福島原発事故で増大するがんのリスク

放射能については安全論と危険論がありますが、危険極まりないに決まっています。
私のクリニックでは尿中セシウムの内部被ばく測定も行っており、その精度は理研や同位体研究所をも上回ります。
測定値などをつぶさに見ていると汚染の広がりを感じるとともに、放射能に対して一般の方がどれだけ対応しているか、していないかで、個人の被ばく量に大きな差が出ていると感じます。
 
原発は全く収束したわけではありません。
にもかかわらず原発行政と原発ビジネスは着々と推し進められているのが現実であり、その理由は日本の経済のためと政府はうそぶいています。
次世代に毒を残し続ける無責任な政府やその関係者の「閉じ込め政策」によって、日本は世界中から非難されているのが現実なのです。
もし詳しく知りたい方は拙著「原発と放射能の真実」をお読みください。
 
さて放射線ががんを増大させていることについて、考察してみましょう。
 
アメリカの放射能の関する有名な科学者であるスターングラス博士は2006年来日した際に、戦後の日本において海岸沿いの国土2割程度の面積に人口が集中しており、原発も近くに配置されていることが、戦後50年でがんの発症が増え続けていることと関係していると指摘しています。
 
それから5年後の2011年。東日本大震災で原発事故が勃発した福島を中心に、甲状腺がんや心臓病死が増加傾向にあります。
甲状腺がんを代表とする放射性物質による病気は、すぐに出るというより数年たってから顕在化してきます。
チェルノブイリでは5年くらいたってから膨大な数字になっていきましたが、人口密度の高い日本でもすでにその兆候があり、今後その数字はさらに悪化していくでしょう。
しかし放射能との因果関係の証明が難しいことを、政府は利用してその影響を隠蔽し続けようとするでしょう。
さらにある程度年齢を重ねた大人に比べて子どもにおいては放射線のリスクは10倍から20倍くらいは跳ね上がることがわかっています。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
 
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https://www.reservestock.jp/page/index/38516

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