発達障害とは何ぞや⑧

以前、学校に行きたがらない子どもたちは異常だと思われていました。
彼らは「登校拒否」と呼ばれ、精神科治療の対象となっていました。
1983年、「生徒の健全育成をめぐる諸問題~登校拒否を中心に~」という生徒指導資料が文部省によって作成され、登校拒否の生徒に対する具体的対応策として、「病院への収容治療」が示されました。
それらの児童が入れられた病院では、食堂への通路に置かれたベッドや椅子に縛られ、しびん、オムツをあてられて5日間も拘束されていた子どももいました。
子どもたちの多くが、本人の意思に反して入院させられ、なかには麻酔をかけられて両手両足を縛られ、病院に連れてこられたという例もありました。
つっぱっているという理由で無理やり精神病院に収容され、怒って暴れると体に電気ショックを10カ所もかけられたという事例もありました。
 
そして1988年9月、朝日新聞夕刊の一面に「30代まで尾引く登校拒否児 早期完治しないと無気力症に 複数の療法が必要」と題された記事が掲載され、登校拒否は早期に精神科医や心理学者など専門家に相談する必要性があると力説しました。
この記事が一気に火をつけ、子どもたちが次々と精神病院に強制入院させられることになりました。
 
多くの子どもたちが犠牲になり、1992年、ようやく文部省は「登校拒否はどの子にも起こりうる」と認識を変えました。
それ以降、不登校は病気ではないという認識が広がり、露骨な強制入院などは下火になりましたが、精神科医に連れて行かれる子どもがいなくなったわけではありません。
 
そして、精神医療産業は新たな切り口を見つけました。
2002年、発達障害を重視する精神科医たちが「LD(学習障害)、ADHD、高機能自閉症により学習や生活について特別な支援を必要とする児童生徒も6%程度の割合で通常の学級に在籍している」と結論付ける報告書を作り、この6%という数字を前面に掲げ、国からの「支援」を求めました。
児童精神科医たちは生涯にわたって支援と称した飼い殺しを実践していくよう画策しているのです。
 
<大笑い! 精神医学より引用>
 
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