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理想の人になるには手抜き上手が近道~全力投球でない自分を受け入れたら事態が好転!

コーチングする眼科医、mayuです。

コーチングプレイスの認定コーチをしています。

突然お聞きしますが、あなたは頑張っていない自分を許せますか?

簡単に許せるよ~って人もいるかもしれませんが、

多くの日本人にとって、これがなかなか難しい。

「努力は人を裏切らない」なんて言葉もありますから、きっと人は努力する人が好きなんだと思うんですよね。

頑張らない人は嫌い、という言葉も聞き覚えがあります。

しかしながら、努力というものは簡単に人を裏切ります。

言い方を変えれば、私たちは「正しい努力の仕方」を学校でも家庭でもなかなか学習してきていないので、ただがむしゃらに「努力っぽいこと」をしてしまって、その結果として違うゴールにたどり着くことが多々あります。

よくあるのは、「やるべきこと」と思っていることに時間も体力も使いすぎてしまって、バランスを欠くことでしょう。

1.全力投球できない自分を受け入れるとは

たとえば、育休明けのお母さんが職場に復帰し、出産前と同じように働けない自分が不甲斐なく感じ、仕事に100%注げないのならやめたほうが良いと感じることがあります。

または逆に、仕事があるから家事に全力投球できず、夕飯にお惣菜を買ってしまうと自分を責めることがあります。

しかしながら、当然1日は24時間しかなく、人の体力も気力も有限ですから、100%何かにそそぐということは最初から困難です。

そこを努力でなんとかしたくなるのが、人間ってもの。

頭ではわかっていても、なかなか割り切れないことが多いんですよね。

それが、私も経験があるはずなのに、不思議だなあって思っていました。

どうしてそうなるのだろう?

ずっと考えていて、一つの答えにたどり着きました。

きっと、理想の自分になるためには手を抜くのではなくて努力するべきだと思っているからなのでは?!と。

理想のお母さんというのは、家事も育児も手を抜かず、仕事していたとしたらそこでもバリバリ、おしゃれも気を抜かない、ママ友つきあいもこなす、そんなイメージに近づくには、「手を抜いてはいけない」というのを常識にしているのでは、と。

2.手を抜くことで得られることがある

手を抜くことが悪いことだと思っている方にはなかなか気づかないかもしれませんが、

手を抜かないことによって失っていることがあって、手を抜くことで得られることがある、と私は思うのです。

一番は、「余力」です。

余力があって、周りや自分を俯瞰してみる力を残していることは、相当な強味になるはずなのですが、

なぜか人は余力をもつことを怖がることがあります。

時間が空いている。体も空いている。このことが物事をスムーズに進めるだけでなく、笑顔も増やしてくれますし、「緊急ではないが大切なこと」と呼ばれるものをこなす時間をくれます。

3.私が手抜きを覚えて得たこと

かくいう私も、以前はほんとになんでも自分で抱えてしまう人で、仕事も断れないし、きつくてもなんでも引き受けてしまっていました。

目標を達成するために自分に鞭打って無理にこなすこともしばしばでした。

でも、それでは他人に優しくなれないし悩むばかり。体調も良くないし、イライラしやすいし、、、

そのころからでしょうか。嫌なことはしないという考え方に出会い、そうやって生きている方たちが実はものごとをうまく廻していて、周りも迷惑になっていなくて、しかも周囲の人にも優しく接しているということに気づいたのです。

でも、自分がいざ色々手放そうとすると、勇気がいります。

なかなか難しい。

それでも、「何を大事に思うか」「生きる上で大切にしている価値観はなにか」をもとに、手を抜く癖をつけていくうちに、ちょっとずつ上手になってきたように思います。

手抜きをして自分を整えること自体にOKを出す

ゆるい自分も許していきたいですね。


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