美術などの一見生活に不要と思われる事柄がそこにあること[2016・5~]

熊本の地震直後に高速で流れるTwitterのTLを眺めながら、5年前の東日本大震災の時のことを思い出しました。余震と原発の二次災害が心配で広島の友人宅に10日ほど滞在した後、久々に戻ってきた東京は、節電の影響で地下道の照明が外国のように薄暗かったのをいまでもよく覚えてます。

いまだ周辺地域での余震が続く中、まずは住環境や交通基盤の回復が急務で、美術などへの人々の関心が向かうのはもう少し先の話だと思います。でも、これから平穏な暮らしを徐々に取り戻してゆく過程で、美術などの一見生活に不要と思われる事柄がそこにあることは、人々の気持ちが前に向かうための小さな支えになってくれるでしょう。そしていまも実際にそのことを信じて、見えない場所で動いてくれている現場の人たちがいるようです。

>>saveMLAK:2016年4月熊本地震
熊本地震以降の博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・休開館状況をまとめた特設ページ
>>熊本市現代美術館の学芸員・坂本顕子氏による熊本地震発生直後の館内状況レポート

おまけとして、熊本・大分から配達可能で、美味しそうな食べ物・手みやげ品をピックアップしました。一応ウェブサイト上で営業を確認していますが、実際の配達状況については各自ご確認ください。東京だと銀座熊本館で熊本産品の大体のものは買えるようです。それ以外にも、GWにはお台場フジテレビのみちのくフェス(2016年5月3日〜5日)で熊本コーナーが開かれるそうです。すいか!

>>熊本城築城物語 ─天守閣セット─(清正製菓/熊本県熊本市)
地震に耐えた、熊本城天守閣のペーパークラフトが付いたおせんべい。
>>山うにとうふ(五木屋本舗/熊本県球磨郡)
沖縄の「豆腐よう」みたいな感じ? BRUTUSの手みやげ特集でグランプリ受賞。
>>ジャズ羊羹 (湯布院CREEKS./大分県由布市)
ピアノの鍵盤をあしらった羊羹。パッケージも含めて完璧。
>>銀座熊本館

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