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どこまでも努力でき、成長できるところ。|東大弓術部


運動部員の生の声をお届けする「VOICE 東大運動部」。
今回は弓術部さんです!
お話を伺ったのは弐年の荒井さんです。

中高で 6 年間弓道部に所属していた荒井さんに、弓道の魅力そして、東大弓術部で改めて弓道をすることの魅力について語っていただきました。
部活選びを迷っている方、必見です。


どうして運動会弓術部を選んだのか


中高では 6 年間弓道を続けてきたので、せっかくなので何かしらの形で弓道を続けたいと思っていました。しかし、運動会に入って本腰を入れてやるか、それともサークルに入るかは迷っていました。

きっかけは弓術部の道場に伺ったことでした。行射中は凛として弓に集中しながらも、射位を離れれば和気藹々と和む。そんなメリハリのついた弓術部の雰囲気に惹かれて入部を決意しました。

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弓道の魅力とは


まず、誰にでもできることが大きな魅力だと思います。弓道は射位から 28m の距離にある的を狙い、その的中数を競う競技です。「射法八節」という型に沿って、弓を引きます。立ち止まり、定められた型に沿って弓を引くため、俊敏さといった運動神経の有無、性別に関係なく始めることができます。


僕が思う弓道の魅力は静かに己と向き合うことができることだと思います。弓道は先程言ったように、射法八節という型にそって弓をひくという競技で、一見同じことを延々と繰り返しているように見えるんですよね。

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で!!!も!!!一本一本の射に同じものは一つとしてないんです。筋肉の動かし方とか、弓から受ける反発力とか、力の働き、感覚は毎回毎回変わっていくんです。例えば、いい射ができた!と思ってもその次の射を同じように引いたつもりでもうまくいかず、下手な射になっていることもたくさんありますし、突然俺上手え!!って思うくらいの会心の射が出ることもあります。

だから、いつもの練習ではいい射を安定して出すために、この射の筋肉の動かし方はどうだったかとか、引いていて気持ち良かったか、力がすっと通っているかなど、内面の感覚を非常に重視して引いています。

そんなことを繰り返していく内にたまに、「自分弓道に全集中?しているわ〜」っていう瞬間が生まれるんです!それが生の時間としてとても充実していて、貴重な時間になっています。去年、勉強とか試験とかバイトに追われていて忙しかった時は、弓に向き合って、己の中に没頭する時間が貴重でした。


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弓術部の魅力


初心者に優しいことじゃないかなと思います。弓道は誰にでも開かれているスポーツです。初心者も例外ではありません。

しかし、初めてだと何をやればいいのか分からないですよね。弓術部では「正式練習」と言って、入部後初めの数ヶ月は上級生がつきっきりで指導をしてくれます。その間にじっくりと射の基礎を固めることができます。実際、中高で未経験の人も多数、試合に出て活躍しています!

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指導の様子


その上で、やっぱり経験者の存在も大きな魅力です。上級生や同期で上手い人がめちゃくちゃいて、その人たちの射を間近で見たり、指導を受けることは自分の大きな刺激になっています。


そして、専用の道場を駒場と本郷に持っていること!これはめちゃくちゃデカいです。こ んなに練習環境が充実しているっていうのは凄く恵まれていると思います。弓術部専用の道場であるため、外部の道場に行く手間、コストがなくて、好きな時に来て、好きなだけ弓を引くことができます。中には 1 日中引きまくる猛者もいます笑。

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道場の様子


自分がどこまでも努力でき、成⻑できる環境が弓術部にはあります。 あと、運動会というと、筋肉ムキムキの武闘派ばかりが集まっていると思われがちですが、体育会系のいかつい人が集まっている訳ではなくて本当に優しい人が多いです。また、色々な人間がいるんでそれも楽しいですね。

ただ、全員に共通しているのが、芯があるということです。みんな、何かしら「自分」を持っていて、とても頑張っています。弓道だけでなく、勉強やその他様々な活動を一生懸命にやっています。自分はだらしない人間ですが笑、そんな姿を見ると、弓術部にいるために頑張んなきゃなって思わせてくれます。そんな、尊敬できる先輩や仲間に出会えたことは私にとっての幸せだと思います。

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弓術部で楽しかった思い出を教えてください!


納会(年末のお楽しみ会)です!仮装して弓を引いたり、わちゃわちゃしてました笑。同期男子が急に集合写真で組体操のピラミッド組み始めたりして。大学生にもなってまさかピラミッドを作ることになると思いませんでした笑。なんか子供の頃に帰った気分で、めっちゃ笑って楽しかったです!

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納会の様子


最後にメッセージ


 部活である以上、楽なことばかりではありません。それでも、その苦労は無駄ではなく、それがあったからこそ得られる人の縁や経験が運動会弓術部にはあります。私も道半ばですが、弓術部でその道を一緒に歩んでみませんか?道場で待っています!!!自分の弓術部愛が再認識できてなんか楽しかったです。ありがとうございました。

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荒井さんの弓道や弓術部を愛する気持ち、部員の皆さんへの敬意などに触れ、部活をやることの素晴らしさが伝わって来ました。荒井さん、こちらこそ本当にありがとうございました!
これからの弓術部さんの益々のご活躍、応援しています。

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