精神安定のためのメニュー

本来私は精神薬を中心とした医原病や薬害を取り扱ってきたので、精神をおかしくする食事については指導する機会が多かった。
ここでもそのような経験に沿ってメニューを考察してみることにする。
 
バージニア州の少年院で囚人276人を対象に行われた興味深い研究がある。
砂糖の摂取を減らしたグループと、普通食のグループと、それぞれの行動変化を比べるというものだ。
この実験を行ったシュテフェン・ショーエンセーラー博士によると、砂糖の摂取を減らしたグループは普通食のグループに比べ、反社会的行動が46%低下した。
特に暴行が82%減、盗みは77%減、と激減した。
この結果を受けてワシントンなど12の少年院、計8000人における同様の大規模調査が行われ、この調査でも反社会的行動は47%減という結果が出た。
彼らに対する栄養学的研究では、ビタミンB1.2.6、ナイアシン、葉酸、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などの不足が目立った。
 
これらは栄養学ですべての精神症状が改善するというものでは決してない。
どんなものでも改善率は100%ではなく、基本的には「そうなった社会的原因」を追求しなくてはならない。
しかし食事や栄養素は精神を落ち着かせるための、基本的土壌であることは間違いない事実である。
その基礎的土壌の上にどんな社会的コミュニティを作っていくかで、精神的に豊かな国か貧しい国かが決まる。
 
話をメニューに戻すと精神を安定させることに関し、甘いものを避ける、ナイアシンの重視、カルマグの重視、そして油をとるということを念頭に置く。
精神的に落ちている場合は肉食を入れることも考慮していただきたい。
 
<医者いらずの食べ方より抜粋>
 
 
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