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プロ未満デザイナーがはじめて名刺デザインした話

今回ソワカとミロクの名刺がやっと到着しました!今回は、透明なプラスチック板に印刷する<特殊加工>で名刺を作りました。デザインした過程やどんな点にこだわったのか、また特殊加工で入稿する上で注意したいことをまとめました。

プロのデザイナーではないミロク。でも、いろいろな機会に恵まれデザインワークもさせていただくようになってきました。自分はまだプロではないと思っております。この”プロ論”についてはこちらのnoteにソワカとミロクの私見たっぷりに語りましたのでよろしければ合わせてお読みください。

名刺がなくて数ヶ月、いいかげん用意しないと

ミロクの名刺を作っておらず、いつも名刺頂戴しても「すみません、名刺がまだ無くて...」と恐縮しながら”名刺交換”ならぬ”名刺受領”を繰り返すこと数ヶ月。重い腰を上げて遂に名刺製作に着手。それを機に、ソワカの名刺も新しく作ることになりました。

同時進行でメニュー表や看板の製作をしていましたので同じようなデザインで作れたらと考えました。これらのデザインワークについてはnoteにまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。

箔押し好き...高くて納期が掛かる

旅する中でたまたま見つけたコスメブランドのGlossier。ここのブランド力、世界観がわたしたちは好きで、よくInstagramやPinterestをチェックしています。

Glossierのコスメでメタリックの印刷がされたパッケージがあり、こんな雰囲気で名刺が作れたら素敵だと思ってデザイン考え出したました。


ただ、どうしたものか。
メタリックをどの部分に反映させるのか、またウツワやわたしたちそれぞれの個性をどのように小さな紙片に落とし込むのか。イメージが湧かず。

さらに、箔押し印刷の見積を取らないとならず、予算感がわからない。以前お願いした印刷屋さんも箔押しできる機械がないので外注するので費用が100枚で約7,000〜8,000円になるとの返答。

高いし、見積依頼するのもちょっとしんどい。悶々とした日々が過ぎていきました。

デザイン1回目:両面印刷、用紙未定

用紙や加工については少し頭から外して考えるようになりました。そこに囚われてしまっては発想が生まれないと思ったからです。「とりあえず形にしてみてから考えよう」いっつも見切り発車で始まります。

まず作ったデザインがこちら。両面印刷。

表:名前(日英)・肩書・店名・店舗住所・電話番号・FAX・メールアドレス
裏:腸モチーフのデザイン・自分を表す単語

デザイン2回目:片面印刷、用紙プラスチック板[ヌード 86×54mm]・縦型

用紙についてあれこれ考え、調べ始めた時にオンライン入稿サービスのあのアドプリントのサイトで「ヌード」というプラスチック板に印刷する方法を見つけました。(リンク貼りたいのですがなぜか韓国語の404ページが出てきて貼れないです。アドプリント のヌード、特殊加工などで検索すると出てくるはずです。)

透明なプラスチック材質にUVオフセット印刷を施し、「ミレニアム」同様2種類のコーティング加工が可能です。透明なPET素材なので耐水性があり、ユニークなデザインが表現可能です。名刺はもちろん、店舗のショップカードや販促用キャラクターカードなどにも最適です。


この時にピンっときました。「背景が透明ならいろいろな表情になるし、変わった名刺になって面白いかも!」。ソワカに提案するとOKが出ました。ただ、片面印刷なのでデータを作り変えます。

腸モチーフを縦に配置したらバランスいいかもしれないと思い、縦型の名刺を作ってみました。それがこちら。

デザイン3回目:片面印刷、用紙プラスチック板[ヌード 86×54mm]・横型

ここでソワカから待ったが掛かりました。名刺は縦より横がいいとのこと。縦名刺は役職が高い方に多いとのこと。わたしたちは役職とかないですし、横が無難ではないかと。そこで横に収めるべくあれこれ試してこのデザインに落ち着きました。

透過する部分を意識して置く必要があります。またグラデーション部分は若干ですが黄色っぽい部分が白っぽく見えているような。仕上がりは色がはっきりは出ないのでその点ご注意ください。基本色指定無しで透過されます。

名刺作りのこだわり

Twitterにまとめましたが、名刺のこだりをまとめました。

①腸モチーフデザイン
こちらのnoteになぜ腸なのか?を書きましたので気になる方はこちらも!

②プラスチック板使用
箔押しを諦めてからいろいろ探していたところ発見。ただ、ページ確認したらなぜか韓国語のページで404に...なぜ?なので価格が確認できず。
・入稿から9営業日

プラスチック板はかわいい反面、指紋がつきます、擦ると傷がいきます、文字は若干読みづらいので白い紙などに乗せることをお勧めします。

③和名を使う工夫
・TEL=〝話〟
・FAX=〝写〟
・MAIL=〝便〟

電話の〝話〟FAXは記録紙転写の〝写〟メールは電子版のお便りなので〝便〟をそれぞれの頭に付けました。これなかなかいいのではないかなと思っております。一応ウツワは和洋折衷でに日本をベースにいろいろ取り混ぜたいと思っていますが、英語を安易に使いがちなので今回は和名もじりで作ってみました。

④それぞれを表す単語
・ソワカ→INTUITION 直感
・ミロク→EMBODYMENT 具現化

ソワカが直感を研ぎ澄ませてミロクがそれを具現化する。そんな関係なのでこの単語それぞれ使ってみました。六感を鍛える、ゆるり食革命家らしい単語がチョイスできたとほっと一安心です。

おわり

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