ということです(笑

簡単ではございますが、これを持ちまして、 祝辞とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます!

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