自分の事を理解している人って実は少ないのかもしれない。

「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ」という本を読んだ。
Kindleのセールだったか何だかで買って積んでた本だ。


「面白くてやめられない」類の本ではないので、少しずつ読んだ。
結構はっとする記述もあった。色々な人の体験談が多めだった。ビジネススクールの講師をしている著者の実際の体験を踏まえて書かれているので、薄っぺらさは感じなくて良かった。

この本の体験談に出てくる人は、傍目から見て成功者…つまり順調に昇進している人や会社を立ち上げて軌道に乗っている人など様々だ。
しかし、みんな「このままでいいのか」と悩んでいる。

就職活動したり仕事をするうえで「この仕事は本当に自分に合っているのか」「このままでいいのか」「今の仕事は自分に合っていない」と壁にぶち当たる事は必ずある。考えた結果転職する事だってある。
どんなに順調なキャリアを歩んでいようと何だろうと、壁にぶち当たる瞬間は必ず訪れるだろう。
その時にきちんと自分と向き合う為の書だと感じた。まさに自己分析。

この本を読んで感じた事は、自分の事を理解している人って案外少ないんじゃないかということだ。
自分の事について「本質的にはどんな人間なのか」「どんな事を楽しいと思うのか」「どんな事が嫌いなのか」「どんな業務をやりたいのか」「何が幸せなのか」などをきちんと語れる人がどのくらいいるんだろうか。

そういう事はあまり考えずに、周りに流されながら生きてる人が大半なのかなぁと感じる事が結構ある。

私は決して一般的に成功者といわれる人生を歩んでいるわけではないが、少なくとも自分について「何がしたいか・したくないか」「何を幸せだと思うか」「今後どうなりたいか」を理解出来ている点だけは強いと思う。
これも壁にぶち当たって考えに考えまくった結果だろう。

誰の人生にも必ず挫折する時期があるが、その時期にきちんと自己分析して、悩む事が出来る人がより良い人生を歩めるのかなと思う。

何にせよ、学生も社会人も一読してみる価値がある本だなと感じた。

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