医原病という病気

実はみなさんが思っている以上に病院での治療が原因で病気を悪化させる事態は起きています。
ただ、よほど重大な事態におちいるようなケース以外では、裁判沙汰になったり、報道されたりすることはないので、認識していないだけなのです。
 
この医療行為が原因で生ずるさまざまな疾患や病状の悪化のことを医原病と呼びます。
耳慣れない言葉だと思いますが、何も私が作った造語ではありません。
ちゃんとした専門的な言葉で、英語ではiatrogenic diseaseといいます。
 
この医原病という考え方は何も新しい概念ではなく、古代ギリシャ時代から医者が患者に害を与える(病状を悪化させる、別の病気の原因となるなど)可能性については、常に医師が心にとめておくべき重要な考え方だとされていました。
その証拠に長い間、医療従事者たちのバイブルとされていた『ヒポクラテスの誓い』の中にも
患者に害を与える治療法は絶対選択してはいけない
との戒めの一文があるくらいです。
しかし、この戒めもむなしく、医原病がまんえんしているといったら、驚くのではないでしょうか。
 
<薬毒論より抜粋>
 
 
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