三つの輪

わたしは医学不要論の根幹として、ロジャー・ウイリアムズ博士の「生命の輪」をさらに発展させた「三つの輪」を提案したい。
これは概念的なものでありわたしの独断であって、何の科学性や論理性があるわけではないが、参考になる考え方であると思う。
この三つの輪もそんなに難しい話ではないのだ。
 
生命の輪の根幹は46種の栄養素だが、その周囲にもう一つ大きな細かい鎖たちをイメージする。
これらは46種の必須栄養素以外の他に、絶対必須ではなくても有用かつ必要なものをつなぎ合わせる。
例えば酵素類、SOD(スーパー・オキシド・ジムスターゼ)類、サポニン、常在菌、葉緑素、食物繊維(多糖類など)、芳香性成分、ケイ素など挙げればきりがないであろう。
栄養素に理解のある方ならこれも入れろというのもあるかもしれない。
私より詳しい人はこの世にたくさんいらっしゃるだろうから、有益なものであればご自身で輪の中に入れてもらって結構である。
 
これを46種の生命の輪の外に配置して、相互の輪が協調できるようになれば、体内としてはより病気になりにくくなる。
重要なことは、イメージとして考えればよいのであって「この栄養素が大事!」のように、単一論にこだわらないことが最も重要なのである。
単一論こそが生命の輪の根本的思想を狂わせる。
人体や社会や世界というのはそんな単純なものではなく、複合理論と複合素因の永遠の組み合わせであるはずだからだ。
その中でも基本となる輪を作ることがヒントになると思い提唱しているわけである。
 
ではもう一つの輪はなんであろうか。
それが精神の輪である。
思想や思考の輪と知ってもいいだろう。
悲しいかな、人間が動物や虫や植物と最も違うのは、その思想力や思考力の高さである。
つまりどんな栄養素をとっていても、どんなに社会毒を避けていても、ただそれだけでは求めるものは得られないのだ。
精神は肉体を超越するとさえいわれることがあるが、それらの輪を一体のものとして考えることはとても重要なのである。
よく慢性的な栄養不足なのだが非常に健康と思われる人々がいる。
これは生命の輪だけでは説明できないが、精神の輪を加えると説明を加えやすい。
 
この輪は一体どのように他の輪と絡むだろうか?
これもイメージで結構だが、この精神の輪は生命の輪たちの内にも外にもない。
あえて表現すれば直角になるように、三つの輪で良い球体ができるようなイメージで配置されるのだ。
 
これらは三つの生命の輪を作る。
輪は一つだけ切れても必ずしもすべてのバランスを崩すわけではない。
しかしいくつかのものが狂えば形はいびつになっていく。
それはすなわち人生や健康に直結していくことだろう。
 
<医学不要論より抜粋>
 
 
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