動物性脂肪はいいか悪いか

飽和脂肪を避けることが今の日本では基本的な健康法だということで認識されています。
しかし、本当にそれは正しいのでしょうか?
医者や栄養士はずっと脂を敵視するよう教えられていますが、もっと脂とは何であるかを考えねばなりません。
 
どんな食べ物に、飽和脂肪が含まれているのか?
肉や酪農製品、植物ではココナッツなどが有名です。
人類は歴史上長い間飽和脂肪を食べてきており、古代の人々たちのほうが現代人よりよほど現代病にはならなかったのは、複数の文献で示されています。
そうでなくても油や脂肪というのは細胞や細胞膜、神経組織、ホルモンなどを作るのには欠かせない材料であり、避けるものではなく積極的に摂取すべきものです。
もちろんその時には「きれいな飽和脂肪」という条件が付きますが。
 
低脂肪食品や甘味料に手を出してしまった段階であなたが健康になる可能性は極めて低いでしょう。
甘味料ばかりの「ダイエット」食品を食べるのは、健康そうに見えて地獄に突っ走っているだけだと知ることが重要です。
砂糖、人工着色料、甘味料、GMO(遺伝子組み換え)、その他化学物質が入っていないかチェックしても損はありません。
 
動物性脂肪の是非を問う時には必ず古典的な民族の健康度の話が出てきます。
たとえばエスキモーやインディアンやアボリジニーといった、ある意味有名人たちの食生活が重要なヒントとなります。
たとえば昔のエスキモーは、ほとんどの人が動脈硬化性疾患やガンにはならなかったことが複数の研究でわかっています。
その中で現代科学において一番の要因と推測されているのが、彼らが生の質のいいアザラシ肉を食べていたからではないかということがあります。
その中には多くの微量元素やビタミンやEPAその他が含まれており、かつ動物性脂肪やアミノ酸も豊富であって、まさに生命を食べることで生命をつないでいるわけです。
しかし、その後、彼らは移住し、西洋的な食生活や住環境に囲まれるようになると、彼らには今までほとんど経験したことのなかったガンや動脈硬化性疾患が激増しました。
それは現代人の食事に彼らがあわせたがゆえであるとされています。
 
もともと植物性の脂は高熱になると化学反応により変化しやすく、そのためドレッシングなどに亜麻仁油、エゴマ油、オリーブ油などが用いられてきたわけです。
それに比して動物性脂肪は熱にも耐えやすく、現代人の食べ方を考えれば見直しても損はありません。
ただ、繰り返すようにそこには条件があるわけです。
現代の動物性脂肪には畜産の肉を含めて、違う種類の添加物や毒性物質が入っています。
それらを考えずしていい動物性脂肪を摂取することはできないのです。
 
<おかんと医者の社会科見学より引用>
 
 
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