第1章 味方化コミュニケーションとは | うつ歴10年の"味方化コミュニケーション"

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うつシャカです。

今回は、「第1章 味方化コミュニケーションとは」をお届けいたします。
よろしくお願いいたします。

■ 第1章:味方化コミュニケーションとは
 ・味方化コミュニケーションとは
 ・味方化コミュニケーションのメリット
 ・味方化コミュニケーションのデメリット

味方化コミュニケーションとは

味方化コミュニケーションとは、ずばり、相手を自分の味方にするためのコミュニケーションノウハウです。

現状、みなさんは、同じ組織にいる人にどうやって協力を得ていますでしょうか?

友人、知人、同僚、チームメイト、上司、部下。

と、さまざまな形で人間関係は存在しています。

各種人間関係の中で、みなさんは周囲の人からどのように協力を得ていますか?
普段、当たり前のようにコミュニケーションをとって、自然とできていることだから改まって考えたことはないかもしれませんが、少し考えてみてください。

いかがでしょう。
どうやって相手を動かし、協力を得ているでしょうか。

ざっと考えられるのはこのあたりでしょうか。

言葉で伝える
立場や役割を明確にする
約束(契約)を交わす
お金を与える
共通の敵を作る

しかし、どれもその条件に限定された関係でしかありません。
それぞれの弱点を挙げます。

言葉で伝える:いわれなければ協力しない
立場や役割を明確にする:役割(仕事)でなければ協力しない
約束(契約)を交わす:契約の範囲内でしか協力しない
お金を与える:お金をもらわないと協力しない
共通の敵を作る:第三者の悪者がいないと協力しない

特に、仕事に励むサラリーマンの方々は心当たりがあるのではないでしょうか。なるべく責任範囲を狭めたり、報酬を挙げたり、契約はできる範囲に留めたり。本質的な仕事でなく、周辺業務にほとほと気疲れした経験があるのでは。

そのときの心境は、相手との心理戦やら言論戦やら、戦っている気持ちでお互い消耗していることでしょう。(そんなこと気に留めず論破論破とやってくる人もいますが…)

とはいえ、仕事を進める上で、抑えておくべき重要なポイントでやむを得ない点でもあります。しかし、スムーズに気持ちよく進めたり、より条件よく決められたらよりよいはずです。

そこでおすすめしたいことが、相手を自分の味方にすることです。

それは、協力関係のための土台作りと言いえます。

相手を自分の味方にすることによって、相手に「積極的に協力しよう」「好きだから手伝ってあげよう」と思ってもらうことができます。信頼を得やすくなります。

先ほど挙げた方法だけでも、相手を動かし、協力が得られることができるのはたしかです。しかし、そのとき、相手は快く思っているでしょうか。ただいわれたから作業したり、お金をもらうための仕事だから嫌々ながらも作業したりしているかもしれません。

きっと、「それでも協力させられるのだからいいじゃないか」と考える人もいらっしゃることと思います。しかし、気持ちの伴わない行動をさせると、あとで痛い目に遭うことがあります。

作業自体に手を抜かれたり、逆に依頼を受けるとき乱暴な表現をされたり、陰口を叩かれたり、そして、利害関係で対立したり。

多くの人は、このような可能性を考慮しないで、目の前に差し迫った作業に追い詰められ、目の前の人を追い詰め、テンテコマイしています。一見、それでうまく回っているようにも見えるのですが、結局だれかの心を蝕んでいるという状況があるように思えて仕方ないです。そのしわ寄せが、うつ病を引き起こしているようにみえます。

そんな状況に対し、ある意味、仕方ないと諦めている人もいるかもしれませんが、対処できるならしたいものですよね。

味方化コミュニケーションはそんな状況を改善します。そして、自分にとって有益な言動や行動を相手が自然ととってくれるように関係性を整えることができます。

冒頭で、味方化コミュニケーションは相手を自分の味方にすると述べました。

実は、相手が自分の味方になるためには、自分が相手の味方になることが有効です。つまり、味方化コミュニケーションとは、自分が相手の味方であると伝えてあげることを意識したコミュニケーションと言い換えることができます。
結果として、相手が自分の味方になり、自分に害を与える人が減り、心地よい世界になっていくというわけです。

それでは、さらに具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのかを著してこうと思います。

味方化コミュニケーションのメリット

味方化コミュニケーションを実践していくと、その過程にも結果にも、得られるものがたくさんあります。その代表例を挙げていきます。

◯ 誘われることが増える
遊びもビジネスも、声をかけられる機会が増えます。相手から声をかけやすいと思われている証拠です。そうなればあとは自分次第。期待に答えられれば、さらに次の機会につながります。

◯ 雑談におけるストレスが減る
雑談が苦手という人をよく見かけます。味方化コミュニケーションを体得すれば、ストレスは軽減され、むしろ雑談が楽しくなります。相手も心を開きやすいので、普段、当たり障りないつまらない話題だったものが、少し踏み込んだ珍しい話題に広がることがあります。

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