医学は人に幸福をもたらす?

医学は、「人に幸福をもたらすため」という人もいるが、この問いは非常に複雑な意味を込めている。
まず最初に断言するが人に幸福をもたらすことは医学の仕事ではない。
それは人々が医学にそうしてほしいと錯覚しているだけだ。
医学は本質的にそのような仕事を背負わないし、仮に病気を治して(ここでも本質的に治して)幸せや感謝が訪れたとしても、それは副次的に訪れただけのことである。
 
にもかかわらず精神医学でも他の医学でもそうだが、医学がまるで医学を通り越して、世界中のいろんな問題を解決して、世界に幸福をもたらさねばならないかのような風潮が、あらゆる分野に浸透している。
このような考え方を「医療化」と呼ぶが、これは非常に危険な考えであり愚かな考えであることを悟らねばならない。
その医療化概念自体が、医療業界や製薬業界があなたに向けた洗脳そのものであり、その考えが何の解決も導かないことを悟らねばならない。
 
よって人に幸福をもたらすということは本当の医学とは関係がない。
もちろん本当の医学であれば一定の割合で人を死から救うことは可能であり、それによって副次的に幸せになれるかもしれないことは述べたとおりだ。
しかしこの考えは決して本当の医学においては持ってはいけない。
この概念こそ、人を医療詐欺に陥れるための巧妙な罠であることを知っていただきたく、問いとして取り上げた次第なのである。
 
<医学不要論より抜粋>
 
 
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