他者が治そうとする行為の愚かさ

これもしょっちゅうみかけますが、他者はいいことをやっていると勘違いしているので始末に負えません。
この場合の他者は家族が一番多いですが、友人の場合もたまにありますし、治療家と呼ばれる人のおせっかいもたまにあります。
つまり誰かが病気になっていると、親や伴侶や子ども、友人などが「これをやった方がいい」「これをやらないほうがいい」「西洋医学の治療は危ない」「代替療法アは素晴らしい」と吹聴することです。
これは医学不要論を知っている人の多くがやってそうですよね。
なのになぜダメなのでしょうか。
 
一言でいうならそこに患者本人の意思がないからです。
こうやって言われたら患者の多くは反発するでしょうし、反発しないとしてもそれで真に受けたら西洋医学の信者と同じです。
重要なのは患者本人がいろいろと調べたうえで、納得する=腑に落とすということなのです。
だから他者は本人が興味を持ってきたときに情報を与えるとか、私のような人間の情報を興味を持った時に提示するのはかまいません。
しかし押し付けになると逆効果になるのは必定なのです。
 
違う言い方をするなら、現代西洋医学を受けて死にたい人を止めるすべはないのです。
確かに私は現代西洋額を批判し、たくさんの効かない人、薬害にあった人、医療過誤にあった人を見てきました。
しかしそれもまた本人が選択したものです。
仮に選択が間違っていたとしても、それを他人が矯正(強制)することはできません。
もし、それでもあなたが家族であり、どうにかしたいと本心で願うなら、何時間も時間をかけて、その人ときちんとコミュニケーションをとって、自分の知識を高めて、必要なら土下座でも喧嘩でも何でもして、真の意味で人間として接してください。
 
私はそれをやっている人を見たことはありません。
なのにこの他者という存在は、ちょっと情報を知ったからといって、家族や伴侶や友人に対して、てきとーに代替療法を提示して、「あの人は私の言うことを聞いてくれない」という究極のわがままに陥るのです。
それは本当は善意ではありません。
善意の餡をかぶった支配であり、相手に対するコントロールです。
見方を変えれば、その人を治癒の方向に進ませないのは、ほかならぬいい人のふりをしているあなた、他の方法論を教えているあなたなのです。
 
治らない人たちというのは、自分にとって不都合な知識や情報には決して耳を傾けません。
治らない人たちは常に自分のプライド優先であり、自分の過去が優先だったりします。
それを理解したうえで会話をしないといけないのです。
量子医学の世界では自分の病気は自分が作り出したものなので、治せるのも自分だけなのです。
よって周りがどれほどにおせっかいしようが説得しようが、治らない人は治りません。
 
私はこれによって現代西洋医学を肯定しているのではありません。
そうではなく、他者のコントロール、わかったふり、本人の意思の重要性、本人の納得の重要性、そして本音で家族や友人と語り合うこと、腹を見せ合うこと、本気でぶつかることを説いているのです。
病気というのは人生において一つの転機であり、それが癌となると命さえも左右する問題なのです。
そこで重要なのは具体的方法論以前に、本人の納得、選択、人間関係なのだということを、あらためて思い出さないといけません。
それができないのならはっきりいって「ほっとく」ことが重要なのです。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
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