避けられない社会毒

社会毒という名が示す通り、人間の身体に悪影響を与える物質、すなわち毒なのだから、避ければよいと思うかもしれません。
しかし、そこにこそ社会毒の大きな問題があるのです。
結論から言いますと、社会毒のすべてを避けることはできません。
生活習慣を見直したり、意識を変えることによって、ある程度であれば社会毒を避けることはできると思います。
しかし、くり返しになりますが、すべての社会毒を避けることは不可能なのです。
なぜなら社会毒は、現代社会の構造そのものに浸透していて、個々人の努力といったものだけでは、避けることができないからです。
これを理解するためには、まず目先の利益と欲望だけにとらわれてきた人間たち、そして社会の罪を自覚しなければ社会毒には意識を向けることができないでしょう。
中にはどうせ避けることができないなら、社会毒など気にしないという人も当然いることと思います。
しかし、私は避けられるものは避けるように努力するべきだと思いますし、多くの人が社会毒を意識し、変えようと考えることによって、社会の仕組みそのものが変わる可能性もあると考えています。
たとえば日本よりも進んでいるヨーロッパでは、この社会毒的なものに対して次々と規制が進んでいます。
残念ながら先進国中で最も遅れているのが日本である、と断言せざるを得ない状況です。
社会毒に対してどのように向かい合うかは、みなさんの判断にお任せします。
 
<薬毒論より抜粋>
 
 
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