血液製剤

万一手術を受けるような場合になった場合に直面するはずの輸血についても一言触れておきたいと思います。
非加熱血液製剤による薬害エイズ事件の事例でもわかるように、基本的に自分以外の血液を体内に取り込むことには当然ながら著しいリスクがあります。
薬害エイズ事件のような事例は論外ですが、1971年にアメリカでなされた調査では
「輸血によって年間三万人が血清肝炎に罹患し、そのうちの三千人が死亡している。潜在的なものを含めると、年間十万人が輸血によって血清肝炎にかかっていると推測される」
という報告を出しています。
輸血に関しては、そのメリットとデメリットではデメリットの方が多いのではないかと疑問を呈する医学者も増えてきており、それにともない手術時の出血・失血を制御することによって輸血なしで手術を行う無輸血手術が広まってきています。
これは欧米ではどんどん広まっておりますが、日本は時代遅れの医療後進国ですので、まったく無輸血手術の拡大や輸血の危険性が叫ばれることはありません。
また、よくドラマなどで家族が輸血するシーンを見かけますが、輸血する人と輸血される人の血液が似通っている場合、移植片体宿主病(GVHD)という重大なショック症状を起こす恐れがあることを知っておいてください。
 
輸血の危険性や無効性については様々な論文がありますが、たとえば「輸血は益となるより害となる可能性がある」との研究結果を、米科学アカデミー紀要(PNAS)においてノースカロライナ(North Carolina)州デューク大学(Duke University)医療センターが発表しています。
なんと輸血を受けた患者のほうが心臓発作、心不全、脳卒中などの発生率が高く、死に至る場合もあるとまとめているのです。
 
輸血については危険性を指摘するデータが多数存在します。
たとえば南カリフォルニア大学の研究では、「喉頭ガンにかかった人のうち、病気が再発した割合は、輸血を受けなかった患者の場合が14%、輸血を受けた患者の場合が65%であった。口腔、咽頭、鼻もしくは副鼻腔のガンが再発する割合は、無輸血の場合が31%、輸血を受けた場合は71%だった」と報告しています。
 
(Cancer)と呼ばれる有名な雑誌では、結腸ガンの患者の場合、輸血は、長い間生き延びることに関してかなりの悪影響を及ぼすことがわかった。このグループの場合、輸血した患者の48%、輸血をしなかった患者の74%が約5年、生き延びた」と報告しています。
 
輸血が行なわれるようになる前、胃腸からの出血による死亡率は2・5%に過ぎなかったといわれているのですが。輸血が習慣的に行われるようになって以来、大規模な研究の大半は10%の死亡率に上昇したと「英国手術ジャーナル」は報告しています。
 
輸血を受けた患者が普通の感染症(エイズとか肝炎という意味ではなく)にかかりやすいという研究もあります。
P・I・タッター博士は結腸直腸の手術に関する研究で、「輸血を受けた患者のうち、25%に感染症が見られたのに対し、輸血を受けなかった患者で感染症が見られたのは、4%であった。また輸血は、手術前、手術中、手術後のいつ行なわれたものであろうと、感染性合併症と関連しており、手術後の感染の危険は、投与された血液の単位数に応じて、徐々に増し加わった。股関節置換術に際して輸血を受けた人の23%に感染症が見られたのに対し、輸血を受けなかった人には感染症がまったく見られなかった。」と報告しています。
 
ブルース・スピース教授は、心臓手術の際に血液の主要成分を輸血することについて、「術後の経過が輸血によって良くなることを裏付ける医学文献はなきに等しい」。
しかもそのような輸血の多くが、「深刻な外傷以外のほとんどすべての場合において、益よりも害を及ぼすようだ」。
「肺炎、感染症、心臓発作、脳卒中の危険」が増大するなどと報告しています。
 
また、医学界でも権威ある論文とされているニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌にも、「推定66%の輸血は不適切である」とする報告がのせられています。
それなのに日本でこれだけ輸血や血液製剤が用いられているのは、やはり医療界と赤十字の強大な利権があるからなのです。
 
<薬毒論より抜粋>
 
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