「1日3食」で不健康になる

「1日3食」がなぜ不健康をもたらすのか。
これは、野生動物や古代人の食べ方と断食の理論がヒントになります。
まず、1日3食、律儀に食べる野生動物はいるでしょうか?
聞いたこと、ありませんよね。
特に肉食動物は狩猟だけでもひと苦労であり、1日に3食も食べることはできません。
草食動物はどうでしょう。
彼らはエネルギーを維持するためにかなりの時間を食事に費やしますが、こちらも律儀に食べる法則はありません。
季節によっては食べることができない時期も訪れるでしょうし、空腹でいる時間は長いはずです。
それでも肉体や精神を保つことができる構造になっているのです。
では、古代人はどうでしょうか。ネイティブアメリカンやイヌイット、アイヌやアボリジニの人々、さらには平安時代や江戸時代に生きた人々であれ、1日3食をお腹いっぱい食べれるでしょうか?
野生動物と同じく、狩猟ができた時にまとめて食べることも多かったでしょうし、また農耕が始まった後の時代でも1日2食、しかも粗食が一般的だったと言われています。
それなのに、この飽食の現代人よりも健康的な肉体を持っていたのです。
しかも、古代人や野生動物がかかった病気といったら、
・感染症
・外傷
・骨折
・死産
・食料難による栄養失調
・他の獣に襲われる
・老衰
などが主。
 
現代の主立った病気はどうでしょう。
・ガン
・心筋梗塞などの心臓病
・脳梗塞や脳出血など
・アレルギーと呼ばれる病気
・神経疾患や免疫疾患と呼ばれる難病
・精神疾患と呼ばれるもの
・機能性疾患と呼ばれるもの
 
このほかに、古代人や野生動物でもかかる感染症、骨折、外傷なども主な病気としてあげられますが、この食と病の違いからいっても、私たちがかかる病気の多くは、自分たちが食べているものによってつくられていることがわかります。
古代人がなぜ平均寿命が低いかというと、幼児死亡率が高いこと、外傷などの救急疾患で亡くなってしまうことが主原因であり、それがなければ彼らは非常に病気にもならず長生きすることがわかっているのです。
 
<あなたを殺す食事生かす食事より抜粋>

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